ループしますか、不老長寿になりますか?
007 森の賢者
「どなたかな?」
「ご機嫌よう、森の賢者様。わたくし、モカ=マティと申します。バルサミコ王国を出て来たばかりの、ただの娘でございますが、よろしければしばらくの間この家に、わたくしを置いては下さいませんでしょうか?」
「は?」
まあ、そういう反応になりますわよね。
最初拾われた時以外はこのように押しかけて、毎回同じ反応をされますのよ。
「家政婦代わりと思っていただいて構いません、家の中、かなり散らかっていらっしゃるでしょう?」
「なんでそれを……」
「まだ秘密ですわ」
わたくしは唇に人差し指を当ててクスリと笑いました。
森の賢者様、お名前をスコッチ=ラテと仰いまして、黒い艶やかな髪に、黒真珠のような深い輝きの瞳を持っていらっしゃる方です。
とても顔立ちが整っていらっしゃって、なぜこんな森の中に居るのかとお尋ねしたことがあったほどです。
その時の答えは、煩わしい外の世界から身を離したいから、と言われました。
まあ素顔を晒したら、モテてしまい、薬師の研究どころじゃなくなってしまいそうですしね。薬師の仕事だけでしたら、商隊に売っているので、問題はない感じです。
あとは近場の村に呼び出されたときに出張するぐらいでしょうか? 何度かご一緒させていただきましたが、どの村からも歓迎されていらっしゃいました。
ただ、どの村に行く時も仮面を被っていらっしゃって、お顔は見えないようになっております。
ちなみにわたくしにも、仮面を付けるように指示をされました。どうしてかと聞きますと、容姿について騒がれたくないと言われてしまいました。
確かに、スコッチ様の容姿では騒がれてしまいますものね。
「まあいい、入りなさい」
「ありがとうございます」
わたくしはにっこりと笑みを浮かべて、開かれた、懐かしいドアをくぐりました。
中に入ってみれば、そこにはあちらこちらに本や書類が散乱し、薬草が窓に乱雑にかけて干されており、その下にはすり鉢やビーカー等がめちゃくちゃに置かれていました。
これ、使用している本人も、どこに何があるのかわかっていないんですよ。全く困りますわよね。
「それで、バルサミコ王国のキャラメル公爵家のご令嬢がいったい何の御用かな?」
「あら、わたくしはキャラメル公爵家と縁を切った只の娘でございますわよ。シェインク様との婚約も破棄されておりますし、本当にただのモカという小娘でございますの」
「は? 婚約破棄? 縁を切った?」
「ええ、婚約者を横からポッと出て来た頭のイカレタ娘に奪われたので、これ以上ややこしいことに巻き込まれる前に出てまいりましたの」
わたくしのざっくばらんな説明にスコッチ様は頭を抱えました。まあ、常識ではありえませんものね。
「嘘だろう? バルサミコ王国のモカ公爵令嬢と言えば、黄金の薔薇の妖精とも譬えられるほど可憐で、王族教育でも優秀だと評判なのに、それを婚約破棄? しかも婚約破棄されたから国を飛び出してきた? 一人で? ありえないだろう」
「事実ですわよ? ああ、髪の色を変えているのでわからないかもしれませんわね」
そう言って、わたくしは髪の色を元のプラチナブロンドに戻します。
「ほう、無詠唱で魔法が使えるのか」
「まあ、経験だけはございますので」
「そうか」
わたくしはにっこりと微笑みます。スコッチ様は深く詮索をなさらないところも、好感が持てますわよね。
「それで、行く当てもございませんので、しばらくの間家政婦代わりに、置いていただきたいのでございます」
「ふむ。……中々に興味深そうだし、まあ構わないかな。部屋は」
「二階の奥の使っていない物置部屋で結構ですわよ。ベッド等は魔法の収納ボックスに入れて持ってきましたのでお気になさらずに」
