最果ての国から無謀な開拓を進める英雄譚~発展停止?よし!世界開拓しよう~

柳月翔夜

第41話正体と九音天散答


「さて、イザベラ。計画の準備は順調かい?」
「はい、あなた"方"の計画を崩さないようにばれないように進めました」
「流石イザベラだ」
「ありがたき御言葉」
あなた"方"?複数人による犯行ってことか

「君達、誰?」
ゾクッ!?     嘘だろ?!気付かなかったぞ?いつこっちに周こん、だ?あいつは未だにあっち側にいる!?

「僕達似てるでしょ、ノロセー一家の長男の双子。ノロセー=スウゼと僕、ノロセー=シファージです。」
ザッ「はぁ、イザベラ。尾行には気を付けろと言っただろうが」
「すいません、あのときの、!」
速すぎる!イザベラも魔力は大量にあるはずなのに、それを大きく凌駕する速さを持っている…

『ルーク逃げるぞ。今の妾達じゃ敵わない』
「逃げるって、この速さ相手にか…?」
『少しでも遠くにいくんだ。0.1秒が勝負になる』
一か八か、やるしかない!

伍の太刀、音速の檻!!
ブォン!
まずは森を抜けてアズールさんに助けを呼ぶか?それとも隠れてスキを見て変装?
『アズールを呼んでも負けたら終わるぞ』
「うんうん、どうすればいいだろねー」
……は?まだ5秒くらいしか…
伍の太刀、音速の檻
身体強化、ブースト!
「おぉ?なかなか早いね、でも僕達には及ばない」
嘘だろ!?まだついてくるなのか、こうなったら!

秘技・常闇駆天底!!
「これな、に!?重いな」
ズシーン!
ビリビリ
一人沈めた!あと一人は来ていないようだな。
『ルーク!前!!!』
「いやぁなかなかやるな。攻撃力だと負けてるか。まぁ未来の王女の大臣だからこのくらいは必要だな」
秘技・常闇駆、ボゴッ!
「かはっ、、」
「やられる前に止めれば平気だろ?」
速すぎるだろ!!!?
「幼い頃から暗殺のスキルを磨くためにキツイ修行を耐えてきた。ノロセーは俺達がいることでトップに登り詰めた。最近次男の奴が南・東世界大会で負けたがな。」
『どこかで見覚えがあると思ったら!
あの123番と321番の奴だ!』
「大正解だよ…いてて、」
「全く相手が弱いからって油断しすぎるな」

「1つ質問だが、お前も大会の"選抜者だろ?"その中に俺達の次男を倒したやつがいるみたいなんだ。あんな落ちこぼれでも家族だ。知ってるか?」
「…」『…』

時は戻り南・東大会後

「あんな強い奴もいるんだな。いてて」
「ジンさんが強いって言うのだったら相当ですね、どんな人なんですか?」
「ノロイ一族とか言ってたぞ。朝方一家みたいな」






「『いや、暗殺一家のノロセー一族だろ!』」
「知ってるようだな。お前達か?」
「俺では、、、」
『ルーク?どうした?』
なんか情けないな。自分の目標のために努力をしているのに逃げる?ダサすぎだろ…

最強がピンチな時に助ける人なんていない。
限界を越えるときに他の人の助けはない。
なぜならどちらも不可能だから!!



「俺だ。俺がそいつを倒した」
「そうかそうか。俺達は運がいいな。一応依頼人は弟だからな。依頼は全うする」
「「シャイドクロス」」
消えた!?ただでさえ早いのに…
『ルーク!後ろじゃ!』
な、、、グサッ!

ポタポタ…ポタ
「「つまらないな。もう終わりか」」
シュバ!
『ルーク!!!』
壱の太刀、双流岩刃

シッッ、タラッ
「勝手に人の終わり決めつけるな、」
「「シャイドクロス」」
またか、出血多量になる前に倒さないと死ぬぞ
『ルーク!「後ろだろ!」
ガギ!
この2人、魔法で人の影に入ってる。暗殺にぴったりの魔法じゃないか。影に入ってるときは攻撃ができない。どうすれば…
「そろそろ倒すぞ、シファージ」
「そろそろ倒すよ、スウゼ」
速すぎ、だろ。肉眼で追えるが、体が遅れてしまう。
速さだけで頂点を取ろうとしてもこれ以上の速さを出せるやつはいるのか?

