For Your Smile~君の心を救う~
18
今日は皆に"とっては"物凄く嬉しい文化祭である。天命高校の文化祭は3日間行われる。陽馬のクラスは劇を、凛華のクラスは展示をするらしい。僕のクラスは••••••。
「本当にやるの?」
「何の為にこの執事メイド喫茶の準備してきたんだ?やるに決まってるだろ」
奏介の発言通り、僕達のクラスは執事メイド喫茶をやる事になっている。そして今、僕は奏介に無理矢理メイド服を着させられているのだ。
理由としては、去年文化祭の時にクラスの皆が僕が女っぽい事を理由に無理矢理女装させたのである。
「はぁ、去年女装なんてしなければよかった。ご丁寧にかつらまで用意してあるし••••••」
「もう遅い。お前はメイド服を着る運命なんだよ」
「いやぁぁぁぁあ!」
僕は抵抗したけれども結構、メイド服に着替えさせられた。
正直、僕も執事服着たかった••••••。
僕のシフトは1日目の午前と3日目の午後なので早速お仕事である。この見た目なので勿論接客になってしまった。
「いらっしゃいませ」
「湊ちゃんだ!やったぁ!」
「さっさと進んでよ!湊ちゃんが見えないでしょ!」
僕のクラスに来る人は大体、僕目当てで来る。嬉しい気持ちもあるがこの格好で接客することに対する羞恥心アンド心配も結構ある。これのせいで1度だけ男性に告られたこともあるのからなぁ。
「お兄ちゃん、見に来••••••」
「お、今年もやってるね」
「兄貴はどこだ?」
僕が接客していると凛華達がクラスを見に来た。僕の姿を見た凛華と唖然とし、陽馬は僕が分からず、僕達が女装すると唯一知っている玲奈ちゃんは嬉しそうにしている。
「いらっしゃいませ」
「え?あ、兄貴か?」
「そうだけど?とりあえず席に案内するよ」
僕は3人を席まで案内する。
「ご注文はお決まりで?」
「カフェオレとパンケーキをお願いします」
「う〜ん。オレンジジュースとサンドイッチで!」
「俺はコーヒーだけを」
「ご注文の確認させていただきます。カフェオレ1つ、パンケーキ1つ、オレンジジュース1つ、サンドイッチ1つ、コーヒー1つです」
「「「はい」」」
「ご注文ありがとうございます」
僕は厨房に注文を知らせるために3人から離れた。
◇◇◇◇◇
私は驚愕した。まさかお兄ちゃんが女装をして接客をしているだなんて思ってもいなかった。しかも、フリフリのメイド服で。
「不覚、兄貴を可愛いと思ってしまった」
陽馬が顔を赤らめながら言う。その反応を見た私と玲奈ちゃんは笑ってしまった。
「いや、マジで可愛いじゃん!あれ」
「確かに、可愛いです」
「あれは元々の素材がよかったからね」
私は玲奈ちゃんの言葉に共感する。元々、美形だったお兄ちゃんが女装したら可愛いに決まっている。
「そういえば、玲奈ちゃんは知っていたのですよね?なんで黙っていたのですか?」
私は隣でサンドイッチを食べている玲奈ちゃんに尋ねる。
「女装湊お兄ちゃんを見た時の2人の反応が気になっちゃってさ。本人も2人に伝えていなかったみたいだし」
玲奈ちゃんは満面の笑みを浮かべて笑う。
「湊お兄ちゃんのシフトはあと数分で終わるから待ってよ」
「そうだな」「そうですね」
私達はお兄ちゃんを待ちながら食事を楽しむのであった。
「本当にやるの?」
「何の為にこの執事メイド喫茶の準備してきたんだ?やるに決まってるだろ」
奏介の発言通り、僕達のクラスは執事メイド喫茶をやる事になっている。そして今、僕は奏介に無理矢理メイド服を着させられているのだ。
理由としては、去年文化祭の時にクラスの皆が僕が女っぽい事を理由に無理矢理女装させたのである。
「はぁ、去年女装なんてしなければよかった。ご丁寧にかつらまで用意してあるし••••••」
「もう遅い。お前はメイド服を着る運命なんだよ」
「いやぁぁぁぁあ!」
僕は抵抗したけれども結構、メイド服に着替えさせられた。
正直、僕も執事服着たかった••••••。
僕のシフトは1日目の午前と3日目の午後なので早速お仕事である。この見た目なので勿論接客になってしまった。
「いらっしゃいませ」
「湊ちゃんだ!やったぁ!」
「さっさと進んでよ!湊ちゃんが見えないでしょ!」
僕のクラスに来る人は大体、僕目当てで来る。嬉しい気持ちもあるがこの格好で接客することに対する羞恥心アンド心配も結構ある。これのせいで1度だけ男性に告られたこともあるのからなぁ。
「お兄ちゃん、見に来••••••」
「お、今年もやってるね」
「兄貴はどこだ?」
僕が接客していると凛華達がクラスを見に来た。僕の姿を見た凛華と唖然とし、陽馬は僕が分からず、僕達が女装すると唯一知っている玲奈ちゃんは嬉しそうにしている。
「いらっしゃいませ」
「え?あ、兄貴か?」
「そうだけど?とりあえず席に案内するよ」
僕は3人を席まで案内する。
「ご注文はお決まりで?」
「カフェオレとパンケーキをお願いします」
「う〜ん。オレンジジュースとサンドイッチで!」
「俺はコーヒーだけを」
「ご注文の確認させていただきます。カフェオレ1つ、パンケーキ1つ、オレンジジュース1つ、サンドイッチ1つ、コーヒー1つです」
「「「はい」」」
「ご注文ありがとうございます」
僕は厨房に注文を知らせるために3人から離れた。
◇◇◇◇◇
私は驚愕した。まさかお兄ちゃんが女装をして接客をしているだなんて思ってもいなかった。しかも、フリフリのメイド服で。
「不覚、兄貴を可愛いと思ってしまった」
陽馬が顔を赤らめながら言う。その反応を見た私と玲奈ちゃんは笑ってしまった。
「いや、マジで可愛いじゃん!あれ」
「確かに、可愛いです」
「あれは元々の素材がよかったからね」
私は玲奈ちゃんの言葉に共感する。元々、美形だったお兄ちゃんが女装したら可愛いに決まっている。
「そういえば、玲奈ちゃんは知っていたのですよね?なんで黙っていたのですか?」
私は隣でサンドイッチを食べている玲奈ちゃんに尋ねる。
「女装湊お兄ちゃんを見た時の2人の反応が気になっちゃってさ。本人も2人に伝えていなかったみたいだし」
玲奈ちゃんは満面の笑みを浮かべて笑う。
「湊お兄ちゃんのシフトはあと数分で終わるから待ってよ」
「そうだな」「そうですね」
私達はお兄ちゃんを待ちながら食事を楽しむのであった。
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