【完結】幼馴染の専業ニセ嫁始めましたが、どうやらニセ夫の溺愛は本物のようです
最終・旦那様(本物)に愛された嫁(本物)のお話は、大団円を迎えます。・その2
翌日。私の横ですやすやと眠りに【就かれた】旦那様(本物)の横で、【疲れた】嫁が一匹。
ああもう! 今日は一生のうちで一番大事な日になる予定なのに、こんな疲れ切っちゃって、お肌のコンディション、大丈夫なのかしら!? 昨日のエステが全部パーじゃないの!
だってこんなに愛されたら・・・・腑抜けになって起きれなくなっちゃうよ!!
それを訴えたら、うちの旦那様(本物)は、嬉々としそうで怖い。だったらもうずっとこの部屋にいればいい。なに、私も会社を休んでお前の傍にいる。看病だ。私の仕事は中松にやらせておけばいい――まあ、こんな事を言い出すだろう。しかし目の笑っていない笑顔の鬼松に、会社へ引きずって行かれるであろう絵面が目に浮かぶ。
朝からベッドの中で気怠い身体に鞭打って起きた。鞭と言えば、ニセ嫁引き受けた時は、中松にボロクソにしごかれたなぁー、とか、なんか思わず笑ってしまう思い出が蘇る。その時は相当苦しかったけれど、大好きな一矢の本物のお嫁さんになれるのだから、よしとしましょう。
「私を置いて行くのか」
一矢の手が伸びてきて、捕まえられた。
「きゃっ」
引っ張られて、旦那様の腕の中にぽすん、と収まった。
「おはよう」
「ん、おはよう」
微笑むと一矢の唇が重なった。「伊織は何時も私を置いて起きようとするな?」
「そ、そんな事ないよ。旦那様より早起きなだけ。女だから支度も多いし、時間がかかるもの」
「何時も言っているだろう。私は一人にされるのが嫌だと。お前にずっと傍にいて貰いたいのだ」
「そうは言っても・・・・無理よぉ。早く起きなきゃ、支度出来ないし」
「それから、お前と一緒にいるこの時間を楽しみたいのだ。だから、行くな」
一矢の手が、何と私の胸のふくらみに伸びてきた!
「ちょ、だめよっ、昨日散々――」
「少しくらいいいだろう。もうお前は私のものだ。どうしようが私の勝手だろう」
そんな屁理屈・・・・。流石『お前のものは俺のもの』が名台詞の、ジャイアン様・・・・じゃなくて一矢様。
「んっ・・・・だめ・・・・」
早速愛でられて、だめじゃない声になってきてしまった。昨日あれだけ愛されたのに、もう無理だよ――
「すぐだから」
「そういう問題じゃなくてっ・・・・――! や、ん、もぉっ・・・・あぁ――っ」
柔らかな唇が、私の敏感な部分に当てられた。今日はお屋敷じゃないから、中松もいないし途中で邪魔する人が誰もいない。
そのまま、旦那様(本物)に私はぜーんぶ食べられてしまいました・・・・。
私は旦那様の朝食か!
ああもう! 今日は一生のうちで一番大事な日になる予定なのに、こんな疲れ切っちゃって、お肌のコンディション、大丈夫なのかしら!? 昨日のエステが全部パーじゃないの!
だってこんなに愛されたら・・・・腑抜けになって起きれなくなっちゃうよ!!
それを訴えたら、うちの旦那様(本物)は、嬉々としそうで怖い。だったらもうずっとこの部屋にいればいい。なに、私も会社を休んでお前の傍にいる。看病だ。私の仕事は中松にやらせておけばいい――まあ、こんな事を言い出すだろう。しかし目の笑っていない笑顔の鬼松に、会社へ引きずって行かれるであろう絵面が目に浮かぶ。
朝からベッドの中で気怠い身体に鞭打って起きた。鞭と言えば、ニセ嫁引き受けた時は、中松にボロクソにしごかれたなぁー、とか、なんか思わず笑ってしまう思い出が蘇る。その時は相当苦しかったけれど、大好きな一矢の本物のお嫁さんになれるのだから、よしとしましょう。
「私を置いて行くのか」
一矢の手が伸びてきて、捕まえられた。
「きゃっ」
引っ張られて、旦那様の腕の中にぽすん、と収まった。
「おはよう」
「ん、おはよう」
微笑むと一矢の唇が重なった。「伊織は何時も私を置いて起きようとするな?」
「そ、そんな事ないよ。旦那様より早起きなだけ。女だから支度も多いし、時間がかかるもの」
「何時も言っているだろう。私は一人にされるのが嫌だと。お前にずっと傍にいて貰いたいのだ」
「そうは言っても・・・・無理よぉ。早く起きなきゃ、支度出来ないし」
「それから、お前と一緒にいるこの時間を楽しみたいのだ。だから、行くな」
一矢の手が、何と私の胸のふくらみに伸びてきた!
「ちょ、だめよっ、昨日散々――」
「少しくらいいいだろう。もうお前は私のものだ。どうしようが私の勝手だろう」
そんな屁理屈・・・・。流石『お前のものは俺のもの』が名台詞の、ジャイアン様・・・・じゃなくて一矢様。
「んっ・・・・だめ・・・・」
早速愛でられて、だめじゃない声になってきてしまった。昨日あれだけ愛されたのに、もう無理だよ――
「すぐだから」
「そういう問題じゃなくてっ・・・・――! や、ん、もぉっ・・・・あぁ――っ」
柔らかな唇が、私の敏感な部分に当てられた。今日はお屋敷じゃないから、中松もいないし途中で邪魔する人が誰もいない。
そのまま、旦那様(本物)に私はぜーんぶ食べられてしまいました・・・・。
私は旦那様の朝食か!
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