隣の席の山中くんは男の娘!?
第5話
次の日。昨晩、急に降り出した雨はまだ止む気配がない。
俺は、目覚ましの音によって起き寝間着を脱ぎ捨て制服に着替え、いい匂いがするリビングへと足を運んだ。
♢
「おはよう」
リビングに行くと、3つほど歳の離れた妹が朝食の準備をしていた。
「あ、おはよー。お兄ちゃん」
妹の名は、彩華。現在中学生。
俺たち兄妹は、両親と離れて暮らしている。
と、言うのも親父とお袋は仕事の都合で海外にいるのだ。
2人が日本を出て行ったのは、俺が中学を卒業した頃。つまり、最近だ。
2人は、同じ会社に勤めておりその会社の支店が海外移動になったらしく、それに合わせて2人も海外へ。
と、言うわけだ。
まったく、家事全般ができない俺と正反対の妹を日本においていくとは…
それから、俺たちは朝食を済ませ互いに学校へと向かった。
♢
俺の家から学校までは徒歩で20分かかる。
なので、入学当時からバスを使っている。
「おはよう」「おう!」「おはよう」「あ、おはよう」「昨日のテレビ見た?」「うん、見た見た」
学校付近のバス停で降りて校門をくぐるとそんな会話が周りから聞こえてきた。
俺は、誰とも話さずにC組の教室に向かい自分の席に座った。
……えーと、一限は生物だったっけなぁ。
友達がいない俺は、というか人が(主に陽キャが)苦手な俺は誰とも話さずに一限の準備をする。
鞄から教科書,ノート,ペンケースを出していると横から「おはよう」と声が聞こえてきた。
…?
空耳かと思い無視していると再び横から「ねぇ、おはよう」と聞こえてきた。
二回も聞こえてきたので、空耳じゃないと思った俺は声のする方に体と頭を向ける。
するとそこには、スカートを履いた……いや、女子用の制服を着た山中がいた。
          
俺は、目覚ましの音によって起き寝間着を脱ぎ捨て制服に着替え、いい匂いがするリビングへと足を運んだ。
♢
「おはよう」
リビングに行くと、3つほど歳の離れた妹が朝食の準備をしていた。
「あ、おはよー。お兄ちゃん」
妹の名は、彩華。現在中学生。
俺たち兄妹は、両親と離れて暮らしている。
と、言うのも親父とお袋は仕事の都合で海外にいるのだ。
2人が日本を出て行ったのは、俺が中学を卒業した頃。つまり、最近だ。
2人は、同じ会社に勤めておりその会社の支店が海外移動になったらしく、それに合わせて2人も海外へ。
と、言うわけだ。
まったく、家事全般ができない俺と正反対の妹を日本においていくとは…
それから、俺たちは朝食を済ませ互いに学校へと向かった。
♢
俺の家から学校までは徒歩で20分かかる。
なので、入学当時からバスを使っている。
「おはよう」「おう!」「おはよう」「あ、おはよう」「昨日のテレビ見た?」「うん、見た見た」
学校付近のバス停で降りて校門をくぐるとそんな会話が周りから聞こえてきた。
俺は、誰とも話さずにC組の教室に向かい自分の席に座った。
……えーと、一限は生物だったっけなぁ。
友達がいない俺は、というか人が(主に陽キャが)苦手な俺は誰とも話さずに一限の準備をする。
鞄から教科書,ノート,ペンケースを出していると横から「おはよう」と声が聞こえてきた。
…?
空耳かと思い無視していると再び横から「ねぇ、おはよう」と聞こえてきた。
二回も聞こえてきたので、空耳じゃないと思った俺は声のする方に体と頭を向ける。
するとそこには、スカートを履いた……いや、女子用の制服を着た山中がいた。
          
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