最果ての国から無謀な開拓を進める英雄譚~発展停止?よし!世界開拓しよう~

柳月翔夜

第37話勇者"達"と挑戦

「よーし、やっと大きいコロシアムに移動だな」
『今日来たばかりなのに時間がかかったきがするのぅ。』


あのあと、俺はランキング25位から始まることとなった。一気に進みすぎじゃね?初試合の相手は…16位の…
「字が読めないな」
『ん?読めない?おぉ珍しいな。極東の國の住人じゃな』
「極東の國?」

『北世界の最も奥には住居区があるじゃろ?そして海を少し進むと、極東の國"新江倉"という場所があるんじゃ。そしてそこは一切外部とのコンタクトを封じるため、そこに入った者はいないという』
「だから文字が読めないのか。漢字でもなく、英語でもないしな。」



ドン!
「ひっさしぶりー!」
「ぐはっ!誰…?ってアズール!?」
「なんか見ない内に大きくなったなぁ」
「これは容姿偽装魔法を使ってるだけです。気付いているでしょう?」
「流石ルークだね。鋭い勘も当たってるしね。というかルークもコロシアムに来たの?」
「まぁ、北世界に用がありましてついでに、"も?"」
「僕も今ランキング戦で1位なんだ。」
流石勇者といったところか。これは大会の前に手合わせするかもな
「それに仲間と待ち合わせしてるからね」


勇者
世界の職種の中で0.001%にも満たない職業




「仲間?それってー「おい!アズール、ったく一人で突っ走りやがって…」」
「アズール、これからどうするの」
「紹介するよ。鋼の勇者、ゴーデン=サイ
氷の勇者、アリーム=イスセル。そして、僕が炎の勇者、アズールだよ!」
「ん?こいつがアズールがいってた子供か?身長高すぎやしねぇか?」
「ゴーデン、バカ?そんなわけない。魔法」
「あ!?」
「ルーク=シアルスです。」
「…」
「…」


「あれ?」
「悪いね。この二人頑固でさ、自分より強いやつじゃないと話さないんだ」
えぇ…エリザみたいなものか…
《ルーク=シアルス選手、第一闘技場での試合です》
「呼び出しだね。行ってらっしゃい」


「失礼します」
『遂に試合じゃな!』





~第一闘技場~
《さぁ、今日の第一試合は実力確認試験で試験管を追い詰め、25位に進んだ新星!
ルーク=シアルス選手!》

《そしてそしてー!反対側は、遥々東の國から来て、約1ヶ月で16位まで登り詰めた"宮蔵惣次郎(みやくらそうじろう)"選手!》
あの解説者…双子なのか?息ぴったりだし
『宮蔵惣次郎って読むのか、"侍"ってなんじゃ?』
前世で、歴史の時間で習った気がするな。この世界は少し地球に似てるな。

《ではでは~》《それでは~》
《《試合開始!!》》
まずは距離を縮める!
チリッ!
「はやっ、」
間合いに入ったのか!?こんな広い間合いがあるのか?
そっちがそう来るなら、こっちにも考えがあるぞ!
伍の太刀、音速の檻!!
ブン!
いな、い?
《おっとー!?宮蔵が消えた~!》
ピシ
『ルーク、コイツ』
あぁ消えた訳じゃない。見えない速度で縮地を繰り返してる!
ピシッピシッピシッ

壱の太刀、双流岩刃・曲
双流岩刃を改良をして放つ瞬間に刀の向きを垂直に変えることで風の流れをそのまま出すことができる、そして風の流れを変える者を襲う

「!?!?」
ドガーーーン!
「よぉーし!」
『ルーク!!』
ヒュン!

コイツ…怪我をしていない!?何で…
壁に当たったのは俺が放った斬撃ってことか
レベルが全然違う…
                      これだから剣術はやめられない

ドッガーーーーーーーーン!
メリメリ、
『ルーク!大丈夫か?』
気を失いかけたけど平気だ
縮地+常軌一千!

常軌一千は身体中にある魔素を足と目の周りにコーティングし、何千通りの道を見つけ出すことができる
縮地と組み合わせたら最強だ

伍の太刀、音速の檻!!

今度こそ倒す

ピュッ!ピッ!
「おぉー!ルーク速っ、でも相手も負けてないねー」
「あの小僧、下手すればB級にはいれるぞ」
「何故C級なのかしら」
「多分最初からB級だったら狙われやすいからだと思うよ。」


流石に今隠している技を使うわけにはいかない。勇者達と戦うときのためにとっておかないと、、、、、



ドーーーーーーーーーーーン!!


「やったか?!」
『ルーク、、』
「なんだ?」
『あの相手、さっきから右手しか使ってないぞ』
「…は?そんなわけないだろ、片手であの強さってことは両手になったら、」
ガラッ
「『!!』」

「ハハハハハ!やはりこんなものか、弱すぎる。弱すぎるぞ!」
「いきなりなんだ?」
「利き手じゃない方でここまで押されてるなんて笑えるな」
『片手は片手でも利き手じゃなかっただと?』
刀を両方の手で自由自在に使える…これが


                                 "侍"


ドクンドクン
「なんかワクワクしてきた」
『お前のせいで妾もワクワクしてきたわ』
「あの"技"使っていいよな?」
『使うなっていっても使うんじゃろ?』
「その通り」ニヤニヤ


秘技・常闇駆天底(とこやみかけるあまとこ)
キィン、、、、、、、、
「……は??」ズシィ…
「重…」なんだよ今の!斬撃が………


「視えなかったぞ!!!!!」



活動記録
①勇者達との出会い
②侍との戦い
③強さの壁
④秘技
⑤利き手じゃないとこよりも片手で剣振るのは難しそう


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新しい技、常闇駆天底。一体どんな技でこの初戦どうなるのでしょうか?是非考えてみてくださるとありがたいです。

遠いようで近い存在となった勇者。
新しい敵の侍。
そしてエリザと、ジン。
これからの話はどうなるでしょうか

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