「はっ」
スコッチ様は面白そうに笑いました。
「なぜ知っているか興味があるが、今は聞かないでおこうか、後のお楽しみにしておこう」
「うふふ、そうですわね。話したら日が暮れてしまいますものね。とりあえずは物置部屋を片付けませんとね」
「まあ、勝手にすると良い。僕はここにいるから」
「それは結構ですが、足元にある本を踏みつけたりなさらないで下さいませね」
「……気を付けよう」
今まさに踏みつけようとしていた足を浮かせて、スコッチ様は苦い顔をなさいました。
そう言った顔も様になるのですから、美形って得ですわよね。
わたくしは二階に上がると、隅の方にある、ドアを開きました。そこは埃まみれの物置部屋で、掃除道具なども乱雑に置かれています。
本や使わなくなった道具も置かれておりまして、わたくしはまず本棚の埃を風魔法で飛ばし、水魔法で濡らした雑巾で拭きあげてから、床に散らばった本を風魔法で持ち上げると、本棚に収納していきます。
窓を開けて空気を入れ替えて、カーテンを洗浄魔法で綺麗にしつつ、風魔法で部屋の埃を纏めていきます。
ある程度埃などが纏まったところで、窓から埃などを放り出します。
床に何もなくなったのを確認して、水魔法で部屋の床に薄く水を張り、また風魔法で洗浄魔法をかけておいた雑巾で拭き取っていきます。
床が綺麗になったところで、収納ボックスからベッドを取り出して、窓辺に置きます。他にも、ロッキングチェアや化粧机などを配置していきます。
全て置き終わった時には、すっかり手狭な感じになってしまいましたが、この手狭感が何とも言えず良いのですよね。
この間、約三十分と言ったところでしょうか?
部屋の改装とも言える掃除を終えて、部屋を出ると、そこにはスコッチ様がいらっしゃいました。
「どうかなさいましたか?」
「いや、複数の魔法の気配を感じたものでな。……君はいくつもの属性の魔法を使えるのか?」
「ええ、全ての属性魔法が使えますわ」
「光魔法と闇魔法も使えるというのか? 相反する魔法属性を習得するのは難しいというのに」
「それなりに経験がございますので」
わたくしは、またにっこりと笑みを浮かべてそう言います。
「そんな事より、生まれ変わった物置部屋をご覧くださいます? 中々にいい感じに仕上がりましたのよ」
「見ても構わないのか? 仮にも女の子の部屋だろう?」
「あら、賢者様になら構いませんわ」
「スコッチと呼びなさい」
「わかりました、スコッチ様」
そう言ってドアを大きく広げ、スコッチ様を部屋へ招き入れますと、スコッチ様は大きく様変わりした物置部屋に目を見開きました。
「ここまでこの短時間でやったというのか」
「まあ、慣れておりますので」
引っ越し作業は何回も経験しておりますものね。
「この調子で、一階の作業場も掃除いたしますけれども、その前にわたくしのお話をご希望でしょうか?」
「そうだな、掃除なら明日でも死にはしないが、君の話は今日中に聞いておきたいからな」
「では、スコッチ様はロッキングチェアにお座りください、わたくしはベッドに座りますので」
「そうさせて貰おうか」
スコッチ様は早速と言わんばかりにロッキングチェアに座ると、わたくしがベッドに座り話し始めるのを、目を輝かせて待っていらっしゃいます。
そんな様子に、やれやれと思いつつもわたくしはベッドに腰かけて、ループを繰り返している事、そうして毎回二十歳で死んでしまうので、今回はそれを回避するために、不老不死になったという錬金術師を探していることを説明いたしました。
ループを繰り返していることに関しては、疑ってはいらっしゃらないようです。
まあ、本来なら知り得ない事を知っていたのですし、王族教育で忙しかったはずのわたくしがこのように全属性の魔法を使えることなどから、疑うことが無かったのでしょう。
