新米魔王の苦悩
第9話 魔石の力
宝物庫に転がっている魔石の一つを拾い手にとる。
手に持った魔石は菱形に近い、いびつな形をしていた。
「これが魔石か…大した魔力も感じないが…」
「魔王様、その魔石の色をご覧下さい」
その石はまるで海外のさざ波に削がれたかの様な真っ白な色をしていた。
ギャバは続けて話し始める。
「白の魔石は最下級の結晶…魔力が強ければ強いほど青、黄色、赤、虹色に輝くのです」
「む、という事はこの石で生み出せる魔物は大した事ないのか？」
「そうですねスズメとか小犬位しか魔物には出来ないんじゃないですか、クズみたいなもんです」
………スズメを魔物に出来ない俺はクズ以下って事か…
ギャバがニコッて笑って言う。
「そういう事です」
「は？」
………心を呼んで答えた…？
手に持った魔石は菱形に近い、いびつな形をしていた。
「これが魔石か…大した魔力も感じないが…」
「魔王様、その魔石の色をご覧下さい」
その石はまるで海外のさざ波に削がれたかの様な真っ白な色をしていた。
ギャバは続けて話し始める。
「白の魔石は最下級の結晶…魔力が強ければ強いほど青、黄色、赤、虹色に輝くのです」
「む、という事はこの石で生み出せる魔物は大した事ないのか？」
「そうですねスズメとか小犬位しか魔物には出来ないんじゃないですか、クズみたいなもんです」
………スズメを魔物に出来ない俺はクズ以下って事か…
ギャバがニコッて笑って言う。
「そういう事です」
「は？」
………心を呼んで答えた…？
「ファンタジー」の人気作品
書籍化作品
-
冬フェンリルの愛子となった私が、絶望から癒されていく話-
337
-
異世界支配のスキルテイカー ～ ゼロから始める奴隷ハーレム ～-
23252
-
風使い練成術師、防御重視は時代遅れとパーティ追放（10か月ぶり9度目）される～路頭に迷いかけたけど、最強火力をもつ魔女にスカウトされた。守備が崩壊したと言われてももう遅い。今は最高の相棒がいるので～-
238
-
ヴェルシュタイン公爵の再誕～オジサマとか聞いてない。～【Web版】-
93
-
【書籍化（ＷＥＢ版）】婚約破棄された悪役令嬢の第二の人生～侯爵家を去ったら美形エリート騎士に溺愛されました～-
29
-
勇者の出番ねぇからっ！！～異世界転生するけど俺は脇役と言われました～
-
147
-
山育ちの冒険者 この都会（まち）が快適なので旅には出ません-
440
-
【コミカライズ】堕ちた聖騎士さまに贈るスペシャリテ〜恋した人はご先祖さまの婚約者でした〜-
0
-
天下界の無信仰者（イレギュラー）-
4405
コメント
コメントを書く