異世界ハーレム☆美少女これくしょん
第二話
【ここは戦いの場。武器を取り、敵を討ち滅ぼせ】
【今回の標的は、エルフ国所属のメリッサの里】
【メリッサの里の全てのエルフを討滅し、占領せよ】
【殺し、犯し、蹂躙せよ】
がちゃん、と魔法陣が浮かび上がり無数の魔法武器が落ちてくる。ミストはいくつかの指輪を取るとその場から離れた。そしてリーアやアイリス、ガラルドに手渡していく。
「これは魔法防護の指輪。魔法による攻撃を大幅に減衰してくれる。そしてこっちが身体強化の指輪。肉体を大幅に強化してくれる。武器の方は今のままで十分火力が出るから大丈夫だ。あっちは素人向けの低品質だが使いやすいやつが揃っているだけだからな」
「ありがとうございます、ミスト様」
「ふーん、これで身体強化と魔法防御ね。ただの指輪なのに」
「殺し合いに必要とされ支給されたものです。その効果は侮れません」
紫髪の少女は顔面を蒼白にして言う。
「私は一体何をすれば良いの? どうすれば生き残れる?」
「あの魔法武装の中から自分に合ったものを見つけて装備すれば良い。そうすれば生き残れる確率が格段に上がる。そして標的を見つけ次第殺せ」
「ありがとう」
紫髪の少女は魔法武装を漁りだす。他の傍観者達も紫髪の少女につられて魔法武装に手をつけ始めていた。中には立派な鎧を纏った剣士が剣の魔法武装を手に入れる姿もあった。
(さて、何人生き残れるか)
ミストは仲間の三人以外は特に助けるつもりはなかった。ここで呼ばれるNPC達はランダムでイベントが起こっても旨味があまりないからだ。生き残っていればミッション中に援護してくれるだけの性能はあるが、手間をかけるほどの存在価値はなかった。
それよりもリーア、アイリス、ゲラルドの方が重要だった。このミッションは一人でなら何回もクリアしているが、仲間を生存させたままクリアとなると難易度が跳ね上がるからだ。もちろんそれをこなしてきた過去の実績はあるが、一発勝負となると緊張するものだ。
「さて、みんな。今回も固まって動こう。アイリスが後衛、リーアが中衛、ゲラルドと俺が前衛だ。エルフの里を襲撃することに忌避感があるかもしれないが、制限時間内に達成しなければ俺たちは元の生活に戻れない。腹をくくってくれ」
「同族殺しか。嫌な運命ね」
「大丈夫ですか? アイリスさん」
「ええ、ありがとう。こうなった以上やるしかないわ。やってやる」
魔法陣が展開される。
「よし、ここから先は戦場だ! 気張っていけ!」
「はい!」
異空間にいたものは魔法陣によって転移された。
ミスト達が現れた場所は住宅地だった。木造建築のエルフの家が立ち並び、自然の素材で作られた家はエルフらしいさを象徴する造形だった。
だが無情にもミストは言う。
「アイリス、火炎魔法で焼き払え」
「え……本当に? ここでそれをするの?」
アイリスは今にも泣きそうな目をしていた。いざエルフの里を襲撃するとなったら気持ちが追いつかなくなってしまったのだろう。さっきの意気込みはどこいったのか疑問に思いつつ、ミストは別の方法を実行する。
「気持ちはわかる。無抵抗のエルフを虐殺するのは辛いよな。わかった。じゃあ一軒一軒殺して回ろう。こんな風に」
ミストは近くにあった家のドアを蹴破る。
「な! 何者だアンタ達――」
そしてエルフの男性の首をはねた。台所から異変を察してきた出てきた女性のエルフにロングソードを投げ殺害する。ロングソードを引き抜き血を拭って家を物色する。どうやら他にエルフはいないようだった。
「クリアだ。他の家に行こう」
「あああ、ああああああっ。ごめんなさい。ごめんなさい。私ちょっと無理よ。こんなの。耐えられない。どうしてこんなひどい事が簡単にできるの? 貴方おかしいわ」
ゲームで散々やったから慣れてしまったという返答しか持ち合わせていなかったミストは黙った。そして指示を出す。
「リーアはどうだ?」
「私も少し、吐き気が」
