オリジナルマスター

ルド@

お知らせという名の予告回(ほぼ未定ですが)。

ジーク「久しぶりだな諸君! 最強の魔法使いことジーク・スカルスだ! 急な報告会で悪いが、ちょっとお知らせがある! ちなみに本日はゲストも居てだな……」

ル ド「どーも! 創造主《作者》でーす! 今回の騒動の主犯でーす! 先のことを全く考えてない人間でーす! 遅れましたが、本日はどうもよろしくー!」無駄にハイテンション

ジーク「……ていう感じでなんかいるが、コホン! とりあえず今後についてのお知らせをしたいと思う。急な話であるが暇つぶし程度に聞いてくれ!」

ル ド「当分は今出しているを続けるけど、キリが付いたら始めようかな〜って考えてることだよ! 予告も混ぜたから良かったら見てください!」

ジーク「キャラが掴めないなぁ。……なんか見せたいのがあるらしいから───まずこっちをどうぞっ!!」(ちょっと自棄気味)



********



現代魔法の世界で魔法の家系に生まれた彼だが、魔法の才能以前に魔力自体が乏しかった。

鍛えたらきっと魔力も増える筈。そう願って子供らしい遊びすら放棄して、家の期待に応えようとしたが、タイムリミットの十歳を迎えて家を追い出されてしまった。

魔法の素質の無いものは、魔法の名家では生きられない。
厳しい現実を知っている親達の判断を今さら間違っていたとは彼も思わなかった。

素質のない長男はいらない。婚約など解消されて当然であった。
仲が良かった筈の妹や好きだった幼馴染に拒絶されても、彼はしょがうないと反論しなかった。

周囲から何を言われても仕方ない。何年掛けても生かせなかった自分が悪い。そう、素質がない自分が悪い。


すべて自分が悪いから……もうひっそりと生きたかった。


「つまらねェー餓鬼だなァ? そんな人生を生きて何が楽しいィ?」

「オレの弟子にならないか? いや、別に詐欺とかじゃないぞ?」


しかし、あの二人はそれを許さなかった。
偶然か必然か知らないが、彼は導かれて『もう一つの魔法世界』に行き着いた。


「オレが教えてやるよォ。生き物の殺し方を」

「その道はイバラだぞ? 確かにお前らしいが、本当にいいのか?」

「良い具合に深そうだからなァ。悪意で全部埋めてやるよォ」

「魔法の可能性を見せよう。オレの全てを賭けて」

何が何か分からない彼に両極端な二人は、お互いに得意な分野を叩き込んだ。


イカれた鬼神のような魔王は、戦場で磨いた『殺意の技術』を。

全ての魔法を極めた魔導の神は、彼に向いた『異世界の魔法』を。


他にも様々な分野の者達も加わり、彼にあらゆる技術を教えていった。何年も積み重ねた結果、彼は2種類の魔力と2種類の魔法を手にした。


物語は帰還後の元の世界。
停止していた彼の時間が動き出す。


お正月の実家破り、受験先の問題爆発、入学式の校門破壊、魔法科の優等生組の大掃除、学園ダンジョンの大荒らし、異世界の師匠の尻拭いなど、エトセトラ……


疎遠となっていた筈の幼馴染や妹まで何故か絡んで来る。色々な意味で面倒な生活が彼を待っていた。


そこからさらに、


『オリジナルマスター外伝』────【短編版】


『オリジナルマスター外伝』────【時空を超えた空の塔】


様々なトラブルに巻き込まれながら、彼は高校生活を送り続けた。
ホームステイしている魔王の娘兼学園の教員と共に騒動と向き合い、彼は───龍崎りゅうざきじんは普通科の2年生となり……



「ボクと───手を組まないか?」

「俺の望みを叶えてくれるなら……」



新たな騒動の火種が少しずつ大きくなろうとしていた。

現代世界で最も異質な魔法使い────彼は再び世界の裏を掻き乱す。



【神の弟子は魔法使い】…………夏頃、始動予定!!


