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第1話 異世界を巡る時空の塔と黒き異能使い。
人里離れたとある山の奥。
道無き道の森林の奥を駆け抜ける2つの光。
片方は黄金に輝くが何処か毒々しく濁っており、もう片方は黒く光を出してその毒々しく黄金に打つかって火花を散らす。
ぶつかり合う度に毒々しい黄金の輝き削れているようにも見えた。
『チ、しつこい!』
ジワジワと削れていく苛立ちからか、追われる黄金光から煩わしげな声が漏れる。
駆けながらエネルギーの一部を粒子して、矢の如く黒き光に向けて放った。
迫ってくる矢に対し、追っていた黒き光は余裕な動きで横に飛び躱す。
──ジュー……。
「……」
すると躱した矢を受けた木が腐食。岩が砂になっていくのを一瞥し、冷静に脅威度を引き上げ追跡を続行。
先程の飛び道具に対する回避距離を分析しつつ、速度を上げて敵を焦らせることにした。
「……」
『っなら、これならどうだ!?』
予想通り、速度を上げたことで危機感を感じたか、逃げる黄金は急激に迫って来る黒き光へ粒子を振り撒く。先程よりも大量の粒子。形を変えると大きさも数も増えた矢を襲わせたが……。
「【黒夜】……回れ」
迫り来る攻撃に対し相手は微かに呟くのみ。
霧状の黒き球体が矢のすべてを防ぎ、その一部を相手に向かって弾き返した。
『グっ!?』
弾かれた矢だったソレの一部を受けた黄金光から、微かに苦悶の声が溢れる。
動きが止まってしまい、同時にソレの脳裏に激しい警報が鳴り響いた。
ハヤクニゲロ。
デナケレバ死ヌゾ。
『──ッ!?』
咄嗟に飛び退いたが正解だった。
飛び退いた直後、ソレが立っていた地面に先端が尖った真っ黒な槍が突き刺さる。不思議なことに突き刺さった地面は跡などは残らず、槍自体も揺らめくように消えたが、黒き槍の本当のチカラを知っている、ソレの背筋に冷たいものが流れる。
『……ッ!』
「……逃すかよ」
再び背を向けて地を蹴る。
背後からまたアレの気配が接近するのを悪寒と共に感じるも、足を止めず必死に逃げ続けた。
そして進む先の足場が無くなり崖付近で止まる。
森林も抜けて照らされる太陽の光を浴びながら、追い詰めた黒いオーラを纏う男と濁った黄金のオーラを纏うソレが対峙する。
『やはり逃げ切るのは無茶だったか、ただの偵察のつもりが、とんだ厄介なモノを引き寄せてしまった』
「……」
振り返って目を合わせたソレは楽しげな口調で言うが、男は一切反応を示さない。側で流れている滝の所為か、余計に眩く見える黄金のソレを男は鬱陶しそうに睨む。ついでに乗し掛かるような『威圧』を重ねて、逃げれば即座に殺すと念を押しているようだ。
するとソレは内心掛かる重圧と殺気に冷や汗をかくも、微笑んだ表情と楽しげな口調のまま迎えるような動作で両手を広げた。
『いやぁー怖い怖い。流石は『夜色の死神』────泉零。噂通りの冷たい瞳だ』
「……?」
そして優雅に一礼するソレに見つめて零が小さく首を傾げる。
彼はこの世界で密かに異能者として戦っている『黒き異能』の使い手だ。目の前にいるソレを含んだ別世界から流れて来た瘴気の塊『魔獣』を退治する為、こうして山奥まで追い詰めていた。
『我々『魔』の存在からは有名だぞ?  門を見張る『王殺し』の狩人として』
ソレの形は人型であるが、体格は大の大人の2倍はある。
左右の頭部に2本の角が生えて、顔付きは骸骨のようで全身が濁った黄金色の肉体となっている。武器らしき物は無いが赤いマントを肩に羽織って、赤き眼光で楽しそうに笑っていた。
