ハズレ勇者の鬼畜スキル 〜ハズレだからと問答無用で追い出されたが、実は規格外の歴代最強勇者だった?〜

水先 冬菜

使っちまった…………

「面白い…………」


 あ…………やばい?

 つい反射的に受け止めちゃったけど、これマジでやばい奴だ。

 うっわ…………めっちゃ笑ってるよ。

 しかも、その目は獲物を狙う肉食獣の目だよ。

 マジで引くわ。

 うん。

「これはどう!?」

 とりあえず、受け流そう。

「っ!?」

 今度はかわして、斬っておくかね?

「っ!! なっ!?」

 お、受け止めちゃったか…………。

 なら、次は薙ぎ払ってみるか?

「くっ…………!! きゃあああっ!!!」

 あら、可愛らしい声-------------って、あれ?

 何か、普通に戦えてるな…………。

 ん?

 何か、視界が変だな?

 まるでRPGのゲーム画面みたいな感じに…………ん? んん??

 やべぇえええ…………うっかりスキル使ってたっぽい。

 何か、見覚えのないが嵌められてるし…………。


「よくもっ!!!」


 あぁ、どうやら剣聖様に火をつけてしまったっぽいな…………。

 マジだるいな…………。

 あまり目立ちたくないし…………。

 ここは----------------


「ぐぇっ!!」


 -------------素直にやられときます。


「……………………は?」


 自分の与えた剣撃に吹き飛ばされ、呆気なく頭から訓練場の壁に頭から突き刺さる俺の姿に、思わず間抜けな声を出した剣聖。

 それは俺達の闘いを眺めていたギャラリーもそうであったようで…………。

 皆が再起動するまで、俺は壁に突き刺さったままだった。

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