最果ての国から無謀な開拓を進める英雄譚~発展停止?よし!世界開拓しよう~

柳月翔夜

第38話結果と終りの見えない道


「クッ!重…、、」ドシャ!



「へぇー、あのダンジョンから大分強くなったね。今戦ったら危なそうだ」
「そんなことねぇだろ。俺でも"勝てそう"だぞ?」
「あれ?イスセルは?」
「あいつはなんか用があるっていって全国共通ギルドにいってるぞ。」
「ふーん、おぉ、立ち上がろうとしてるよ」



ガラッ 
まだ立ち上がるのか…でも立ち上がる前に倒せば!
壱の太刀、双流、バターーーーーン!!
終わっ…た?

『勝ったのじゃ!ルーク!』

「あぁ、勝ったな」
『なぜあっさりしてる!?』
「疲れた…ものすごく、筋肉痛が襲ってきてて動けない。」
『さっきの技の代償じゃな。いつもの仕返しじゃ』
「どうゆうことだよ!お前が筋肉痛起こした訳じゃないだろ!」
ボフン!
『この人間の姿は好きじゃないが、今は…』
コショコショコショ
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!」

こうしてコロシアムの初戦は終わった。





「ルーク様起きてください!昇格通知ですよ~」
『おい、ルーナ馬鹿!起こすな!!』

「なんだ?起きてほしくないのか?」
『いや、そんなことはないぞ?昨日は大変だったから寝ててもいいぞっていう…、』
コショコショコショ
『ギャハハハハハハハハ!!』

「また常闇は酷く拘束されてますね。まぁ私としてもこちらの方がいいですが」
「じゃあ昇格通知みるか。何位になってるかな?」
「一般的には倒した相手の順位になるそうですが例外があって、圧勝などすると一気に上がるようです」
ピラ

                   ロックス・シャルル様
北世界コロシアムの昇格を認めます。
25位→14位へ昇格です。

「すごいですね!9位も昇級しましたよ!」  
「でもアズールには程遠いな」  

『アズールと他の勇者はどのくらいなんだ?』
「アズールは1位、イスセルさんは4位
ゴーデンさんは5位だ。」

『まぁ勇者だからそこまでいかないとな』
「お前は何様だよ…」

ん?もう一枚あるぞ?
「ルーナ、これ知ってる?」

「知りませんね。んー?これ全世界共通ギルドのロゴマークですよ!なにか召集ですかね?」

「こんなロゴだったのか。今北世界にいるから南世界とか言われたら無理だな。」
ピラッ
                              昇格通知
ロックス=シャルル
C級上位からC級55位にすることをここに記します。これからも世界での活躍を期待しています

こっちも昇格通知、しかも遂にC級100位以内になったぞ。目標に一歩近づいたって感じだな。
「そういえばですけど王妃継承式のことどうするんですか?」
「あぁ、エイブリーさんのことか。この数日他の人達に言わずにここに済ませてくれたからなにか恩返しはしたいよな。」
「じゃあこんなのどうですか?三人で頑張ってエイブリーさんを王妃にさせるとか」

『妾も!?』
「当たり前だろ。お前は数日間どこに住んでたんだよ」
『ここじゃ…ボソッ』
「で、ルーナ具体的な策はあるのか?」
「ルーク様なら承諾されると思って、昨日、明日一緒に住居区にいっていいですか?とエリザさんに頼みました」
「仕事早すぎだろ、、ん?昨日に明日ってことは今日じゃないか!」
「はい、今日です」

「そこで他の候補者の偵察をするってことだろ?」
「その通りです!ちなみに私達はエリザさんの大臣という形で入ります。」

「OK、じゃそこまで自由行動だな」
「?まあそうですが、どこかにいく用事でもあるんですか?」
「まぁな。常闇行くぞ」
『行けないわ!縄ほどけ、ボケ!』

「やっぱルーナ連れていくか…」
『連れていけー!お前がルークってこと言うぞ!』
「おま、大声で言うなっ、、、て?」

「なんで君達がルークのことを知っているんだ?」
マジかー…
「いや、ルークってどなたですか?
前カレーライスのルー臭かったって言っただけですよ」
「なんだ…お前達がルークの友達かと思ったぞ。あと三時間後にここを出るぞ」
「「はーい」」
ガラッ

「もう少しでバレるとこだったぞ。常闇」
『すまん。』
「すまんですんだらギルドはいらないんですよ!」
『はい…』
「はぁ…次からは気を付けろよ?」
シュルシュル
『今日のルーク優しいな』
「いつもルーク様は優しいですよ」
「じゃ外出してくる」
「はーい」



~北世界外れ~
「よし、ここら辺でいいか」
『何をするんじゃ?』
「常闇駆天底の練習と全ての太刀の威力をあげる。」
『まぁ、また全身筋肉痛になっても困るしな。妾が、』
「常闇がくすぐるのが悪いだろ」

ザッ、まずは集中状態に入る…
秘技・常闇駆天底!!
ビリビリビリ!
「やっぱ振動来るな…どうすればうまくいくんだろう」
『ルークは肩に力が入りすぎてるんじゃ。
隙を与えたくないってやってるんだろうが、逆にスピードにキレがなくなっている。その動作を息をするかのようにするんじゃ』

力を抜く?それじゃ威力が低くなるんじゃ
力を入れるところと入れないところをしっかり分けろって言うのか?どうやって?

「…ふー…」刀を抜く瞬間に力を入れてみるか。
秘技・常闇駆天底
ビリビリ!!
「さっきより振動来なくなった!」
『(一発で振動の削減をクリアするなんて、抜群の集中力じゃないと不可能だぞ、)』

二時間半後

「よーし、そろそろ帰るか!」
『早めに帰った方が何かあったときに安心じゃからな』
ザッ
≪動くな。動いたら殺す≫
気付かなかった?!かなりの実力者だ。

ゾロゾロゾロ
人数もかなりいる…これはヤバイぞ







活動記録
①初戦、勝利!!
②二枚の昇格通知
③秘技の完全習得の道
④何者かの襲撃
⑤女の人は勘が鋭い?



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最近はまた創作をたくさん行えるようになったので、合計10万文字までもう少しとなってきました。最初は全然伸びると思ってなかったのでハート100行ったときは驚きました。ではこれからも応援よろしくお願いします!!!!!!!!!

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