「言葉が分かるタイプ。上位種か」
『ええ、名はシャドー。言語が理解できるモノとは初めてか?』
「なくはないが別にどうでもいい。言語能力あるといっても他とどう違う?  オレには対して変わらない」
そう言いながら黒刀を創り出す。
さらに強化された脚力を生かして地面を蹴ると、目にも止まらぬ速さで移動し土煙だけが相手の視界に残っていた。
「影か……姿とは明らかに矛盾してるが、まぁ……関係ないがな」
『──うッ!?』
次の瞬間、シャドーを駆け抜いて剣を振り抜いた姿勢の零が現れる。
左肩から胸へ一閃を受けたシャドーが呻き、反射的に振り返ったところでもう一度捉えきれない速度で駆け抜く。
シャドーの左脇腹を斬り裂いて強化された蹴りを背中から打つ。『黒き異能』が足から波のように発され、背中から躰全体へ巡って内部から破壊していく。
『ウッ!  ……ハッ!!』
重い足蹴りと異能効果の痛みで苦悶に歪むシャドーが繰り出した拳も受けることなく躱すと、流れるように両膝を斬って上体が下がったところでシャドーの顎に強烈な膝蹴りをくらわせた。膝をついても彼の背丈より高かったが、強化された跳躍力が上乗せした膝蹴りは余裕で顎にヒットしていた。
「ふ……!」
『速ッ!?  ……グッグッ!?』
バキッと骨が砕ける嫌な音が顎から響く。
より一層苦しむシャドーが耐え切れず後ろに倒れる。衝撃で脳が揺れたか、一瞬だけ思考が停止する中でここまで圧倒してみせた死神を見上げる姿勢となる……と。
「アウトだ」
『──』
冷たい眼光で見下ろす零が黒刀の逆さ突きが、呆然とするシャドーの頭部を突き刺す。
『黒き異能』が突き刺した剣から流れる。シャドーの黄金の肉体を巡っていき、全身に到達すると亀裂が発生して煙上げてヒビ割れていく。
「……」
そして落ちる衝撃を流すように回転して立ち上がった零が振り返った時には、そこには瘴気の煙だけが残っておりシャドーの肉体は完全に崩壊していた。
実に呆気ない感じだが、彼らの対決はこうして幕を閉じた。
筈だった。
『見事な一突きだ』
「──!?」
不意を突かれた。
今度は零が反射的に振り返った瞬間、動きが封じられる。
「ッ!」
が、それも一瞬のうち。
瞬時に『黒き異能』を四肢に流して拘束している黄金の楔を破壊した。形状は説明が難しいが手錠のようで空間ごと彼を固定していた。
「……!」
拘束から解くと黒い鋭いダガーを5本生成させる。
気配は既に掴んで瘴気も感知していた零は、確かめる動作も必要なく手に構えたダガーをすべて早技で放つ。
が。
『あっさり拘束を解くか、やはり貴様は危険過ぎる』
「……」
どう生き延びたか知らないが、シャドーは大きな光の盾でダガーから身を守っていた。
戸惑いはなく冷静に見ている零だが、先程とは桁違いの出力がある盾に首を傾げた。
『カァ!!』
零の攻撃を受け切ったシャドーは片手に黄金の粒子を集める。
鋭い顎門のような手を広げて零へと振るう。5本の指先から濃い黄金の電撃が放たれた。
「……!」
咄嗟に黒刀の腹で防ぐが、完全に消し切れず弾かれた電撃が木や地面を破壊して、滝の近くの岩壁まで破壊し始めた。
なんとか抑えようとする零だが、急激に高まったシャドーの攻撃に対応が遅れて処理し切れずに弾いてしまった。
『ふふ、戸惑っているようだな。さっきまでの私とは全然違うと』
「……何をした?」
シャドーが電撃を収めたことで一気に攻めることもできたが、零は急激に高まったシャドーの能力に警戒し不用意に踏み込まない。
