何だアレは! 宇宙編

前三之助

浄化

【前回までのクルーたち】
・チーフ (リーダー)
・タンクトップのケビン (船に向かう担当)
・上げすぎズボンのフランク 船に向かう担当)
・もみ上げのザック (操舵担当)
・海パンのリッキー (電撃ブーメランパンツ担当)
・前髪のジョニー (船外で異常行動担当)
・スパッツのトニー (船外で異常行動担当)
・カリスマドクターのマーカス (船外で異常行動担当)
・シークレットヘアーのアンディ(通信担当)

・初老のおっさんの孫娘 アミーラ(道案内担当)









「チーフ!こちらシークレットヘアーのアンディ!船外のタンクトップのケビン達から連絡です!」
「了解した!シークレットヘアーのアンディ!タンクトップのケビンに繋いでくれ!」
「了解チーフ!繋ぎました!どうぞ!」

「タンクトップのケビン!どこにいる!」
「チーフ!(コーー)船に到着しました!今、後部ハッチの前にいます!(コーー)」
「そうか!タンクトップのケビン!こちらも今ハッチの内側にいる!これからハッチを開ける!少し下がってろ!」
「了解チーフ!少し離れています!(コーー)」
「後部ハッチ、オープン!」

プシュ~!

「チ、チーフ!スペーススーツは!?(コーー)」
「大丈夫だ、タンクトップのケビン!上げすぎズボンのフランク!この星には酸素がある、2人ともヘルメットを外して大丈夫だ」
「分かりました!(コーー)ヘルメット脱着します!・・・」

「とにかく、2人が無事で何よりだ!タンクトップのケビン!上げすぎズボンのフランク!中で休んでくれ!」
「チーフたちもご無事で安心しました!では少し船内で休ませて頂きます!」
「レトロなロッキングチェアを使え」
「え?チーフ!レトロなロッキングチェアを使ってよろしいのでしょうか!?」
「当然だ!2人ともしっかりと休んでくれ!」
「了解チーフ!で、チーフと海パンのリッキーはこれからどちらへ?」
「それはコントロールルームにいる2人に聞いてくれ!急ぎなんだ!」
「了解チーフ!」

「よし、行くぞ、海パンのリッキー!準備はいいな!」
「はいチーフ!まずは素晴らしきサスマタで女を捕りおさえるんですよね!?」
「そうだ、海パンのリッキー!だが女の様子を見てからだ!どんな力を持っているか分からんからな!」
「分かりましたチーフ!油断せずに警戒します!・・・あ!あそこです!女が居ます!」

「コントロールルーム!この会話は聞こえているな!」
「こちらコントロールルームのシークレットヘアーのアンディ!チーフ!聞こえています!」
「よく聞いてくれ、シークレットヘアーのアンディ!センサー、レーダー、スキャンシステム、全てを使って監視してくれ!」
「わかりましたチーフ!全システムで監視します!」
「よし、頼んだぞ!シークレットヘアーのアンディ!」
「了解チーフ!」

「では行こう海パンのリッキー!」
「はいチーフ!」

「・・・お前が、初老のおっさんの孫娘、アミーラか?」
「そうだ!あたしがアミーラだ!貴様らを案内するためにここに来た!」

「チーフ、可愛いのに口が悪い女ですね」
「ああ、油断するなよ、海パンのリッキー、あの姿もおそらく仮の姿だ」
「はいチーフ」

「何をしている!このノロマ共め!早く来い!案内してやる!行くぞ!っうわあ!」

「やった!捕まえた!女を捕まえましたチーフ!素晴らしきサスマタで捕まえました!」
「早い!早すぎる!海パンのリッキー!」
「こら!暴れるな!!チーフ!チーフ!この女、すごい力です!力が、うっひゃぁああー!」
「飛んだ!海パンのリッキーが吹っ飛んだ!なんて力だ!」

「貴様ら!あたしに何をしているのか分っているのかッ!」

「何でサスマタが!何でお前には効かないんだ!?素晴らしきサスマタが!」
「サスマタ?何のことだ!とにかく私は頭にきた!案内などするか!」
「待て!誤解だ!許せ!こちらのミスだ!」
「知るか!」
「待て!アミーラ!」

「チ、チーフ・・・」
「大丈夫か!海パンのリッキー!結構、飛んだぞ!」
「はい、わりと飛びましたチーフ!背中を打ち付けましたが、なんとか大丈夫です」
「そうか良かった、しかしあの女・・・なんて力だ」
「チーフ、あの女、行っちゃいますよ・・・よし!ここは何とか引き止めましょう!」
「あ、待て!海パンのリッキー!」

「チーフ!こちらシークレットヘアーのアンディ!聞こえますか!?」
「ああ、聞こえている!どうした、シークレットヘアーのアンディ!」
「チーフ!あの女!アミーラは宇宙人ではないかもしれません!」
「どういう事だ!シークレットヘアーのアンディ!」
「最初に遭遇した宇宙人とアミーラの物体スキャンのデータを比較してみました!全然違います!」
「どう違うというんだ!シークレットヘアーのアンディ!」
「アミーラは人間に近いですチーフ!というかほぼ人間です!」
「人間!?何を言っているシークレットヘアーのアンディ!宇宙人の孫娘と言っていたぞ!」
「ですがチーフ!物体スキャンのデータではそうなっています!」

「チーフ!連れてきました!アミーラです!」
「・・・来てやったぞ」

「海パンのリッキー!ちょっとこっちへ!」
「はいチーフ!」
「何と言って連れて来たんだ?」
「可愛いと言ったら来てくれました、チーフ」
「それだけか?」
「はいチーフ」

「おい、貴様ら!行くのか行かないのかどっちだ!」
「あ、ちょっと待ってくれ、アミーラ、通信が入った!」

「どうした!シークレットヘアーのアンディ!」
「チーフ!チーフ!」
「どうしたんだ!シークレットヘアーのアンディ!」
「落ち着いて聞いて下さい!チーフ!ここは!」
「ここは?」
「地球ですチーフ!ここは!地球なんですチーフ!」








異空間ホールを超え地球にやってきたクルーたち!
アミーラという孫娘の正体とは!
クルーたちは無事にブラック物質108に侵された3人の仲間を救うことができるのか!いや!
もしかしたら無理かもしれない!
次回「西へ!」お楽しみに!


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