オタクとロリ
第41話〜海岸〜
一泊二日の鎌倉旅行。二日目。
「わー!!海だー!」
という、アニメなんかでよくあるセリフを俺と花凛は七里ヶ浜に着き言った。
泊まった旅館から江ノ電に乗ること10分。
夏の海水浴シーズンになると砂浜一帯は海の家が立つここ、七里ヶ浜は今の季節はカップルは疎か地元の人はサーファーを除けば来ないという知る人ぞ知る穴場。
で、例の如くこの七里ヶ浜もアニメの聖地なのだ。
「慎、ここだよここ!」
海岸に降りてから5分ほど歩いたところで花凛は、そう言った。
「あぁ、ここだな。」
この場所はアニメ『思春期タコ野郎はロリータ先輩の夢を見ない。』で、主人公の修善寺知也がスマホを海に投げた場所。
…はっきり言って、スマホを海に投げたシーンはアニメ本編で一回しか出てきていないのでよほどのファンじゃないと聖地には行かない。
しかし、俺も花凛もこの作品の大ファンなのだから話は別だ。
「ねぇ、あれやっていい?」
「あぁ、その辺に落ちてる木を使ってならな。」
花凛は、例のスマホを海に向かって投げる。と、いうおっかなびっくりな事をしたいらしいので、俺は小さい流木を使ってやるように言った。
花凛は、足元に落ちていた小さい流木を拾い右手で持ち「ばかやろー!」と叫んで海に向かって思い切り投げた。
花凛が投げた木は、数秒ほど宙を舞いポチャンッと海に落ちた。
(………。これ、他の人が見たらすごい光景だよな。)
それから、俺たちは海岸近くのお店で昼飯を食べ、今度は江ノ島のほうに向かった。
「わー!!海だー!」
という、アニメなんかでよくあるセリフを俺と花凛は七里ヶ浜に着き言った。
泊まった旅館から江ノ電に乗ること10分。
夏の海水浴シーズンになると砂浜一帯は海の家が立つここ、七里ヶ浜は今の季節はカップルは疎か地元の人はサーファーを除けば来ないという知る人ぞ知る穴場。
で、例の如くこの七里ヶ浜もアニメの聖地なのだ。
「慎、ここだよここ!」
海岸に降りてから5分ほど歩いたところで花凛は、そう言った。
「あぁ、ここだな。」
この場所はアニメ『思春期タコ野郎はロリータ先輩の夢を見ない。』で、主人公の修善寺知也がスマホを海に投げた場所。
…はっきり言って、スマホを海に投げたシーンはアニメ本編で一回しか出てきていないのでよほどのファンじゃないと聖地には行かない。
しかし、俺も花凛もこの作品の大ファンなのだから話は別だ。
「ねぇ、あれやっていい?」
「あぁ、その辺に落ちてる木を使ってならな。」
花凛は、例のスマホを海に向かって投げる。と、いうおっかなびっくりな事をしたいらしいので、俺は小さい流木を使ってやるように言った。
花凛は、足元に落ちていた小さい流木を拾い右手で持ち「ばかやろー!」と叫んで海に向かって思い切り投げた。
花凛が投げた木は、数秒ほど宙を舞いポチャンッと海に落ちた。
(………。これ、他の人が見たらすごい光景だよな。)
それから、俺たちは海岸近くのお店で昼飯を食べ、今度は江ノ島のほうに向かった。
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