新米魔王の苦悩
第5話 魔力の量
俺様の魔物第1号は何にしよう…
玉座しかない部屋で魔王はキョロキョロするが何も無い。
ふと、壁が少しだけ崩れている箇所が有り落ちているいくつかの石に気付く。
「魔王様、魔王城の壁の石なら良質のゴーレムが造れますよ」
「ホントか!?でわ早速!」
魔王は手の平サイズの瓦礫を拾うと、全身の魔力を石の中に注ぎ込む。
石は弱い光りを放つが少しして元のただの石に変わってしまう。
「そんな高等な魔物、今の魔王様には無理なんですけどね」
言うの遅いよ!
「ただー、毎日魔力を込めれば一年位で出来ると思いますよ」
俺様…ホントに天才なのか…
「仕方ない、諦めて今日はグリーンスライムでも増やすか」
「あ、さっきの石に魔王様の魔力を全部注いだから一晩眠らないとスライムを造るだけの魔力は無いですよ」
…魔王って…泣いても良いのかな…
玉座しかない部屋で魔王はキョロキョロするが何も無い。
ふと、壁が少しだけ崩れている箇所が有り落ちているいくつかの石に気付く。
「魔王様、魔王城の壁の石なら良質のゴーレムが造れますよ」
「ホントか!?でわ早速!」
魔王は手の平サイズの瓦礫を拾うと、全身の魔力を石の中に注ぎ込む。
石は弱い光りを放つが少しして元のただの石に変わってしまう。
「そんな高等な魔物、今の魔王様には無理なんですけどね」
言うの遅いよ!
「ただー、毎日魔力を込めれば一年位で出来ると思いますよ」
俺様…ホントに天才なのか…
「仕方ない、諦めて今日はグリーンスライムでも増やすか」
「あ、さっきの石に魔王様の魔力を全部注いだから一晩眠らないとスライムを造るだけの魔力は無いですよ」
…魔王って…泣いても良いのかな…
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