「ゲラルドは?」
「問題ないが、二人をここに残すわけにもいかないだろう。ここで護衛をしていよう」
「わかった。俺は一軒一軒潰して回ってくる」
言葉通り、ドアを蹴破っては住民を殺害して、を繰り返していると炎が上がっているのが目についた。そして魔法や悲鳴など戦闘音も聞こえてくる。それにつられて家を出てくる住人達。
ミストは全身に力を込めて数十人のエルフの首を刈り取った。そして戦闘音がした方角へ向かう。
そこでは魔法装備を装着したゲーム参加者達がエルフを一方的に虐殺していた。炎の弾丸で撃ち貫く者、雷の剣で次々とエルフ達を刈り取っていく者、魔力のチェーンを発射しぐるぐる巻きにして捕縛した後止めをさす者。
その中には紫髪の少女もいた。彼女は杖を持って、魔法でエルフを燃やしていた。空から降り注ぐ炎の流星群。エルフの拠点を一瞬で焼け野原に変えてしまう。
「凄いな」
紫髪の少女は汗をながしながらどんどん炎の渦で焼き殺していく。炎に巻かれた人達は悲鳴を上げながら助けを求めて走り回っている。それを目標に定めて、他の参加者達が剣で殺したり魔法で止めを刺したりしている。
ミストは紫髪の少女の隣に立つ。
「調子はどうだ」
「気分は最悪。だけどもう慣れたわ。これでいいのよね? このエルフの里を焼き尽くせば終わりになるのよね」
「ああ、それで良い筈だ」
「しかし、この魔法杖凄いわ。魔法なんて使った事なかった私が、こんな大きな魔法を使えてる。一体どんな技術が使われているの……?」
「流石に制作者は分からないな。そういえば名前を聞いてなかったな。君の名前は?」
「……」
名前を聞くと少女は黙ってしまった。
「言いたくなければそれで良いが」
「サリア」
「サリアか。良い名前だ。よし、後少しだ。俺も点数を取ってこよう!」
ミストは炎の中を走り、炎から逃れたエルフを切り裂いていく。その最中に少し引っかかる言葉があった。
サリアという言葉。それは過去に大魔法で国を破滅させた大魔女の名前ではなかっただろうか。それに気付いたからといってどうどういう事はない。大魔女関連のイベントが進行しようがこの世界ゲームである限り必ず攻略法がある。そしてその方法は自分の頭に入っている。何も心配は入らなかった。
ジリリリリリン!! と頭の中に音が響く。これはミッション終了のお知らせだ。足下に転移魔法が展開され体が消えていく。
そして元の異空間に戻っていく。
異空間にいるのはリーアとアイリス、ゲラルド、サリアのみ。他のNPC達はやられてしまったらしい。魔法武器の使い方をわかっていたのでてっきり生き残るかと思っていたので予想外だった。
「リーア、アイリス、ゲラルド、生き残ってくれて嬉しいよ。低い可能性ではあったが、ボスがいる可能性もあったからな。こうして再開できたのは僥倖だ」
「ミスト様、これからもあんなのが繰り返されるんですか?」
「基本的にはそうなる。今回のエルフの里襲撃は比較的レアなミッションだけどな。普通は魔物退治とかのミッションが多い」
「そうですか、それ聞いて安心しました。アイリスさんがかなりメンタル的にダメージを負っているようで、今回のようなミッションばかりだったら壊れてしまいそうで」
「そうなのか、アイリス。メンタル的に辛いか?」
そう問うとアイリスはミストの首元を掴んできた。
「当たり前でしょう! エルフを、同族を殺せって言われてはいそうですかって言うこと聞けると思う!?」
「最初は仕方ないって割り切ってるようだったじゃないか。あれは虚勢か?」
「虚勢よ! 覚悟なんて全然できていなかった!」
「そうか。まぁ心情は察するよ。俺も無辜の民を殺すミッションはこれまでにして欲しいところだ」
「今回の殺害対象だった人たちはなんの罪も犯してなかった……ただミッションのターゲットにされたってだけで殺された」
ミストは否定はしなかった。
「おかしいわ、こんなの。狂ってる」
