最果ての国から無謀な開拓を進める英雄譚~発展停止?よし!世界開拓しよう~

柳月翔夜

第35話仲間と好敵手(ライバル)

「こちらから行かせてもらう!」
シュー…
ガキーーーーーーン!
「ほぅ、止めるとはなかなかやるじゃないか。だが、私より強くないと姉さんをやるわけにはいかない!」
『くっ、いきなり身長が高くなったからやりづらい!』
ガキーーーーーーン!ガキーーーーーーン!
ヒュン!
『はやっ!?だが、まだまだじゃ!』
「何をブツブツ言ってるんだ!」
剣に魔素を集中させる
漆黒閻魔



このとき常闇は極度の集中をしていた。
今までで最高潮の集中、獣人の番人、スピード兄弟。臨戦態勢,好敵手だからこそ全力で闘える。心底常闇は楽しんでいた

陸の太刀、如法暗夜!!!!
キーーーーーーーーーーーーーン!
ガチャン
「な、見えなかった…一瞬暗闇に包まれた
剣も弾かれて…」
シューーーーーー…
「勝っ、、たー!これでいいですか?」
「う、うむ。仕方ない。」
なんだ?こいつがカッコよく見えて、って姉さんの相手だ!私は強いやつを見るとすぐ惚れるのか!ルークという決めた相手が!
「大丈夫、ですか?」
「はいぃ…」
『エリザたん、強くなったな!』
俺は戦ってないからわからないが、そうなのか?
『妾は本気で打った、受け身を取らなかったら死ぬほどの斬撃を繰り出した。エリザたんはその衝撃を最小限に押さえて剣が吹っ飛ぶだけに収めた。まぁ、剣術について妾が弱いのもあるのじゃが』
エリザたん、エリザたんって折角良い解説してんのに台無しだな…ってか剣なのに剣術ダメなの!?
「あ、あのぉ姉さん?」
「え、なに?エリザ」
「グレン君を私にくれるとかは…」
「何をいってんの!?駄目に決まってるじゃん!強い人に惚れるの直そうよ!」
「ちっ」
「実の姉に舌打ちするなぁー!!!」













~エイブリーの家、寝室~
「はぁ、今日も疲れたなぁ…」
エイブリーさんに北世界のことを教えてもらった。
"住居区"は世界の中央にあり、貴族しかすめない町ということ
王妃が高齢で継承者を選考しようとしているということ
そして…残り二つの宝玉のうち一つは王妃が持っている冠の中央にあるということ。
ってことはエイブリーさんか、エリザを王妃にさせることに他ならない。
『どうするのじゃ?後回しして西世界にいくか?』
「今戻ったら時間が足りない可能性がある。中央世界がどこにあるのかもわからないのにかけることは出来ない」
『では何を?』
「前の戦いで敗けて悔しかった…」
『逃走じゃないのか?』ニヤニヤ
「うるさい、ここで俺は二週間極限まで鍛える。全世界共通ギルドに加入する。」
『目標は?』
「11歳までにA級、いやS級だ」


全世界共通ギルド
ギルドに所属しているものは9割9分入っている。地域ギルドでの成績は入るが違うところはランク
S~Gは変わらないがSの上にX級と言うものがある。所属人数は1億2800万人
                      G級(約1億1000万人)
                      F級(約2750万人)
                      E級(約688万人)
                      D級(約172万人)
                      C級(約43万人)
                      B級(約11万人)
                      A級(1074人)
                      S級(21人)
                      X級(4人)
『つまり22人目になると?しかも最年少の壁、14歳を破って』
「そうだ。怖じ気づいたか?」
『お前といると休息すらない』
「いいですねー友情って感じがします」
「ルーナ何処にいってたんだよ…大変だったんだぞ」
「すいません、他の候補者について偵察してきました」
『相変わらず仕事がはやいな』
「それより!私と特訓しません?!」
特訓…確かに俺よりルーナの方が今"は"強い
「光魔法も教えますよ!」
「わかった。やろう」
「決まりです、明日の朝外に出てください」



といいながらまずはギルドに登録をしよう
『深夜に起こすでない…妾を眠させろ』
「お前寝ると起きないから仕方ないだろ。しかもあと少しでエイブリーさんの魔法が切れてしまうから今のうちに登録するんだ」
…そういえば最年少は11歳だが俺みたいに容姿を変えればバレないんじゃ?
『いや、普通にバレるぞ。全世界共通ギルドはS級が作った容姿特定魔道具でバレるからな』
「じゃ俺もダメじゃん!」
『あぁ、別に全ギルドは差別はない。子供でも相手してくれるぞ。ここの支部は知らんが』
支部?ってことは中央世界に本部があるのか?
『勿論じゃ。本部はここの数十倍もでかいぞ』
数十倍!?中央世界自体も大分広いそうけどそこまで…
「次の方どうぞ~。」チラッ
バレた
『バレたな』
「えっと、6歳と約半年ですね。登録でしょうか?」
「はい。」
「では全世界共通ギルドの説明をします
当ギルドではランクは一番上のXとなり、
純金で作られたライセンスがあり、他人が持ったら1兆tに及ぶ重さになります
討伐クエストは基本的に自分のランクにあったクエストの方がよろしいですが、自分よりも上のランクに挑まれても平気です。その場合は自己責任として扱われますが」
「あーそれ以外は変わりませんか?」
「え?まぁ、そうですが」
「では省略してください」