最悪距離を取った状態から得意の槍投げで決着を付けれる。
だが。
『なに大したことはしてない。単に地の利を得ただけだ。この場所は私の本来のチカラを引き出せれる』
シャドーの言葉を理解出来ず、睨むだけの零は気付けなかった。
ほんの数秒の誤差であったが、その所為で仕留めるべきタイミングを逃した。
『私が何も考えずただ闇雲に逃げていたと思ったか?』
遅れてようやく気配に気付く。
違和感とも言えるが、感じてふと辺りを見渡す。
『先ほど倒したのも私だ。ただ、この空間が生み出した虚像だが』
「──ッ!」
そして零が動く。
これまでない険しい表情して。
刀の形状が変わってすぐさま尖った槍となる。
『流石に速い。やはり支配領域内であっても安心できんな』
「──!!」
ただ倒すことのみに意識を向けて異能技を発動。
────【黑槍必中】。
振りかぶった槍の標的をシャドーに合わせる。
黒き槍から激しいオーラが溢れ出ると、零の運動能力も込められた投槍が繰り出され────。
『私の目的の為にも、ここで消えてもらう』
────【不可解な迷宮塔】。
零の槍が放たれる寸前、シャドーの背後上空で浮かぶ巨大な塔が出現。
ビルのように高く要塞のように堅牢に見える巨大な塔は、各部にプロペラのような物がいくつもあり、見下ろすようにして夜空に浮いていた。
「──!?」
あまりの急展開に流石の零も目を見開いたが、投げようとした槍を緩めようとしない。
何らかの能力が発動する前になんとしても仕留める。
射殺すような視線を飛ばして豪速で槍を投げた。
瞬間、強烈な光が浮かぶ塔を中心に起こる。
物凄く眩しく目を開けることもできない光で、シャドーと零を包み込んだ。
そして光が止んだ時には、塔と共に2人の姿は消えていた。
道無き道の森林の奥を駆け抜ける2つの光。
片方は黄金に輝くが何処か毒々しく濁っており、もう片方は黒く光を出してその毒々しく黄金に打つかって火花を散らす。
ぶつかり合う度に毒々しい黄金の輝き削れているようにも見えた。
『チ、しつこい!』
ジワジワと削れていく苛立ちからか、追われる黄金光から煩わしげな声が漏れる。
駆けながらエネルギーの一部を粒子して、矢の如く黒き光に向けて放った。
迫ってくる矢に対し、追っていた黒き光は余裕な動きで横に飛び躱す。
──ジュー……。
「……」
すると躱した矢を受けた木が腐食。岩が砂になっていくのを一瞥し、冷静に脅威度を引き上げ追跡を続行。
先程の飛び道具に対する回避距離を分析しつつ、速度を上げて敵を焦らせることにした。
「……」
『っなら、これならどうだ!?』
予想通り、速度を上げたことで危機感を感じたか、逃げる黄金は急激に迫って来る黒き光へ粒子を振り撒く。先程よりも大量の粒子。形を変えると大きさも数も増えた矢を襲わせたが……。
「【黒夜】……回れ」
迫り来る攻撃に対し相手は微かに呟くのみ。
霧状の黒き球体が矢のすべてを防ぎ、その一部を相手に向かって弾き返した。
『グっ!?』
弾かれた矢だったソレの一部を受けた黄金光から、微かに苦悶の声が溢れる。
動きが止まってしまい、同時にソレの脳裏に激しい警報が鳴り響いた。
ハヤクニゲロ。
デナケレバ死ヌゾ。
『──ッ!?』
咄嗟に飛び退いたが正解だった。
飛び退いた直後、ソレが立っていた地面に先端が尖った真っ黒な槍が突き刺さる。不思議なことに突き刺さった地面は跡などは残らず、槍自体も揺らめくように消えたが、黒き槍の本当のチカラを知っている、ソレの背筋に冷たいものが流れる。