「同意しよう。明らかにこのシステムを作った制作者は狂気に身を任せ過ぎている」
「同じく、そう思います」
人気のコンテンツの一つだったのにゲームと現実とだとこうも違うのか、と思い出す。この異空間に召集されてミッションを行うのはボーナスステージと呼ばれていて、経験値や100ポイントを貯めて強い武器を手に入れるのに持ってこいの仕様だった。だからプレイヤーは競って戦ったものだが、敵に同情してしまう原住民のリーアやゲラルド、アイリスなどは厳しいかもしれないと思った。
その点サリアなどはゲームのシステムをいち早く飲み込みポイントを稼いでいたのでプレイヤー寄りの性格をしている。これといって魅力のないモブNPCだったと記憶しているが、今回に限れば優秀な仲間になってくれるかもしれない。
ジリリリリ。音が鳴り響き空中に文字が表示される。
【採点の時間である】
【ミスト:36点。火力不足】
【リーア:0点。偽善者】
【アイリス:0点。情緒不安定すぎ】
【ゲラルド:0点。保護者】
【サリア:48点。上手に焼けました】
「なにこれ、ふざけてるの!?」
「偽善者……何がそう呼ばれる行為だったのでしょう」
「保護者か、まぁ、保護者だったな」
「サリアがトップか。おめでとう」
「ありがとう。貴方は」
「ミストだ。やっぱりロングソードだけだとそろそろ限界が来るな」
「36点って事は直接殺したの? エルフを」
その言葉には直接殺した事によるメンタルの不調を心配する意味が混じっていた。
「良くあった事だからね。今更何人殺した程度でダメージは受けない。ああ、そうだ。もしよければミッション外でも連絡取り合わないか?」
「はい。構いませんよ」
「そうか。ありがとう。これが俺達の場所だ」
ミストは自分達の居場所を書いた紙を渡す。
「長い付き合いになりそうだ」
「そうなる事を願ってる。これで次のミッションで死亡とかやめてよね」
「はは、それは勘弁したいな。お互いに」
ジリリリリリン。
転移魔法が煌き、ゲーム参加者達を元の場所へ転移し始めた。
【今回の標的は、エルフ国所属のメリッサの里】
【メリッサの里の全てのエルフを討滅し、占領せよ】
【殺し、犯し、蹂躙せよ】
がちゃん、と魔法陣が浮かび上がり無数の魔法武器が落ちてくる。ミストはいくつかの指輪を取るとその場から離れた。そしてリーアやアイリス、ガラルドに手渡していく。
「これは魔法防護の指輪。魔法による攻撃を大幅に減衰してくれる。そしてこっちが身体強化の指輪。肉体を大幅に強化してくれる。武器の方は今のままで十分火力が出るから大丈夫だ。あっちは素人向けの低品質だが使いやすいやつが揃っているだけだからな」
「ありがとうございます、ミスト様」
「ふーん、これで身体強化と魔法防御ね。ただの指輪なのに」
「殺し合いに必要とされ支給されたものです。その効果は侮れません」
紫髪の少女は顔面を蒼白にして言う。
「私は一体何をすれば良いの? どうすれば生き残れる?」
「あの魔法武装の中から自分に合ったものを見つけて装備すれば良い。そうすれば生き残れる確率が格段に上がる。そして標的を見つけ次第殺せ」
「ありがとう」
紫髪の少女は魔法武装を漁りだす。他の傍観者達も紫髪の少女につられて魔法武装に手をつけ始めていた。中には立派な鎧を纏った剣士が剣の魔法武装を手に入れる姿もあった。
(さて、何人生き残れるか)
ミストは仲間の三人以外は特に助けるつもりはなかった。ここで呼ばれるNPC達はランダムでイベントが起こっても旨味があまりないからだ。生き残っていればミッション中に援護してくれるだけの性能はあるが、手間をかけるほどの存在価値はなかった。
それよりもリーア、アイリス、ゲラルドの方が重要だった。このミッションは一人でなら何回もクリアしているが、仲間を生存させたままクリアとなると難易度が跳ね上がるからだ。もちろんそれをこなしてきた過去の実績はあるが、一発勝負となると緊張するものだ。