ただ、不老不死になった錬金術師の件に関しては、眉間にしわを寄せてため息をついていらっしゃいました。
やはりスコッチ様でも思い当たる節がないのでしょうか、少し残念ですわね。
「不老不死になった錬金術師か」
「思い当たる節はございませんか?」
「ないことはない」
「まあ!」
その言葉にわたくしは思わず目を見ひらいて驚いてしまいます。手がかりがこんな近くにあったなんて、わたくしってば迂闊ですわね。
まあ、ここのところは完全に自由に生きていましたので、スコッチ様の所に来ることもありませんでしたものね。
「魔族と不用意に契約をしたせいで、愚かにも長寿を得てしまった、愚かな錬金術師なら知っている」
「魔族と契約……」
それは古に失われた禁断の魔術ですわね。
数多ループを繰り返している私でも、魔族に出会ったことはございませんわ。
まあ、スコッチ様から最初の方に魔族は人間界に人間として紛れて生活をしていたりもすると聞いていますので、知らずにいるだけなのかもしれませんけれども。
「その方は今どこに?」
わたくしの問いに、スコッチ様は苦笑を浮かべ、自分を指しました。
「私がその愚かな錬金術師だ」
「……まあ」
わたくしは目を丸くしてスコッチ様を見ました。
本当でしょうか? いえ、スコッチ様がこのような嘘を吐くことはございませんわね。
「もしかして、スコッチ様が村に行くときに仮面を付けていくのは、変わらない容姿を隠すためなのでしょうか?」
「それもあるな」
「そうですか。それで、魔族との契約というのはどのようなものなのでしょうか?」
「やめておけ、碌な事にならない」
「でもわたくし、二十歳以降の人生も歩みたいのでございます」
わたくしの言葉に、スコッチ様は深くため息を吐きました。
「ループを繰り返して、君も存外頭がおかしくなったらしい」
まあ、失礼ですわね。
話し終えたころには、夜の帳も降りてまいりましたので、魔族との契約云々に関しては、明日、一階の作業場の掃除を終えてから聞くということになりました。
「ご機嫌よう、森の賢者様。わたくし、モカ=マティと申します。バルサミコ王国を出て来たばかりの、ただの娘でございますが、よろしければしばらくの間この家に、わたくしを置いては下さいませんでしょうか?」
「は?」
まあ、そういう反応になりますわよね。
最初拾われた時以外はこのように押しかけて、毎回同じ反応をされますのよ。
「家政婦代わりと思っていただいて構いません、家の中、かなり散らかっていらっしゃるでしょう?」
「なんでそれを……」
「まだ秘密ですわ」
わたくしは唇に人差し指を当ててクスリと笑いました。
森の賢者様、お名前をスコッチ=ラテと仰いまして、黒い艶やかな髪に、黒真珠のような深い輝きの瞳を持っていらっしゃる方です。
とても顔立ちが整っていらっしゃって、なぜこんな森の中に居るのかとお尋ねしたことがあったほどです。
その時の答えは、煩わしい外の世界から身を離したいから、と言われました。
まあ素顔を晒したら、モテてしまい、薬師の研究どころじゃなくなってしまいそうですしね。薬師の仕事だけでしたら、商隊に売っているので、問題はない感じです。
あとは近場の村に呼び出されたときに出張するぐらいでしょうか? 何度かご一緒させていただきましたが、どの村からも歓迎されていらっしゃいました。
ただ、どの村に行く時も仮面を被っていらっしゃって、お顔は見えないようになっております。
ちなみにわたくしにも、仮面を付けるように指示をされました。どうしてかと聞きますと、容姿について騒がれたくないと言われてしまいました。