********


ジーク「読んでなかったら意味不明な文章だけど……遂に始動するのかぁ。あくまで予定だけど弟子の話が」

ル ド「去年の予想外な出来事祭りでこっちもだいぶ参っちゃったから。不定期でも続けたかったけど、精神的に無理だと思ったよ」

ジーク「中止してから約1年経ったけど……今度は大丈夫なのか?」

ル ド「一年経ってだいぶ落ち着いたから多分! 今出しているのが一旦終わらないと無理だけどね!」(キッパリ)

ジーク「両立無理だもんなぁ、アンタは」

ル ド「そう、その通り! だから先に言います! ごめんなさい!」

ジーク「え、何が? また中止になるかもって?」

ル ド「まずこちらをどうぞ!」(いそいそ!)

ジーク「───へ?」(ポカーン)



********



大昔、神々の戦いの果てで滅びた世界が存在した。とある神の力によって復活したが、滅ぼした『魔神』の存在は恐れられ……その世界を影ながら守っている魔法使いたちに言い伝えられていた。


【ヤンチャな父ちゃんだったなぁ。こう……すべてを薙ぎ倒したら沢山あった山が平らになっちゃてー】

「その所為でオレが散々なんだが……」


ただの現代世界で魔力が殆どない青年は『魔神の子孫』。
正確には世界を滅ぼした魔神の娘が転生したことでそうなっている。ややこしいが、魔神の娘は世界を滅した父親と違い戦いに飽きて、転生の禁術と使って何世紀も先の彼の遺伝子と融合したのだ。


結果、一つの体に二人の魂が宿った奇妙な存在になってしまう。
ある事故で死んだことが切っ掛けで、何世紀も眠っていた魔神の遺伝子が覚醒。
さらに日常生活に全く支障がない(簡単に言うとショボイ)レベルの微かな魔力を宿すことになるが、それが原因で彼は自分の家の秘密や裏の世界を知ることになる。


しかし、そんなことは些細な問題だったかも知れない。

【あの女が好きならさっさと告白すればいいと思うが?】

「既にフラれてるけど、何か?」

【なるほど、幼馴染は対象外だったかぁー】

プライバシーの欠片もない。兄妹のような半身のような存在に何もかも見透かされて……

【個人的にはネトラレも良い気が……】

【あの女の乳を揉みしだきたくないか?】

【触れよ尻よ! やはり尻を触って判断すべきだぞ!】

【あ、あの姉に踏まれるのも、わ、悪くない気が……はぁはぁ……!】

【ハーレムを目指さんでそれでも男か!】

変態臭が溢れ出ている同じ体の同居人であった。

【ワタシと貴様との関係か? ふむ、腹違いの姉と弟か、母親と息子か、分身半身か……どれが良いと思う? 世界を滅びした魔神の孫でもいいが?】

「とりあえず他人扱いがいいです! 大犯罪者の子孫とか悪い冗談だろう!」

そして覚醒した魔神の娘とその孫? が裏の魔法世界に足を踏み入れた時、
彼の周りも『魔法使い達』も動き始める。正体がバレたら大変じゃ済まない生活が始まる!  意外とギャグよりかも?



【世界を滅ぼした魔神の孫(仮)】…………短編版、制作中!!



********


ジーク「……おい、これはなんだ? 何か身に覚えのある内容だが……」

ル ド「(黙秘します!)」(お口チャック)

ジーク「ああ、そうか……反省してないだろう?」(ギロンっ)

ル ド「つ、続いて……こちらどうぞ〜(ボソボソ)」

ジーク「待てや」


********



王城には当然のように国王が居る。
王とは国のまとめ役、決して欠けてはならない。
王を失えば国は疲弊する。最悪の場合、滅びる原因となる。
戦争の原因になり、村は巻き込まれて戦いたくない者でも無理やり戦場へ連れてかれる。負の連鎖の始まりでもあった。


だから決して王を失ってはならない。

どんなことがあっても絶対に守り通さねばならないのだ。


「任務だヴィット。国王暗殺を────阻止しろ」

「───断る。俺にはもう関係ない。店の邪魔だからとっとと帰りな」


お店の店員さんでついでに冒険者を務めているヴィットの前に、古き友人を名乗る王都からとある人物が現れる。彼の過去を知っている重要な人物に店のアリサやリアナ、カインまで興味を示す中……。