「さて、みんな。今回も固まって動こう。アイリスが後衛、リーアが中衛、ゲラルドと俺が前衛だ。エルフの里を襲撃することに忌避感があるかもしれないが、制限時間内に達成しなければ俺たちは元の生活に戻れない。腹をくくってくれ」
「同族殺しか。嫌な運命ね」
「大丈夫ですか? アイリスさん」
「ええ、ありがとう。こうなった以上やるしかないわ。やってやる」
魔法陣が展開される。
「よし、ここから先は戦場だ! 気張っていけ!」
「はい!」
異空間にいたものは魔法陣によって転移された。
ミスト達が現れた場所は住宅地だった。木造建築のエルフの家が立ち並び、自然の素材で作られた家はエルフらしいさを象徴する造形だった。
だが無情にもミストは言う。
「アイリス、火炎魔法で焼き払え」
「え……本当に? ここでそれをするの?」
アイリスは今にも泣きそうな目をしていた。いざエルフの里を襲撃するとなったら気持ちが追いつかなくなってしまったのだろう。さっきの意気込みはどこいったのか疑問に思いつつ、ミストは別の方法を実行する。
「気持ちはわかる。無抵抗のエルフを虐殺するのは辛いよな。わかった。じゃあ一軒一軒殺して回ろう。こんな風に」
ミストは近くにあった家のドアを蹴破る。
「な! 何者だアンタ達――」
そしてエルフの男性の首をはねた。台所から異変を察してきた出てきた女性のエルフにロングソードを投げ殺害する。ロングソードを引き抜き血を拭って家を物色する。どうやら他にエルフはいないようだった。
「クリアだ。他の家に行こう」
「あああ、ああああああっ。ごめんなさい。ごめんなさい。私ちょっと無理よ。こんなの。耐えられない。どうしてこんなひどい事が簡単にできるの? 貴方おかしいわ」
ゲームで散々やったから慣れてしまったという返答しか持ち合わせていなかったミストは黙った。そして指示を出す。
「リーアはどうだ?」
「私も少し、吐き気が」
「ゲラルドは?」
「問題ないが、二人をここに残すわけにもいかないだろう。ここで護衛をしていよう」
「わかった。俺は一軒一軒潰して回ってくる」
言葉通り、ドアを蹴破っては住民を殺害して、を繰り返していると炎が上がっているのが目についた。そして魔法や悲鳴など戦闘音も聞こえてくる。それにつられて家を出てくる住人達。
ミストは全身に力を込めて数十人のエルフの首を刈り取った。そして戦闘音がした方角へ向かう。
そこでは魔法装備を装着したゲーム参加者達がエルフを一方的に虐殺していた。炎の弾丸で撃ち貫く者、雷の剣で次々とエルフ達を刈り取っていく者、魔力のチェーンを発射しぐるぐる巻きにして捕縛した後止めをさす者。
その中には紫髪の少女もいた。彼女は杖を持って、魔法でエルフを燃やしていた。空から降り注ぐ炎の流星群。エルフの拠点を一瞬で焼け野原に変えてしまう。
「凄いな」
紫髪の少女は汗をながしながらどんどん炎の渦で焼き殺していく。炎に巻かれた人達は悲鳴を上げながら助けを求めて走り回っている。それを目標に定めて、他の参加者達が剣で殺したり魔法で止めを刺したりしている。
ミストは紫髪の少女の隣に立つ。
「調子はどうだ」
「気分は最悪。だけどもう慣れたわ。これでいいのよね? このエルフの里を焼き尽くせば終わりになるのよね」
「ああ、それで良い筈だ」
「しかし、この魔法杖凄いわ。魔法なんて使った事なかった私が、こんな大きな魔法を使えてる。一体どんな技術が使われているの……?」
「流石に制作者は分からないな。そういえば名前を聞いてなかったな。君の名前は?」
「……」
名前を聞くと少女は黙ってしまった。
「言いたくなければそれで良いが」
「サリア」
「サリアか。良い名前だ。よし、後少しだ。俺も点数を取ってこよう!」
ミストは炎の中を走り、炎から逃れたエルフを切り裂いていく。その最中に少し引っかかる言葉があった。