確かに、スコッチ様の容姿では騒がれてしまいますものね。
「まあいい、入りなさい」
「ありがとうございます」
わたくしはにっこりと笑みを浮かべて、開かれた、懐かしいドアをくぐりました。
中に入ってみれば、そこにはあちらこちらに本や書類が散乱し、薬草が窓に乱雑にかけて干されており、その下にはすり鉢やビーカー等がめちゃくちゃに置かれていました。
これ、使用している本人も、どこに何があるのかわかっていないんですよ。全く困りますわよね。
「それで、バルサミコ王国のキャラメル公爵家のご令嬢がいったい何の御用かな?」
「あら、わたくしはキャラメル公爵家と縁を切った只の娘でございますわよ。シェインク様との婚約も破棄されておりますし、本当にただのモカという小娘でございますの」
「は? 婚約破棄? 縁を切った?」
「ええ、婚約者を横からポッと出て来た頭のイカレタ娘に奪われたので、これ以上ややこしいことに巻き込まれる前に出てまいりましたの」
わたくしのざっくばらんな説明にスコッチ様は頭を抱えました。まあ、常識ではありえませんものね。
「嘘だろう? バルサミコ王国のモカ公爵令嬢と言えば、黄金の薔薇の妖精とも譬えられるほど可憐で、王族教育でも優秀だと評判なのに、それを婚約破棄? しかも婚約破棄されたから国を飛び出してきた? 一人で? ありえないだろう」
「事実ですわよ? ああ、髪の色を変えているのでわからないかもしれませんわね」
そう言って、わたくしは髪の色を元のプラチナブロンドに戻します。
「ほう、無詠唱で魔法が使えるのか」
「まあ、経験だけはございますので」
「そうか」
わたくしはにっこりと微笑みます。スコッチ様は深く詮索をなさらないところも、好感が持てますわよね。
「それで、行く当てもございませんので、しばらくの間家政婦代わりに、置いていただきたいのでございます」
「ふむ。……中々に興味深そうだし、まあ構わないかな。部屋は」
「二階の奥の使っていない物置部屋で結構ですわよ。ベッド等は魔法の収納ボックスに入れて持ってきましたのでお気になさらずに」
「はっ」
スコッチ様は面白そうに笑いました。
「なぜ知っているか興味があるが、今は聞かないでおこうか、後のお楽しみにしておこう」
「うふふ、そうですわね。話したら日が暮れてしまいますものね。とりあえずは物置部屋を片付けませんとね」
「まあ、勝手にすると良い。僕はここにいるから」
「それは結構ですが、足元にある本を踏みつけたりなさらないで下さいませね」
「……気を付けよう」
今まさに踏みつけようとしていた足を浮かせて、スコッチ様は苦い顔をなさいました。
そう言った顔も様になるのですから、美形って得ですわよね。
わたくしは二階に上がると、隅の方にある、ドアを開きました。そこは埃まみれの物置部屋で、掃除道具なども乱雑に置かれています。
本や使わなくなった道具も置かれておりまして、わたくしはまず本棚の埃を風魔法で飛ばし、水魔法で濡らした雑巾で拭きあげてから、床に散らばった本を風魔法で持ち上げると、本棚に収納していきます。
窓を開けて空気を入れ替えて、カーテンを洗浄魔法で綺麗にしつつ、風魔法で部屋の埃を纏めていきます。
ある程度埃などが纏まったところで、窓から埃などを放り出します。
床に何もなくなったのを確認して、水魔法で部屋の床に薄く水を張り、また風魔法で洗浄魔法をかけておいた雑巾で拭き取っていきます。
床が綺麗になったところで、収納ボックスからベッドを取り出して、窓辺に置きます。他にも、ロッキングチェアや化粧机などを配置していきます。
全て置き終わった時には、すっかり手狭な感じになってしまいましたが、この手狭感が何とも言えず良いのですよね。
この間、約三十分と言ったところでしょうか?
