当て馬の当て馬ってあんまりですわ
謝罪を受けました
「セシーリア様」
この日は新入生の上位貴族の令嬢との昼食会のため、彼女たちと歩いていると後ろから声をかけられ、振り向けばそこにはシンシア様の婚約者であるライディーン様がいらっしゃった。
「ご機嫌ようライディーン様。何か御用でしょうか?」
「少しお時間をいただきたいのです。本当に少しで結構ですし、他の令嬢方に同席していただいて構いません」
「そうですか。皆様はよろしくて?」
そう言って首を傾げれば「はい」と返事が返ってきたので食堂に着くまでという条件で話しを聞くことにした。
「それで、どうかなさいました?何か授業でわからないとことがございますか?」
「いえ、授業に関しては私の不出来故のことですので、今しばらく自力で精進したいと思います」
「そうですの」
「話しというので、先日私の婚約者がセシーリア様や上級生の令嬢に失礼な発言をした件です」
「ああ、あのことですか」
4日ほど前、食堂で同席になった際の暴言のことだろうとクスリと笑う。
「気にしておりませんよ。シンシア様は医療魔法を共に学ぶ学友ですもの。忌憚のない意見も時には必要でしょう」
「ありがとうございます」
「そういえば、ライディーン様。貴方はシンシア様に社交は最低限でいいとおっしゃったんですってね?」
「はい。あれに貴族の社交は向いておりませんので」
「なぜ?」
「取り繕うというものが苦手なのです。いつまでも子供のような純粋さと素直さをもっているのです。私はそんな彼女を愛しく思っております」
「そう。お話しは以上でしょうか?」
「はい」
「そうですか、ではお先にどうぞ」
そういって手で少し離れたところに見える食堂を示せばライディーンは早足で食堂へ向かっていった。
「婚約者も大変ですわね」
「シンシア様には私どもも手を焼いておりますの」
「まあ、そうですの?」
「彼女ダンスだけは得意なのですが、他は下級貴族の令嬢の中でも最低レベルですわ」
「魔力操作技術は優秀だと言いていましてよ」
「ええ、そうですわね。訂正いたします、ダンスと魔法関係だけが得意なんですのよ」
「流行がなんなのかどこで作られているのか、それに伴う卸元や卸先。そう言ったことには興味がないと覚える気がないように見えます」
「礼儀作法は本当に最低限、嫁入りしたところで公の場にあれでは出ることもままならないでしょう」
「刺繍も向いていないそうで、あのようなことをするぐらいなら魔法の勉強をしたほうがましという発言を教師になさってました」
でてくる話題に思わず口が開きそうになり、とっさに笑みを作る。
「困った方ですのね」
「それだけではありませんのよ」
「そろそろ食堂ですわ。続きは席に着いてからにいたしましょうね」
「あ…はい」
しまったと三人の令嬢が顔を赤くするのに優しい笑みを向ければ、さらに顔を赤くするもセシーリアの後をついてくる。
全員が注文を終えて4人掛けの席について食事を始めると、しばらくは流行のことや授業で何をしたかなどの話で盛り上がるが、中盤になってくるとやはりシンシア様の話題になってきてしまう。
「あの方、楽器の扱いも苦手なようで」
「ああ先日の騒音の件ですわね。ほかの下級貴族の子女が眉をしかめて耳をふさいだとか」
「まあ、そのようなことがあったんですか」
「はい。確かヴァイオリンの授業だったはずです」
「確かになれていない方では最初音を出すのも難しいですからね」
「でもあの音は流石に。どうしてほかの楽器に変更なさらないのかとみんなで首をかしげてましたのよ」
「ライアーを今度お勧めしてみてはいかがでしょう」
「だめですわ。あの方弦を切ってしまわれましたもの」
「はい?」
「あれは指が痛まないように強化魔法を自分の手に掛けるか、すでに強化魔法の掛かった琴爪つけるのですがあの方はご自分の指先に強化魔法をかけて、弦をはじいた時に切ってしまいましたの」
「弦をですか?」
「ええ」
「それは、強化魔法の加減を間違えたということでよろしいのかしら?」
「おそらくは」
将来有望というか、調整は必要だとかいろいろなことが頭の中をめぐるが、いろいろな思いをサラダと共に押し込める。
「チェンバロはどうだったのでしょうか?」
「ヴァイオリンとライアーよりはましといったかんじでしょうか。それでも練習すればそれなりにはなると思うのですが…」
「なにかありましたの?」