サリアという言葉。それは過去に大魔法で国を破滅させた大魔女の名前ではなかっただろうか。それに気付いたからといってどうどういう事はない。大魔女関連のイベントが進行しようがこの世界ゲームである限り必ず攻略法がある。そしてその方法は自分の頭に入っている。何も心配は入らなかった。
ジリリリリリン!! と頭の中に音が響く。これはミッション終了のお知らせだ。足下に転移魔法が展開され体が消えていく。
そして元の異空間に戻っていく。
異空間にいるのはリーアとアイリス、ゲラルド、サリアのみ。他のNPC達はやられてしまったらしい。魔法武器の使い方をわかっていたのでてっきり生き残るかと思っていたので予想外だった。
「リーア、アイリス、ゲラルド、生き残ってくれて嬉しいよ。低い可能性ではあったが、ボスがいる可能性もあったからな。こうして再開できたのは僥倖だ」
「ミスト様、これからもあんなのが繰り返されるんですか?」
「基本的にはそうなる。今回のエルフの里襲撃は比較的レアなミッションだけどな。普通は魔物退治とかのミッションが多い」
「そうですか、それ聞いて安心しました。アイリスさんがかなりメンタル的にダメージを負っているようで、今回のようなミッションばかりだったら壊れてしまいそうで」
「そうなのか、アイリス。メンタル的に辛いか?」
そう問うとアイリスはミストの首元を掴んできた。
「当たり前でしょう! エルフを、同族を殺せって言われてはいそうですかって言うこと聞けると思う!?」
「最初は仕方ないって割り切ってるようだったじゃないか。あれは虚勢か?」
「虚勢よ! 覚悟なんて全然できていなかった!」
「そうか。まぁ心情は察するよ。俺も無辜の民を殺すミッションはこれまでにして欲しいところだ」
「今回の殺害対象だった人たちはなんの罪も犯してなかった……ただミッションのターゲットにされたってだけで殺された」
ミストは否定はしなかった。
「おかしいわ、こんなの。狂ってる」
「同意しよう。明らかにこのシステムを作った制作者は狂気に身を任せ過ぎている」
「同じく、そう思います」
人気のコンテンツの一つだったのにゲームと現実とだとこうも違うのか、と思い出す。この異空間に召集されてミッションを行うのはボーナスステージと呼ばれていて、経験値や100ポイントを貯めて強い武器を手に入れるのに持ってこいの仕様だった。だからプレイヤーは競って戦ったものだが、敵に同情してしまう原住民のリーアやゲラルド、アイリスなどは厳しいかもしれないと思った。
その点サリアなどはゲームのシステムをいち早く飲み込みポイントを稼いでいたのでプレイヤー寄りの性格をしている。これといって魅力のないモブNPCだったと記憶しているが、今回に限れば優秀な仲間になってくれるかもしれない。
ジリリリリ。音が鳴り響き空中に文字が表示される。
【採点の時間である】
【ミスト:36点。火力不足】
【リーア:0点。偽善者】
【アイリス:0点。情緒不安定すぎ】
【ゲラルド:0点。保護者】
【サリア:48点。上手に焼けました】
「なにこれ、ふざけてるの!?」
「偽善者……何がそう呼ばれる行為だったのでしょう」
「保護者か、まぁ、保護者だったな」
「サリアがトップか。おめでとう」
「ありがとう。貴方は」
「ミストだ。やっぱりロングソードだけだとそろそろ限界が来るな」
「36点って事は直接殺したの? エルフを」
その言葉には直接殺した事によるメンタルの不調を心配する意味が混じっていた。
「良くあった事だからね。今更何人殺した程度でダメージは受けない。ああ、そうだ。もしよければミッション外でも連絡取り合わないか?」
「はい。構いませんよ」
「そうか。ありがとう。これが俺達の場所だ」
ミストは自分達の居場所を書いた紙を渡す。
「長い付き合いになりそうだ」
「そうなる事を願ってる。これで次のミッションで死亡とかやめてよね」
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