部屋の改装とも言える掃除を終えて、部屋を出ると、そこにはスコッチ様がいらっしゃいました。
「どうかなさいましたか?」
「いや、複数の魔法の気配を感じたものでな。……君はいくつもの属性の魔法を使えるのか?」
「ええ、全ての属性魔法が使えますわ」
「光魔法と闇魔法も使えるというのか? 相反する魔法属性を習得するのは難しいというのに」
「それなりに経験がございますので」
わたくしは、またにっこりと笑みを浮かべてそう言います。
「そんな事より、生まれ変わった物置部屋をご覧くださいます? 中々にいい感じに仕上がりましたのよ」
「見ても構わないのか? 仮にも女の子の部屋だろう?」
「あら、賢者様になら構いませんわ」
「スコッチと呼びなさい」
「わかりました、スコッチ様」
そう言ってドアを大きく広げ、スコッチ様を部屋へ招き入れますと、スコッチ様は大きく様変わりした物置部屋に目を見開きました。
「ここまでこの短時間でやったというのか」
「まあ、慣れておりますので」
引っ越し作業は何回も経験しておりますものね。
「この調子で、一階の作業場も掃除いたしますけれども、その前にわたくしのお話をご希望でしょうか?」
「そうだな、掃除なら明日でも死にはしないが、君の話は今日中に聞いておきたいからな」
「では、スコッチ様はロッキングチェアにお座りください、わたくしはベッドに座りますので」
「そうさせて貰おうか」
スコッチ様は早速と言わんばかりにロッキングチェアに座ると、わたくしがベッドに座り話し始めるのを、目を輝かせて待っていらっしゃいます。
そんな様子に、やれやれと思いつつもわたくしはベッドに腰かけて、ループを繰り返している事、そうして毎回二十歳で死んでしまうので、今回はそれを回避するために、不老不死になったという錬金術師を探していることを説明いたしました。
ループを繰り返していることに関しては、疑ってはいらっしゃらないようです。
まあ、本来なら知り得ない事を知っていたのですし、王族教育で忙しかったはずのわたくしがこのように全属性の魔法を使えることなどから、疑うことが無かったのでしょう。
ただ、不老不死になった錬金術師の件に関しては、眉間にしわを寄せてため息をついていらっしゃいました。
やはりスコッチ様でも思い当たる節がないのでしょうか、少し残念ですわね。
「不老不死になった錬金術師か」
「思い当たる節はございませんか?」
「ないことはない」
「まあ!」
その言葉にわたくしは思わず目を見ひらいて驚いてしまいます。手がかりがこんな近くにあったなんて、わたくしってば迂闊ですわね。
まあ、ここのところは完全に自由に生きていましたので、スコッチ様の所に来ることもありませんでしたものね。
「魔族と不用意に契約をしたせいで、愚かにも長寿を得てしまった、愚かな錬金術師なら知っている」
「魔族と契約……」
それは古に失われた禁断の魔術ですわね。
数多ループを繰り返している私でも、魔族に出会ったことはございませんわ。
まあ、スコッチ様から最初の方に魔族は人間界に人間として紛れて生活をしていたりもすると聞いていますので、知らずにいるだけなのかもしれませんけれども。
「その方は今どこに?」
わたくしの問いに、スコッチ様は苦笑を浮かべ、自分を指しました。
「私がその愚かな錬金術師だ」
「……まあ」
わたくしは目を丸くしてスコッチ様を見ました。
本当でしょうか? いえ、スコッチ様がこのような嘘を吐くことはございませんわね。
「もしかして、スコッチ様が村に行くときに仮面を付けていくのは、変わらない容姿を隠すためなのでしょうか?」
「それもあるな」
「そうですか。それで、魔族との契約というのはどのようなものなのでしょうか?」
「やめておけ、碌な事にならない」
「でもわたくし、二十歳以降の人生も歩みたいのでございます」
わたくしの言葉に、スコッチ様は深くため息を吐きました。
「ループを繰り返して、君も存外頭がおかしくなったらしい」
まあ、失礼ですわね。
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