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隣の席の山中くんは男の娘!?

マッチ棒

プロローグ

高校2年になってすぐの、ある春の日のこと。

「それじゃあ、クラス委員の決めた席に移動しろ。」

俺のいる2年C組の担任・西野がそう言うとクラスの奴らは、椅子と机を持って自分の新たなる席へと移動し始めた。

(ハァー、新学期早々席替えかよ)

と、せっかく名前順で憧れの八ッ橋さんの隣になれたのに早々に席替えをすると言い出した、クラス委員の大河&担任に心の中で文句を言いながら俺も自分の決められた場所へと移動する。


俺の新たなる席は、列的には窓側。そして場所的には一番後ろ。

(一番、嫌な位置だぜ)

一番後ろの席というのは、授業中に当てられる確率が意外と多くそして、休み時間クラスの奴らがたまる場所でもある。

生憎、2年C組隠キャランキング1位の俺にとっては休み時間に人が大量に来るというのは、この世で最も嫌なイベントの一つである。

さらにそれに加え、一年の時に仲の良かったオタク集団は皆、隣のD組に行ってしまった。

(…くそっ!なんなんだよ、俺の高校生活は)


ってか、大体…席替えを突然するとか小学生じゃないんだから。

まぁ、あーだこーだ思っていると、「うんしょっ」と隣から声が聞こえてきた。

(…ん?なんだ?)

気になったので、隣を見てみるとそこには華奢な体つきの少女…いやいや、高校生男子が震えながら机を持っていた。


「……えーと、大丈夫?」

俺は、思わず声をかけ、机を持つ。

すると、向こうは「あ、ありがとうございます。助かりました。」となんとも可愛らしくて礼を言った。


それから、クラス全員の移動が完了して席替えが終了した。

俺は、隣の席になった男の子?に早速自己紹介をする。

「俺の名前は、咲良井斗真(さくらいとうま)って言うんだ。これから、よろしくな。」

すると、向こうも自己紹介をしてきた。

「こ、こちらこそよろしくお願いします。ぼ、僕は山中凌(やまなかりょう)って言います。」



…これが、俺とあいつの出会いだった。


























つづく

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