「ただじっと部屋の中で座って演奏するよりも青空の下でのびのびと演奏したほうが楽しいとおっしゃったようで…」
絶句するしかない。そもそも、貴族の令嬢は青空の下のびのびと演奏することはない。
考え方がほぼ庶民に近い。
「それは、教師の方もお困りですわね」
「はい。幸いダンスがお得意ですのでそれで単位は取れるかと思いますが、私たちも心配しておりますの」
それはシンシア様を心配しているのではなく、あの方が自分立ちと同じ上位貴族になる言うことが心配なのだろう。
「あの方はなんというか、いろいろ足りていらっしゃらないのですわ」
「花々を愛でる心はおありなのですが、美醜にだけとらわれその意味や役割をご存じございません」
「雑草と言ってハーブを抜かれそうになったと庭師が教師に訴えてきたりもしておりますの」
(それは本当に頭が痛いことですこと)
学園には貴重なハーブや魔草が植えられている。それは授業に使われることもあり、生徒が自由に観察できるようになっているのだが、抜かれては元も子もない。
(雑草と思って、ということは純粋に庭師の手伝いをしたいと思ったからなのでしょうけれど、貴族の令嬢としてはいただけませんわね。そもそも庭師への確認もなく手を出すこと自体ありえませんが)
物語では純真無垢で誰にでも優しく率先して手伝いをする様子が書かれていたところもあるので、恐らく本人に悪意はない。
「そうですわ。花と言えば学園のスイートアッサムが見ごろな時期ですわ。皆様でご覧になってはいかが?」
「え、皆様でですか?」
「ええ友好を深めるためにも」
「そうですわね。セシーリア様がそうおっしゃるのでしたら新入生皆で見に行ってみますわ」
仕方ないといった感じではあるが承諾してもらいセシーリアの顔に笑みが浮かぶ。
ぽっと令嬢方の頬が染まるがすぐに慌てて、それでも品を損なわない速度で食事を再開した。
「シア」
「ラディ様も今お帰りですの?」
「ああ。一緒に帰ろうか」
「嬉しいですわ」
その日珍しく殿下と帰りが一緒になった。
授業が終わる時間は一緒だが、殿下には殿下の付き合いがあるため、帰りの馬車が一緒になることはほとんどない。
エスコートされて馬車に乗れば、当たり前のように二人っきりにされる。
「今日新入生のライディーンと話していたな」
「ご婚約者の方についての謝罪をされておりました」
「謝罪?」
「先日食堂で一緒になった際に少し行き違いがございましたので」
「………ならいい」
「はい」
「来週は以前から言っていた隣国の大使が来る。せいぜいその顔で誑し込むといい」
「……」
「なんだ?不服か?」
「いいえ、そのようなことは」
「そうだろうな。うまく誑し込んで今の置かれている状況でも話して涙の一つでも流せば隣国はこの婚約に異議を申し立てるだろうな」
「それは…」
「そして我が国は血で染まるというわけだ。辺境伯もうまく隠したものだな。情報を得るまでに半年かかったぞ。隣国の第6位継承権を持つ孫皇女にして女大公の爵位を持っているとはな」
「隠していたわけでは…」
「隠していただろう」
「第六位などほとんど意味はございませんので」
「ほう?では我が国に近しいところに領地を持っているのは?」
「祖父の計らいにございます。本来であれば母に与えられたものですので」
そう言ったところであごを掴まれる。碧の瞳が浸りとセシーリアを見る。
「気が変わった。大使に会う場合は必ず私が同席する。必ずだ」
「かしこまりました」
「おかしな気を起こすよ。家族が大切なのであれば」
「どういう意味でしょうか」
「辺境伯の隣の領地が最近荒れているので第3騎士団を派遣している」
目を見開くがすぐに伏せる。
その程度で辺境伯の防衛力をどうにかできるものではない。
「シアがおかしな態度を取れば、間違ってその領の領民や領主が賊と間違われてしまうかもしれないな」
「なっ!なにをいって…」
「すぐ隣の領は栄えているというのに蹂躙される隣の領民はどう思うだろうな。羨ましいと思い辺境伯の領に逃げ込むか、はたまた本当に賊となって仇名すか」
「おやめください、どうか…」
「シアがおかしな気を起こさなければそんな未来は訪れないだろう」
だからいい子でいるようにと耳元でささやかれ、力なく頷く。
「それでいい」
顎を持ち上げられまた口づけをされる。
(これは慣れ?それとも諦め?…それとも)
