fluch

おっしゃマン

プロローグ

 歩く―。歩く、歩く、歩く―。足元しか見えない。見渡せど、暗闇。濃い紫を含む暗闇だ。
だが、温かい。それは母のような温かさで―、どこか妖しい。それが一歩ずつ私を包んでいく―。

―逃げなさい―

声がする。

―近づいてはダメ―

もうだいぶ温カイ。

―戻れなくなるわよ―

嗚呼、優シイ温モリニ包マレル―。

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