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隣の席の山中くんは男の娘!?

マッチ棒

第1話

まるで女の子のような男子クラスメイトと、隣の席になって最初の授業が始まった。

「じゃあ、昨日の復習からだ。沢渡、教科書の4ページを読め」

そう言ったのは、国語担当の望月。そこそこの顔で女子生徒からも人気のある教師。

望月に指名された生徒・沢渡は、早速教科書を読み始める。

内容は、古典。俺が苦手分野だ。…大体、昔の話を読んで何を学べるというのだ?

俺は、沢渡が読み終わるのをボーっと、待っていた。

ふと、隣の席の山中を見る。


「……!?」

俺は、山中の方を見て驚いた。なんと、彼は教科書で頭全体を隠し、寝ていたのだった。

………っく、なんて奴だ。クラス全体を見渡しても、寝ている奴なんて1人もいない。……まぁ、スマホをいじってる奴はいるけど。

なのに、何故だ。あと、望月には気付かれていない様子。


こいつ、すごいな…。

ーーーってか、そんなことより起こさねば。

もし、万が一望月が寝ている山中を見つけたらおそらく、大変な事になるだろう。

そうと決まれば………

俺は、早速山中を起こす事にした。


「おーい、山中。起きろ、起きてくれ」

俺は、子猫に話しかけるように小さな声でそう言う。

だが、山中はピクリとも反応しない。

…くそっ、こうなったらもう一度。


「おーい、起きろってば」

…今度は、どうだ?

すると、山中は「ん〜〜…」と、まるで天使のような声でそう言いながら目をゆっくりと開けた。


それから、俺の方を向いて天使のような笑顔で一言。

「咲良井くん。おはよ〜」












つづく

          

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