【書籍化】勤め先は社内恋愛がご法度ですが、再会した彼(上司)とまったり古民家ぐらしを始めます。
箱庭の日々 4
それは彼の優しさなのかもしれないけれど。
(もー、もやもやする…)
プライベートで創太郎とあずみはずっと一緒にいるので、創太郎が寺本さんと会っていたり、少しでも気持ちがあるのではなんて、全く考えない。
でも、あずみがここに来る前はどうだったのかはわからないと思ってしまう時もある。
寺本さんから爆弾のようなメッセージが来た時、内容がひど過ぎて一度はむしろ二人の間には何もないと確信したつもりになっていたけれど、寺本さんの振る舞いがあまりにも堂々としているので、それが揺らいでしまうのも事実だった。
「お弁当、全然進んでないけど、大丈夫?」
西尾さんに声をかけられてはっとする。
今日はさらっとした風がふく気持ちのいい天気だったので、テラスで一緒にランチをとっていたのだった。
「頭から煙が出そうなくらい悩んでるように見えた」
「うう、すみません…」
西尾さんを心配させてしまったことが申し訳なかった。
「仕事のこと?ちゃんと出来てるから大丈夫だよ」
そう言って西尾さんはお茶を飲み、近くに人がいないか確認してから言う。
「それともあの二人のこと?それだったらゴメン、ほんと慣れるしかないと思う。二人ともあの通り弁が立つせいか、上から意外と信用されてるからどうにも出来ない部分があって。理不尽だと思う人事があったらためらわずにSNSに告発する!って息巻いてるし」
「そうなんですね…」
二人のパワーの強さを象徴するようなエピソードを聞いて、あずみはげんなりする。
正確には今あずみを悩ませていたのは二人のうちの一人と創太郎の関係性についてだったけれど、あずみと創太郎が付き合っていることは西尾さんにも秘密にしているので、言えなかった。
「和玖君もいろいろ悩んで動いてくれてるみたいなんだけど、なかなかね」
創太郎があの二人の仕事に対する姿勢について悩んでいるとは意外だった。静観しているのだと思っていた。
(でもそっか、チームリーダーだからそれはそうだよね)
「あの二人の仕事のフォローって、私もちょっとはやってるけど、大半は和玖君がやってるんだよ。ただでさえ自分の仕事も忙しいのにね」
「それって、すごく大変ですよね」
「うん…他の人の二倍は働いてると思う。きちんと確かめたことはないけど」
もしかして家でも遅くまで自室で何かやっているのは二人のフォローのためなのだろうか。いくらチームの責任者とはいえ、無理をして体を壊して欲しくないとあずみは思った。
(もー、もやもやする…)
プライベートで創太郎とあずみはずっと一緒にいるので、創太郎が寺本さんと会っていたり、少しでも気持ちがあるのではなんて、全く考えない。
でも、あずみがここに来る前はどうだったのかはわからないと思ってしまう時もある。
寺本さんから爆弾のようなメッセージが来た時、内容がひど過ぎて一度はむしろ二人の間には何もないと確信したつもりになっていたけれど、寺本さんの振る舞いがあまりにも堂々としているので、それが揺らいでしまうのも事実だった。
「お弁当、全然進んでないけど、大丈夫?」
西尾さんに声をかけられてはっとする。
今日はさらっとした風がふく気持ちのいい天気だったので、テラスで一緒にランチをとっていたのだった。
「頭から煙が出そうなくらい悩んでるように見えた」
「うう、すみません…」
西尾さんを心配させてしまったことが申し訳なかった。
「仕事のこと?ちゃんと出来てるから大丈夫だよ」
そう言って西尾さんはお茶を飲み、近くに人がいないか確認してから言う。
「それともあの二人のこと?それだったらゴメン、ほんと慣れるしかないと思う。二人ともあの通り弁が立つせいか、上から意外と信用されてるからどうにも出来ない部分があって。理不尽だと思う人事があったらためらわずにSNSに告発する!って息巻いてるし」
「そうなんですね…」
二人のパワーの強さを象徴するようなエピソードを聞いて、あずみはげんなりする。
正確には今あずみを悩ませていたのは二人のうちの一人と創太郎の関係性についてだったけれど、あずみと創太郎が付き合っていることは西尾さんにも秘密にしているので、言えなかった。
「和玖君もいろいろ悩んで動いてくれてるみたいなんだけど、なかなかね」
創太郎があの二人の仕事に対する姿勢について悩んでいるとは意外だった。静観しているのだと思っていた。
(でもそっか、チームリーダーだからそれはそうだよね)
「あの二人の仕事のフォローって、私もちょっとはやってるけど、大半は和玖君がやってるんだよ。ただでさえ自分の仕事も忙しいのにね」
「それって、すごく大変ですよね」
「うん…他の人の二倍は働いてると思う。きちんと確かめたことはないけど」
もしかして家でも遅くまで自室で何かやっているのは二人のフォローのためなのだろうか。いくらチームの責任者とはいえ、無理をして体を壊して欲しくないとあずみは思った。
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