『……ッ!』
「……逃すかよ」
再び背を向けて地を蹴る。
背後からまたアレの気配が接近するのを悪寒と共に感じるも、足を止めず必死に逃げ続けた。
そして進む先の足場が無くなり崖付近で止まる。
森林も抜けて照らされる太陽の光を浴びながら、追い詰めた黒いオーラを纏う男と濁った黄金のオーラを纏うソレが対峙する。
『やはり逃げ切るのは無茶だったか、ただの偵察のつもりが、とんだ厄介なモノを引き寄せてしまった』
「……」
振り返って目を合わせたソレは楽しげな口調で言うが、男は一切反応を示さない。側で流れている滝の所為か、余計に眩く見える黄金のソレを男は鬱陶しそうに睨む。ついでに乗し掛かるような『威圧』を重ねて、逃げれば即座に殺すと念を押しているようだ。
するとソレは内心掛かる重圧と殺気に冷や汗をかくも、微笑んだ表情と楽しげな口調のまま迎えるような動作で両手を広げた。
『いやぁー怖い怖い。流石は『夜色の死神』────泉零。噂通りの冷たい瞳だ』
「……?」
そして優雅に一礼するソレに見つめて零が小さく首を傾げる。
彼はこの世界で密かに異能者として戦っている『黒き異能』の使い手だ。目の前にいるソレを含んだ別世界から流れて来た瘴気の塊『魔獣』を退治する為、こうして山奥まで追い詰めていた。
『我々『魔』の存在からは有名だぞ?  門を見張る『王殺し』の狩人として』
ソレの形は人型であるが、体格は大の大人の2倍はある。
左右の頭部に2本の角が生えて、顔付きは骸骨のようで全身が濁った黄金色の肉体となっている。武器らしき物は無いが赤いマントを肩に羽織って、赤き眼光で楽しそうに笑っていた。
「言葉が分かるタイプ。上位種か」
『ええ、名はシャドー。言語が理解できるモノとは初めてか?』
「なくはないが別にどうでもいい。言語能力あるといっても他とどう違う?  オレには対して変わらない」
そう言いながら黒刀を創り出す。
さらに強化された脚力を生かして地面を蹴ると、目にも止まらぬ速さで移動し土煙だけが相手の視界に残っていた。
「影か……姿とは明らかに矛盾してるが、まぁ……関係ないがな」
『──うッ!?』
次の瞬間、シャドーを駆け抜いて剣を振り抜いた姿勢の零が現れる。
左肩から胸へ一閃を受けたシャドーが呻き、反射的に振り返ったところでもう一度捉えきれない速度で駆け抜く。
シャドーの左脇腹を斬り裂いて強化された蹴りを背中から打つ。『黒き異能』が足から波のように発され、背中から躰全体へ巡って内部から破壊していく。
『ウッ!  ……ハッ!!』
重い足蹴りと異能効果の痛みで苦悶に歪むシャドーが繰り出した拳も受けることなく躱すと、流れるように両膝を斬って上体が下がったところでシャドーの顎に強烈な膝蹴りをくらわせた。膝をついても彼の背丈より高かったが、強化された跳躍力が上乗せした膝蹴りは余裕で顎にヒットしていた。
「ふ……!」
『速ッ!?  ……グッグッ!?』
バキッと骨が砕ける嫌な音が顎から響く。
より一層苦しむシャドーが耐え切れず後ろに倒れる。衝撃で脳が揺れたか、一瞬だけ思考が停止する中でここまで圧倒してみせた死神を見上げる姿勢となる……と。
「アウトだ」
『──』
冷たい眼光で見下ろす零が黒刀の逆さ突きが、呆然とするシャドーの頭部を突き刺す。
『黒き異能』が突き刺した剣から流れる。シャドーの黄金の肉体を巡っていき、全身に到達すると亀裂が発生して煙上げてヒビ割れていく。
「……」