口づけされることにすっかり抵抗することのなくなった体に、セシーリアは静かに涙を一筋流した。
この日は新入生の上位貴族の令嬢との昼食会のため、彼女たちと歩いていると後ろから声をかけられ、振り向けばそこにはシンシア様の婚約者であるライディーン様がいらっしゃった。
「ご機嫌ようライディーン様。何か御用でしょうか?」
「少しお時間をいただきたいのです。本当に少しで結構ですし、他の令嬢方に同席していただいて構いません」
「そうですか。皆様はよろしくて?」
そう言って首を傾げれば「はい」と返事が返ってきたので食堂に着くまでという条件で話しを聞くことにした。
「それで、どうかなさいました?何か授業でわからないとことがございますか?」
「いえ、授業に関しては私の不出来故のことですので、今しばらく自力で精進したいと思います」
「そうですの」
「話しというので、先日私の婚約者がセシーリア様や上級生の令嬢に失礼な発言をした件です」
「ああ、あのことですか」
4日ほど前、食堂で同席になった際の暴言のことだろうとクスリと笑う。
「気にしておりませんよ。シンシア様は医療魔法を共に学ぶ学友ですもの。忌憚のない意見も時には必要でしょう」
「ありがとうございます」
「そういえば、ライディーン様。貴方はシンシア様に社交は最低限でいいとおっしゃったんですってね?」
「はい。あれに貴族の社交は向いておりませんので」
「なぜ?」
「取り繕うというものが苦手なのです。いつまでも子供のような純粋さと素直さをもっているのです。私はそんな彼女を愛しく思っております」
「そう。お話しは以上でしょうか?」
「はい」
「そうですか、ではお先にどうぞ」
そういって手で少し離れたところに見える食堂を示せばライディーンは早足で食堂へ向かっていった。
「婚約者も大変ですわね」
「シンシア様には私どもも手を焼いておりますの」
「まあ、そうですの?」
「彼女ダンスだけは得意なのですが、他は下級貴族の令嬢の中でも最低レベルですわ」
「魔力操作技術は優秀だと言いていましてよ」
「ええ、そうですわね。訂正いたします、ダンスと魔法関係だけが得意なんですのよ」
「流行がなんなのかどこで作られているのか、それに伴う卸元や卸先。そう言ったことには興味がないと覚える気がないように見えます」
「礼儀作法は本当に最低限、嫁入りしたところで公の場にあれでは出ることもままならないでしょう」
「刺繍も向いていないそうで、あのようなことをするぐらいなら魔法の勉強をしたほうがましという発言を教師になさってました」
でてくる話題に思わず口が開きそうになり、とっさに笑みを作る。
「困った方ですのね」
「それだけではありませんのよ」
「そろそろ食堂ですわ。続きは席に着いてからにいたしましょうね」
「あ…はい」
しまったと三人の令嬢が顔を赤くするのに優しい笑みを向ければ、さらに顔を赤くするもセシーリアの後をついてくる。
全員が注文を終えて4人掛けの席について食事を始めると、しばらくは流行のことや授業で何をしたかなどの話で盛り上がるが、中盤になってくるとやはりシンシア様の話題になってきてしまう。
「あの方、楽器の扱いも苦手なようで」
「ああ先日の騒音の件ですわね。ほかの下級貴族の子女が眉をしかめて耳をふさいだとか」
「まあ、そのようなことがあったんですか」
「はい。確かヴァイオリンの授業だったはずです」
「確かになれていない方では最初音を出すのも難しいですからね」
「でもあの音は流石に。どうしてほかの楽器に変更なさらないのかとみんなで首をかしげてましたのよ」
「ライアーを今度お勧めしてみてはいかがでしょう」
「だめですわ。あの方弦を切ってしまわれましたもの」
「はい?」
「あれは指が痛まないように強化魔法を自分の手に掛けるか、すでに強化魔法の掛かった琴爪つけるのですがあの方はご自分の指先に強化魔法をかけて、弦をはじいた時に切ってしまいましたの」
「弦をですか?」
「ええ」
「それは、強化魔法の加減を間違えたということでよろしいのかしら?」
「おそらくは」
将来有望というか、調整は必要だとかいろいろなことが頭の中をめぐるが、いろいろな思いをサラダと共に押し込める。
「チェンバロはどうだったのでしょうか?」
「ヴァイオリンとライアーよりはましといったかんじでしょうか。それでも練習すればそれなりにはなると思うのですが…」
「なにかありましたの?」
