For Your Smile~君の心を救う~
22
その場から逃げ出した私は家へ向かうため学校の門を出た。その時、前方で手を繋いでいる陽馬と凜華ちゃんの姿が見えた。
どうやら告白は成功したみたいですね••••••。ここは声を掛けておくべきでしょうか。••••••でも、あの陽馬が精一杯告白したのに自分はその場の緊張で逃げてしまった。
「••••••格好がつかないですね」
私が俯いてそう呟いた時、誰かがこちらへ歩いてくる音がした。
「••••••凜華大丈夫か?」
前を見ると陽馬が心配そうにこちらを見ていた。
「••••••玲奈ちゃんは?」
「帰り道が違うから途中で別れてきたんだ。告白はオッケーだった。そして、今夜通話する予定だ。凜華は••••••その様子だと失恋か?」
「ううん、違う。逃げてしまったの••••••。その場の緊張に耐えきれなくなっちゃて」
「告白はできたのか?」
「告白はちゃんとできましたけど••••••。返事を聞く前に••••••。陽馬はちゃんと告白できたのに」
陽馬がちゃんと告白したのに私はなんて惨めなんでしょう。
「••••••普通じゃないか?」
「••••••え?」
••••••普通はその場で返事するのではないのですか?
「そもそも、その場で返事してくれる人なんてあんまりいないと思うぞ?普通はちゃんと心の整理ができてから返事ってするもんだろ?まぁ、玲奈ちゃんにはバレてたみたいで、それで前以て心の準備をしていたみたいなんだ••••••。告白の言葉考えてきたのに全部言う前にオッケーって言われたんだぞ!俺!」
彼はそう言うと私の背中を擦った。
「だからな。別に悲しまなくていいんだ。苦しまなくていいんだ。凜華は別に普通の事をしているだけなんだ。普通はもっと緊張とかするもんだしさ」
陽馬が私の心を落ち着かせ、私の行動が間違ってない事を教えてくれました。おかげで冷静になることができました。
「ありがとうこざいます。陽馬のおかげでちょっぴり勇気が出てきました」
「おう。そもそも振られてからが本番だって誰かが言ってたような気もするからな。頑張れよ」
「はい!」
「それじゃあ、帰るか。多分、兄貴も帰ってくるだろうし」
「••••••そうですね」
「緊張するなって、兄貴の事だからちゃんと面と面を向き合って考えてくれるさ。まぁ、多分大丈夫だろうな」
私は陽馬と共に一緒に帰宅するのであった。
どうやら告白は成功したみたいですね••••••。ここは声を掛けておくべきでしょうか。••••••でも、あの陽馬が精一杯告白したのに自分はその場の緊張で逃げてしまった。
「••••••格好がつかないですね」
私が俯いてそう呟いた時、誰かがこちらへ歩いてくる音がした。
「••••••凜華大丈夫か?」
前を見ると陽馬が心配そうにこちらを見ていた。
「••••••玲奈ちゃんは?」
「帰り道が違うから途中で別れてきたんだ。告白はオッケーだった。そして、今夜通話する予定だ。凜華は••••••その様子だと失恋か?」
「ううん、違う。逃げてしまったの••••••。その場の緊張に耐えきれなくなっちゃて」
「告白はできたのか?」
「告白はちゃんとできましたけど••••••。返事を聞く前に••••••。陽馬はちゃんと告白できたのに」
陽馬がちゃんと告白したのに私はなんて惨めなんでしょう。
「••••••普通じゃないか?」
「••••••え?」
••••••普通はその場で返事するのではないのですか?
「そもそも、その場で返事してくれる人なんてあんまりいないと思うぞ?普通はちゃんと心の整理ができてから返事ってするもんだろ?まぁ、玲奈ちゃんにはバレてたみたいで、それで前以て心の準備をしていたみたいなんだ••••••。告白の言葉考えてきたのに全部言う前にオッケーって言われたんだぞ!俺!」
彼はそう言うと私の背中を擦った。
「だからな。別に悲しまなくていいんだ。苦しまなくていいんだ。凜華は別に普通の事をしているだけなんだ。普通はもっと緊張とかするもんだしさ」
陽馬が私の心を落ち着かせ、私の行動が間違ってない事を教えてくれました。おかげで冷静になることができました。
「ありがとうこざいます。陽馬のおかげでちょっぴり勇気が出てきました」
「おう。そもそも振られてからが本番だって誰かが言ってたような気もするからな。頑張れよ」
「はい!」
「それじゃあ、帰るか。多分、兄貴も帰ってくるだろうし」
「••••••そうですね」
「緊張するなって、兄貴の事だからちゃんと面と面を向き合って考えてくれるさ。まぁ、多分大丈夫だろうな」
私は陽馬と共に一緒に帰宅するのであった。
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