伍の太刀、音速の檻!!
何を弱気になってるんだ。もとから俺は強くないのに、過信して、下を向きながら上言を吐いて、自分にできる最善を尽くしてやる

ゴウッ、
「少し速くなったって無理だよ」
「諦めろよ」
ニヤッ「なめるなよ。」
『大人になったなルーク。もう少し付き合ってやるとするか。』

ザッザッザッ
人?ヤバイぞ!被害を食らうと

「うるさいのぅ、最近は住居区も広げられて森が少なくなってイライラしてるってのに
騒がしい奴も来て、疲れるわ」
「邪魔だな。死ね」
チリッ
やばっ!間に合わ、
バチッ
白刃取り!?あの速い斬撃をいとも簡単に

「老人に死ね?だぁれが老人じゃ!」
言ってねぇー!

「まだピチピチの145歳じゃ!」
ピチピチじゃねぇー!
「住居区で過ごして早100年。ってだぁれが老人じゃ!」
…言ってねぇ…

「「シャイドクロス」」
あいつまた……!
今度はどこだ?
『ここは森であいつらに優勢、あっちの広場に行くぞ!』
「おう!」
しゅば!

「おばあさん!」
「全く…歯ぁくいしばりな?」
グン!       バシーーーン!!
「「かはっ!」」
腕を即座に掴んで、地面に叩き付けた!この人あのスピードについていけてる?!

「なんだこの婆さん!」
「知らない人だね。」
「私も大型の魔物に追いかけられた時期があったが。100歳に到達したらここらの魔物は全員倒せるようになってたんだよ」
なんか感傷に浸ってる…
「これで気絶しない人{魔物}は初めてさ」
「「クロスシャイd」」

「させないよ。」
また掴んだ!
「依頼の邪魔を、するなー!!」
突き放した!
バシーーーン!


な。何が、あったんだ?おばあさんが掴んで、突き放した。そのあとに双子が倒れた…?倒れたというよりは倒された?
「ふぅ、最近の若者は骨の無い奴が多いなぁ。昔は倒されてもすぐ起き上がってたよ」
それはあんたが強くなっただけだよ!
ギロッ

「で?あんたもこいつらの仲間かい?」
フルフルフル







パチパチパチ
「へぇ、こいつらが"あの"ノロセー一族か。」
「そんなに有名なんですか?」
「まぁ、初代ノロセー族長は北世界出身じゃからな。初代と今の世代が強いと言われているな。」
ノロセー一族はあのあと気絶をし、おばあさんに拘束された
「私の名前はモア=シイト。あんたは?」
「ルーク=シアルス。南世界出身です」
「わざわざ遠いところから、なにか探してるのかい?」
「5つの宝玉です。今のところ3つ持ってるのですが」
「それなら私と王妃が持っているぞ、」

「『えぇーーーー!?ななななんで!?』」
「王妃とは古くからの友達で、毎年のようにこの玉を盗もうとするやつらがあとをたたないんじゃよ。ねじ伏せてるのじゃがな」
嘘だろ…絶対とれないじゃないか。王妃なんて尚更だ。今から他の方法を探しても見つからないぞ?
「だが、私の弟子になって修行をするなら渡しても構わないぞ。」
「え!何でですか。そんなに大切なもの」
「王妃は知らんが、私は子孫がいない。このまま王妃に渡してもいいが、弟子をつくって渡した方がいいじゃろ?どうだ?やるか?」

「やりたいです!」
剣術、魔術はやったが、格闘術は全くやっていなかった。この際すべてを覚えるのも良いな
「期間はお前次第だ。私の知っている技の全てを覚えたら合格、それまでが弟子としての期間だ。前年もいたんじゃが、すぐ夜逃げしおった」
そりゃな!
「では明日の早朝、この広場に来な」









活動記録
①ノロセー一族の長男の双子と遭遇
②圧倒的力を目にし絶望
③モア=シイトの格闘術
④弟子入り
⑤老人とは一言もいってないはずなんだが、



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最強に近づいたと思った矢先に挫折。
ルークの道のりは厳しいものですが、現代を生きる私達にとっても厳しいことなどいくらでもあります。(うまいこといった)
ではまた~

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