「貴様に拒否権は無いぞ? もし断るのならお前の秘密を彼女達に……」

「その前にお前を黙らした方が速そうだがなぁ?」


殺意に近い不穏な空気が充満するが、結局任務を引き受けることになり、彼は渋々みんなから離れて都会である王都を行こうとするが……


「貴方を放置すると王都で性犯罪しそうだから着いて行くわ」

「良かったら手伝うよ?」

「王都の闘技場に一度行って見たかんだ!」

信用のない理不尽なお姉さん、心配そうな優しい妹ちゃん、あとまったく別目的なハーレム主人公みたいな奴、命を賭けて守り通すと決めた家族を非常に不本意ながら連れて、色々と懐かしい王都へ踏み入れた彼を待っていたのは……



【居候人は冒険者で店員さん】…………続編、第3章『国王暗殺編(仮)』決定!!



********


ジーク「……とりあえず質問だが、アイツは謹慎じゃなかったけ?」

ル ド「別世界で頑張ってるから一時的に解禁を決めました! 予定はまだまだ先だけど!」

ジーク「だろうなぁ。また謹慎なりそうだけど」

ル ド「さらにさらに! お知らせしたい予告はまだあります!」
ジーク「ストレスでも爆発したか?」



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あの冬のクリスマスの夜、俺の心に宿っていた使命感は消え失せた。
凍り付いていた妹との関係が良好になった為か、それとも謹慎の間、学校の連中と積極的に接し始めた影響なのか、謹慎が解けても俺は異能者としての活動を再開しなかった。

「もう無理なのか?」

「分からない。けど……何か戦える気がしないんだ」

抜け殻とまでは言わないが、冷酷な戦士だったかつての自分が消えたことに周囲の関係者からは戸惑いの声が聞こえて、何人かは戻って来てほしいと願い出て来たが、俺がぼんやりと返答すると信じられない顔で言葉を失っていた。

もうこのまま引退も悪くないか。
そう思いかけた。中学2年生の年明け……

お嬢様学校を目指している妹の中学お受験や先輩の卒業が近い中……

「聞いてくれよ凪! 妹が反抗期に入っちゃった!」

「それってツッコミ待ち? 普通じゃないの?」

すっかり仲良くなった妹が何故かプリプリ怒っちゃて……

「ご褒美が欲しいなぁ〜」

「何か買いましょうか?」

「察しが悪いなぁ〜」

卒業間近の先輩と何故かデートに行くことになり……




「やっと会えたな、レイ」



『オリジナルマスター外伝』────【時空を超えた空の塔】……の直前の話であり。



『こっそり守る苦労人 〜黒き死神の心〜』────【血に塗れた冬の惨劇】……その後の話。



終わりと始まりの季節が近付くある日。

死神と呼ばれた彼は異世界の魔法使いと対面する。

再び分岐点に彼は辿り着く。





【こっそり守る苦労人 〜隠れ異能者の日常〜】…………特別編の制作予定!!


********


ジーク「過労死したいのか? 無茶苦茶な」

ル ド「あ、あくまで予定ですから!」

ジーク「こういうことするから色々余裕がないんだろう?」(馬鹿なの?)

ル ド「大丈夫! きっと必ず後悔するから!」(馬鹿でした!)

ジーク「大丈夫じゃねぇー」(ただのポンコツじゃん)

ル ド「大丈夫! 息抜きも用意したから!」(やっちゃえ〜)



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ここは語るための部屋である。
学校の部室を一つ借りて俺と彼女は今日も語り始める。


「さぁ! 今日もやるわよ! 妄想ストーリーを!」

「頼むからR18に引っ掛からない感じで頼みます」


致命的に妄想癖が酷い女神―――女神は喩えではなくガチです!

その女神に勝った男子―――最強タイプだけど活かせる機会はほぼ皆無!

