同棲。
第15話
夕飯にて。
「ねぇ、莉緒ちゃん。」
私は肉じゃがのじゃがいもを口に運ぼうとしている莉緒ちゃんに尋ねる。
「ん?どうしたの。有希さん」
彼女は箸を止め私の顔を見る。
「あのね」
私は、莉緒ちゃんに伝えるべき真実を伝えた。
***
わたしが幼稚園に入った頃両親は離婚した。原因は、お父さんの浮気。仕事から帰るのが遅いからお母さんが理由を聞いたら、お父さんは開き直ったような態度で浮気していたと告白した。
2人が離婚してからは、お母さんとの二人暮らし。
でも、それも長くは続かなかった。
♢
わたしが小学校に入って三年くらい経った頃のこと。
お母さんは突然、「この人が莉緒の新しいお父さんだから」と言って金髪で背の高い男の人を連れてきた。
まぁ、お母さんが認めた人なのだから大丈夫だろうと思っていたけど、あの人が豹変したのはそれから半年ほど経った頃だった。
***
「ーーーーーーーーーーってわけなの。だから女の子同士じゃ子供は作れないの。」
女の子同士だと、人間の体の作り的に子供が作れないと言うことを莉緒ちゃんに伝えると、彼女は「そっか……なら仕方ないね」と若干下を向きながら言った。
それから、夕飯の続きをする。
すると、今度は莉緒ちゃんの方から「あの有希さん。話があります」と言ってきた。
私は、味の染みたじゃがいもを口に入れ数回咀嚼してから莉緒ちゃんの方を見て話を聞き始めた。
***
「じゃあ、お母さん同窓会に行ってくるからお父さんとお留守番しててね」
新しいお父さんが来て半年ほど経ったある休日の日。お母さんは中学の同窓会があると言って家を出かけて行った。
そして、それがわたしの人生を変えるきっかけになった。
お母さんが出て行ってから10分ほどして、わたしがリビングでテレビを見ているとお父さんが隣にやってきて言った。
「莉緒ちゃん。お父さんと一緒に気持ちいことしない?」
当時のわたしは、この言葉の意味がよくわからなくてお父さんの誘いなら受け入れようと思い「うん、いいよ」と答えてしまった。
そこからは、想像できる通りのことだった…………
***
「ーーーーーーーー莉緒ちゃんにそんな過去があっただなんて……」
莉緒ちゃんの話を聞き終えた私は、思わず流れ出てしまった涙を拭い彼女の元へと駆け寄り「莉緒ちゃん、私がいるからもう心配しないでね」と言い彼女を抱きしめた。
その後、2人でお風呂に入り私たち2人は眠りについた。
          
「ねぇ、莉緒ちゃん。」
私は肉じゃがのじゃがいもを口に運ぼうとしている莉緒ちゃんに尋ねる。
「ん?どうしたの。有希さん」
彼女は箸を止め私の顔を見る。
「あのね」
私は、莉緒ちゃんに伝えるべき真実を伝えた。
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わたしが幼稚園に入った頃両親は離婚した。原因は、お父さんの浮気。仕事から帰るのが遅いからお母さんが理由を聞いたら、お父さんは開き直ったような態度で浮気していたと告白した。
2人が離婚してからは、お母さんとの二人暮らし。
でも、それも長くは続かなかった。
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わたしが小学校に入って三年くらい経った頃のこと。
お母さんは突然、「この人が莉緒の新しいお父さんだから」と言って金髪で背の高い男の人を連れてきた。
まぁ、お母さんが認めた人なのだから大丈夫だろうと思っていたけど、あの人が豹変したのはそれから半年ほど経った頃だった。
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「ーーーーーーーーーーってわけなの。だから女の子同士じゃ子供は作れないの。」
女の子同士だと、人間の体の作り的に子供が作れないと言うことを莉緒ちゃんに伝えると、彼女は「そっか……なら仕方ないね」と若干下を向きながら言った。
それから、夕飯の続きをする。
すると、今度は莉緒ちゃんの方から「あの有希さん。話があります」と言ってきた。
私は、味の染みたじゃがいもを口に入れ数回咀嚼してから莉緒ちゃんの方を見て話を聞き始めた。
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「じゃあ、お母さん同窓会に行ってくるからお父さんとお留守番しててね」
新しいお父さんが来て半年ほど経ったある休日の日。お母さんは中学の同窓会があると言って家を出かけて行った。
そして、それがわたしの人生を変えるきっかけになった。
お母さんが出て行ってから10分ほどして、わたしがリビングでテレビを見ているとお父さんが隣にやってきて言った。
「莉緒ちゃん。お父さんと一緒に気持ちいことしない?」
当時のわたしは、この言葉の意味がよくわからなくてお父さんの誘いなら受け入れようと思い「うん、いいよ」と答えてしまった。
そこからは、想像できる通りのことだった…………
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「ーーーーーーーー莉緒ちゃんにそんな過去があっただなんて……」
莉緒ちゃんの話を聞き終えた私は、思わず流れ出てしまった涙を拭い彼女の元へと駆け寄り「莉緒ちゃん、私がいるからもう心配しないでね」と言い彼女を抱きしめた。
その後、2人でお風呂に入り私たち2人は眠りについた。
          
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