話題のラノベや投稿小説を無料で読むならノベルバ

絶対孤独

せだ きるや

22 後悔

崩れゆく喧騒の中に僕らはいる
意味のない言葉の繋がりが
わけもなく僕らを苦しめる

氾濫した言葉の海を
君と二人
小さなボートで彷徨って

いつしか君は
海へと還っていった

僕は一人
ボートの中で渇きに耐える
海へ還る勇気もなくて
ただけだるげに
波の煌めきを見つめて

「絶対孤独」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「詩」の人気作品

コメント

コメントを書く