そして落ちる衝撃を流すように回転して立ち上がった零が振り返った時には、そこには瘴気の煙だけが残っておりシャドーの肉体は完全に崩壊していた。
実に呆気ない感じだが、彼らの対決はこうして幕を閉じた。
筈だった。
『見事な一突きだ』
「──!?」
不意を突かれた。
今度は零が反射的に振り返った瞬間、動きが封じられる。
「ッ!」
が、それも一瞬のうち。
瞬時に『黒き異能』を四肢に流して拘束している黄金の楔を破壊した。形状は説明が難しいが手錠のようで空間ごと彼を固定していた。
「……!」
拘束から解くと黒い鋭いダガーを5本生成させる。
気配は既に掴んで瘴気も感知していた零は、確かめる動作も必要なく手に構えたダガーをすべて早技で放つ。
が。
『あっさり拘束を解くか、やはり貴様は危険過ぎる』
「……」
どう生き延びたか知らないが、シャドーは大きな光の盾でダガーから身を守っていた。
戸惑いはなく冷静に見ている零だが、先程とは桁違いの出力がある盾に首を傾げた。
『カァ!!』
零の攻撃を受け切ったシャドーは片手に黄金の粒子を集める。
鋭い顎門のような手を広げて零へと振るう。5本の指先から濃い黄金の電撃が放たれた。
「……!」
咄嗟に黒刀の腹で防ぐが、完全に消し切れず弾かれた電撃が木や地面を破壊して、滝の近くの岩壁まで破壊し始めた。
なんとか抑えようとする零だが、急激に高まったシャドーの攻撃に対応が遅れて処理し切れずに弾いてしまった。
『ふふ、戸惑っているようだな。さっきまでの私とは全然違うと』
「……何をした?」
シャドーが電撃を収めたことで一気に攻めることもできたが、零は急激に高まったシャドーの能力に警戒し不用意に踏み込まない。
最悪距離を取った状態から得意の槍投げで決着を付けれる。
だが。
『なに大したことはしてない。単に地の利を得ただけだ。この場所は私の本来のチカラを引き出せれる』
シャドーの言葉を理解出来ず、睨むだけの零は気付けなかった。
ほんの数秒の誤差であったが、その所為で仕留めるべきタイミングを逃した。
『私が何も考えずただ闇雲に逃げていたと思ったか?』
遅れてようやく気配に気付く。
違和感とも言えるが、感じてふと辺りを見渡す。
『先ほど倒したのも私だ。ただ、この空間が生み出した虚像だが』
「──ッ!」
そして零が動く。
これまでない険しい表情して。
刀の形状が変わってすぐさま尖った槍となる。
『流石に速い。やはり支配領域内であっても安心できんな』
「──!!」
ただ倒すことのみに意識を向けて異能技を発動。
────【黑槍必中】。
振りかぶった槍の標的をシャドーに合わせる。
黒き槍から激しいオーラが溢れ出ると、零の運動能力も込められた投槍が繰り出され────。
『私の目的の為にも、ここで消えてもらう』
────【不可解な迷宮塔】。
零の槍が放たれる寸前、シャドーの背後上空で浮かぶ巨大な塔が出現。
ビルのように高く要塞のように堅牢に見える巨大な塔は、各部にプロペラのような物がいくつもあり、見下ろすようにして夜空に浮いていた。
「──!?」
あまりの急展開に流石の零も目を見開いたが、投げようとした槍を緩めようとしない。
何らかの能力が発動する前になんとしても仕留める。
射殺すような視線を飛ばして豪速で槍を投げた。
瞬間、強烈な光が浮かぶ塔を中心に起こる。
物凄く眩しく目を開けることもできない光で、シャドーと零を包み込んだ。
そして光が止んだ時には、塔と共に2人の姿は消えていた。
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