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隣の席の山中くんは男の娘!?

マッチ棒

第12話

何故こんなことになってしまったのか、目の前で恥ずかしそうに立っている彼女---------いや、彼を見ながら俺は思い出す。

***

時間は遡ること1時間前。

山中家リビングでどら焼きをいただいていた最中にやって来た山中姉・詩織さんが1人でに自己紹介をし、それにつられて俺も自己紹介をした。

そしてその後、山中の「ねぇ、僕の部屋に行かない?(照れ)」と言う誘いに乗り、俺はリビングを後にし玄関から見て真正面にある二階へと続いている階段を上がり山中の部屋へと向かった。



「ここだよ?」


二階に上がると扉が三つ。一つは、詩織さんの部屋。一つは、山中父、母の部屋。

山中は、その一番奥の扉の前で止まり後ろからついてきていた俺に言った。



ガチャリ


山中は、目の前にある檜の香りがどことなくする扉をゆっくりと恥ずかしそうに開ける。

すると、そこには男子高校生の部屋とは思えないような上品かつ落ち着いた空間が広がっていた。





「とりあえず、そこのベッドに座ってて」


部屋に入るなり山中は、そう言った。


(これは、何というかまぁ…不思議な空間だな。)


山中は、れっきとした1人の男子高校生。思春期真っ只中…のはずだ。なのに、こいつの部屋からは何一つとして男子高校生らしさは感じられない。


「おう。じゃあ、遠慮なく座られてもらうぜ」

俺は、何やら机の上を片している山中にそう伝えベッドに腰を下ろ------------------すフリをして気づかれないようにベッドの下を覗き込んだ。


(いくらあの山中ってたって、エロ本の一つや二つは持ってるだろう)

俺は、手探りでベット下を探る。



しばらく探していると、「んっ!?これは何だ?」---------俺は、ある細長い物体を見つけた----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------。

と、同時に背後から声をかけられた。


「何してるの?咲良井くん?」


(…あ、やべぇー…終わった)


どうする?適当なことを言って無かったことにするか?いや、それとも………


瞬時に脳内であれやこれやと考える。


「ねぇ、咲良井くん」

すると山中は再び声をかけてくる。

「……ん?ど、どうした?」


やや動揺しながら返事を返すと、山中は続けてこう言った。


「もしかして、ベッドの下のやつ見ちゃったの?」


(…………。あ、終わった……)








「す、すまなかった。つい興味本位で除いたんだ。本当にすまん」


俺は、目の前に立っている山中に向かって日本独自の謝りかた------------------------土下座をした。



それから数秒、無の時が流れる。


………。!?


恐る恐る顔をあげてみると、山中は不思議そうに俺を見ていた。















***

と、まぁそんなことがあった後、山中は俺がベッドの下で見つけた細長い物体が実は、コスプレに使う小道具だということを説明してくれた。

さらには、自信作だというネコミミ尻尾+メイド服を見せてくれるということになった。以上だ。

















つづく

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