「ただじっと部屋の中で座って演奏するよりも青空の下でのびのびと演奏したほうが楽しいとおっしゃったようで…」
絶句するしかない。そもそも、貴族の令嬢は青空の下のびのびと演奏することはない。
考え方がほぼ庶民に近い。
「それは、教師の方もお困りですわね」
「はい。幸いダンスがお得意ですのでそれで単位は取れるかと思いますが、私たちも心配しておりますの」
それはシンシア様を心配しているのではなく、あの方が自分立ちと同じ上位貴族になる言うことが心配なのだろう。
「あの方はなんというか、いろいろ足りていらっしゃらないのですわ」
「花々を愛でる心はおありなのですが、美醜にだけとらわれその意味や役割をご存じございません」
「雑草と言ってハーブを抜かれそうになったと庭師が教師に訴えてきたりもしておりますの」
(それは本当に頭が痛いことですこと)
学園には貴重なハーブや魔草が植えられている。それは授業に使われることもあり、生徒が自由に観察できるようになっているのだが、抜かれては元も子もない。
(雑草と思って、ということは純粋に庭師の手伝いをしたいと思ったからなのでしょうけれど、貴族の令嬢としてはいただけませんわね。そもそも庭師への確認もなく手を出すこと自体ありえませんが)
物語では純真無垢で誰にでも優しく率先して手伝いをする様子が書かれていたところもあるので、恐らく本人に悪意はない。
「そうですわ。花と言えば学園のスイートアッサムが見ごろな時期ですわ。皆様でご覧になってはいかが?」
「え、皆様でですか?」
「ええ友好を深めるためにも」
「そうですわね。セシーリア様がそうおっしゃるのでしたら新入生皆で見に行ってみますわ」
仕方ないといった感じではあるが承諾してもらいセシーリアの顔に笑みが浮かぶ。
ぽっと令嬢方の頬が染まるがすぐに慌てて、それでも品を損なわない速度で食事を再開した。
「シア」
「ラディ様も今お帰りですの?」
「ああ。一緒に帰ろうか」
「嬉しいですわ」
その日珍しく殿下と帰りが一緒になった。
授業が終わる時間は一緒だが、殿下には殿下の付き合いがあるため、帰りの馬車が一緒になることはほとんどない。
エスコートされて馬車に乗れば、当たり前のように二人っきりにされる。
「今日新入生のライディーンと話していたな」
「ご婚約者の方についての謝罪をされておりました」
「謝罪?」
「先日食堂で一緒になった際に少し行き違いがございましたので」
「………ならいい」
「はい」
「来週は以前から言っていた隣国の大使が来る。せいぜいその顔で誑し込むといい」
「……」
「なんだ?不服か?」
「いいえ、そのようなことは」
「そうだろうな。うまく誑し込んで今の置かれている状況でも話して涙の一つでも流せば隣国はこの婚約に異議を申し立てるだろうな」
「それは…」
「そして我が国は血で染まるというわけだ。辺境伯もうまく隠したものだな。情報を得るまでに半年かかったぞ。隣国の第6位継承権を持つ孫皇女にして女大公の爵位を持っているとはな」
「隠していたわけでは…」
「隠していただろう」
「第六位などほとんど意味はございませんので」
「ほう?では我が国に近しいところに領地を持っているのは?」
「祖父の計らいにございます。本来であれば母に与えられたものですので」
そう言ったところであごを掴まれる。碧の瞳が浸りとセシーリアを見る。
「気が変わった。大使に会う場合は必ず私が同席する。必ずだ」
「かしこまりました」
「おかしな気を起こすよ。家族が大切なのであれば」
「どういう意味でしょうか」
「辺境伯の隣の領地が最近荒れているので第3騎士団を派遣している」
目を見開くがすぐに伏せる。
その程度で辺境伯の防衛力をどうにかできるものではない。
「シアがおかしな態度を取れば、間違ってその領の領民や領主が賊と間違われてしまうかもしれないな」
「なっ!なにをいって…」
「すぐ隣の領は栄えているというのに蹂躙される隣の領民はどう思うだろうな。羨ましいと思い辺境伯の領に逃げ込むか、はたまた本当に賊となって仇名すか」
「おやめください、どうか…」
「シアがおかしな気を起こさなければそんな未来は訪れないだろう」
だからいい子でいるようにと耳元でささやかれ、力なく頷く。
「それでいい」
顎を持ち上げられまた口づけをされる。
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