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隣の席の山中くんは男の娘!?

マッチ棒

第3話

山中に呼び出された。それも、昼休みに。

…なんのようなんだ?俺は、まぁ…忙しくはないが昨日買ったラノベを読みたかった。

と、ぶつぶつ言いながら屋上へと続く階段を上がる。

俺の通っている高校は、このご時世にそぐわない感じで屋上が常に解放されている。

なので、授業をサボったりされたくはないが、喝上げ的なことも出来るようになっている。

ギィー

重い扉を開け、屋上を見る。

……あれ?誰もいない?

見渡す限りありんこ一匹すら見当たらない。


…一体、山中はどこに…?


ピトッ

すると、突然目頭あたりに冷たい感触が伝わる。

!?

俺は、急いで自分の手でそれを触る。


…が、何もない。


なんだ、気のせいか?

そう思っていると今度は、後ろから声が聞こえた。


「咲良井くん。」

!?

慌てて後ろに振り返ると、そこには件の山中がいた。

「……お、おう。そこにいたのか…」

俺は、あくまで冷静を装いつつ返事する。

「ふふふ。咲良井くん、すごくびっくりしてたね。」

が、山中には見破られ煽られた。

「…べ、別にビビってなんかねぇよ。それより、話ってなんだ?」


話を本題に戻す。


「うん。実は、僕から咲良井くんに言いたいことがあって。」

「お、おう。なんだ?」

「実は、僕…授業中に寝ても気付かれないんだ。」

彼は、頬を赤らめながら言った。

………は?!

こいつは、何を言ってるんだ?


いくら天然そうとは言え、それは流石にない。

「え、えーと、つまりは?」

俺が聞き返すと、山中は少し頬を膨らませながら「だ、だから、授業中に寝ても気付かれないんだってば。」と言った。


だめだ、全然話が見えてこない。

ってか、そんなことあるわけないだろうが。

そんな特殊能力があったら、みんなとっくに使ってるし。

……でも、そういえばさっき、堂々と寝てたのに何も言われていなかったような気が…


いやいや、気のせいだろ。


と、言うことで俺は「そうかそうか。わかったよ。じゃあ、俺は教室に戻って本読むからじゃあな。」と適当に返事をして屋上から去った。







つづく

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