「では、手続きとしてここにサインを。ランク計測テストをするので裏の計測場に来てください」
「わかりました」
何をするんだ?
『妾が前したのは魔素と剣術測定じゃ』

~計測場~
「まずは剣術を見させてもらいます。あの的に斬撃を本気でぶつけてください」
「切ってもいいんですか?」
「プッ、クク…すいません…クク…ここでそんなことしたの王様と勇者くらいしかいませんよ?」
よし、切ろう
『見せてやれ、ルーク!』
伍の太刀、音速の檻!フルスピードver’
メリメリ、
固っ…!?
「ウ、ウォオオオ!」
ジャキン!
切れ、た!
ポカーン
『見ろ!ルーク、あの審査員驚いてるぞ』
「王様と勇者でも、切るだけなのに、真っ二つに!?」
へ?そっちの切るだったの!
「支部長~ーーーーーーー!!!!」







「はぁ、…で?6歳半年がこれをやったと」
「そうなんですよ!マグナム支部長」
『おぉ、久しぶりだなマグナム』
「え?常闇の姉貴!!お久しぶりです!
師匠は一緒では?」
ポカーン
ポカーン
「姉貴って?」
『こやつは昔北世界に来たときに弟分としたマグナムじゃ。お前も偉くなったもんじゃな。』
「あのあと、C級までたどり着いて、たまたま支部長の席が空いて俺がなったんですよ!その坊っちゃんは、姉貴の子供ですかい?」
『違うわ!』
「え!じゃあ、男、」
バシーーーーーーーン!
うわぁ…
『ち、ち、ち、ち、ち、ち、ち、違うわーーーーーーーーーーー!!』

気を取り直して
「では坊っちゃん、魔素を測らせてもらいます。琥珀石に手をかざしてください。
1~上限なしの数字が出ます。X級になると530兆とかですかね?俺は5億です!試しに姉貴御見舞いしてくださいよ!」
兆!?
『任せとけ!』
ポウッ

                              9億7000万625
 


「さっすが姉貴!もう少しで10億ですね!」
「次は俺だな」
『お前はハンデとして指輪があるからな。』
ニヤッ
最大のZまで上げてっと…
ボウッ
  

                              18億
「へ?」
「なんか桁数間違ってませんか?」
「いえ、最新式なので間違えるはずは」
チーーーーーーン


「えっと、常闇?大丈夫か?」
『おぉ、18億くん久しぶりじゃな』
「誰だそいつはそして、久しぶりではない」
『別に抜かされていじけてるわけではないよ…石蹴ってるだけじゃ』

こいつ、いじけるとこんなにめんどくさいのか…
「まぁ、9億7000万でもすごいじゃないか!」
『指輪がなかったらお前は97億はいくだろ…妾のことは放っておけ…』
「マグナムさん、ランクはどのくらいになるんですか?」
シュン
『べ、べつに慰めて欲しかった訳じゃないし?構ってほしいからいじけてるわけでもないし?』
ブツブツブツ
「えっと…今統計を…っと、測定値ではC級上位に入れます。」
ちなみにランキングが出るのは100位からだそうだ
「マグナムさんは何位なんですか?」
「C級で下の方です。」
『じゃ早速ランキングに入れてもらおう』
「そうしたいところなのですが…ランキングに入るのでしたらランキング内の者と決闘をして、初めて順位が着きますので。」
なるほどな。さすがに試験でランキングに入れるほど甘くはないか

「決闘はどこでやれるんですか?」
「北世界では一つ、住居区のコロシアムですね。そこでは1日約500戦は行われています。」
「よーし!今から行くぞ!」
「それは無理です」
『そりゃそうじゃろ。相手が子供相手に決闘を呑んでくれると思うか?』
確かに、時間の無駄だな
「じゃ、まずは登録させてください」
「わかりました。名前はどうします?」
偽名の方があとで役に立ちそうだ
「ロックス・シャルルでお願いします」



こうして、波乱のギルド登録は幕を下ろした











活動記録
①ルーク勝利!
②成長する仲間
③全世界共通ギルドへ登録
④ランキングへと向かう






ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
世界全域制覇に向かうルーク達、その通過点として全世界共通ギルドへと足を運んだ

なんか、あらすじ話してるみたいで面白かったです!

今回はいつもの2倍に値する文字量です。

読んでいて疲れていましたら、何回かに分けてもらいましても構いません。

ちょっとした隙間時間に最適かもしれませんよ!

少しでも面白くするために皆さんの応援が必要です。
☆、ハート、よろしくお願い致します!
また次の話も楽しみにしてください!!!

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