「私の妄想に付き合って! そしたらもう壊したりしないから!」

「妄……想? 想像するだけならまぁいいけど」

暴れていた女神を倒して、何気なく要望を受け入れたのが悲劇の始まりであった。
監視し易いように自分の学校に入れて部室も用意したが、彼女の妄想レベルを侮っていた。

「ま、まぁ文芸部ぽく小説でも書いてみるか?」

「まずはベットシーンから書きましょう! さぁ下の方を脱いでサイズを教えて頂戴っ! 変更可能ならオークサイズもお願い!」

「バトルものにしよう」

「いいわ触手ね! 早速タコかイカを取り行きましょう! 海で!」

「す、推理系で……」

「ヒロインが監禁されてエロい拷問を……いいわ!」


不器用な作者にしては珍しい下ネタ豊富とギャグな話の予定。
文芸部のような場所でネタ探しと妄想を語る話。
バトル展開が一切ない! ストーリーなんて欠片もない予定!

無駄に凄いメンツばかりだけど、おしゃべり世界! 



【妄想女神と無駄に最強な男子】…………短編版、制作予定!



********


ジーク「色々とツッコミどころが満載なんだが……何? このタイトルと設定は……」

ル ド「ぶっちゃけると思い付いたアイデアを書ける環境……みたいな感じです」

ジーク「それってネタの倉庫だよな? 言っちゃていいのそれ?」

ル ド「息抜きが欲しいんです! 息抜きになるか不明だけど!」

ジーク「まぁこれで終わりならいいのか?」

ル ド「…………」(そー……と)

ジーク「……オイ、その手に持ってる企画書はなん───」


********

テレレレ〜! テレレレ〜!
テレレ〜テレレ〜テレレ〜テレレ〜!
テレレレェ〜レレ〜! レレ〜レレレレェ〜!


新郎ジーク・スカルス

新婦ティア・エリューシオン


愛でたくゴールインした王女と魔導王!
これより結婚披露宴を行います!

さぁ、まずは誓いのキスから!

「愛してるよ、ティア」

「愛してるわ、ジーク」


【オリジナルマスター 〜ハッピーエンド〜】…………なんちゃってー!


********


ル ド「これが最大のメイン企画! 人生のゴールインした主人公の物語が遂に始まって───」

ジーク「ちょっと待てぇええええ!」(スペシャルブロー!)

ル ド「ゲブボバ!?」

ジーク「何で俺がアイリス以外と結婚してんの! なんだあのタイトルは! なんだあのナレーションは! 誓いのキスとか、もうぶち壊しレベルだろうが!!」

ル ド「う……い、色々と考えてみたけど、やっぱりこれならアリかなぁって」

ジーク「絶対適当に考えたよな! 何もアリじゃねぇよ! 超ストレートのアウトだろうが!」

アイリス「グス、わたしって結局ヒロインぽかったんだね……」

ジーク「いたの!?」

サ ナ「この企画書の内容……なんか私がティア王女からジークを奪い取るドロボー猫ポジションなのだけど?」

ミルル「私も便乗する感じだねぇ〜。でティア王女よりも先に子供が出来ちゃってドロドロ展開に……」

アイリス「わたしは孤独死路線か別の人とくっ付いて、生まれた子供にジーくんの名前付けちゃってる」

トオル「オレ……隅っこで餓死してない? 物語に関係なく」

ジーク「何処にもハッピー要素がない! こんな企画出来るわけねぇだろうォォォォーー!」(ビリビリっ!)

ル ド「あ、企画書がァァァァ! ……と言いつつ本当の企画書はこっちだけどねぇ」(本物の企画書をチラリ)

ジーク「マジであんの! 冗談じゃなくて!」



ル ド「色々急な報告になりましたが、ここまでになります! 予告はあくまで予定のものなどで上手くいくは分かりません。中止になるか変更もありえるのでご理解ください。まだまだ世の中どうなるか分かりませんが、今後も頑張っていきたいと思います! それじゃ皆さんまた後日〜! 本日はありがとうございましたぁ〜!」



ジーク「って散々予告回で引っ掻き回して勝手に終わるなァァァァー!」




色々とふざけちゃってすみませんでした!
一応最後に紹介した以外はやるつもりです。まだまだ遅れると思いますが、今後もよろしくお願いします!

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