最果ての国から無謀な開拓を進める英雄譚~発展停止?よし!世界開拓しよう~
24話森竜とリミッター解除
この世には大きく分けて5つの種族に分かれている
人間
世界で一番人口が多い種族。その人口比率は48%と言われている
亜人
容姿は人間に似ているが力が魔族並みに強い。人間に闘志を燃やしているので争いが絶えない
獣人
犬の獣人や猫の獣人など、獣人も大体は負けず嫌いという習性を持っている。戦闘に向いているので冒険者になるものが多い
エルフ
力はないが頭脳がずば抜けている。神聖な場所に住んでおり、他種族はなかなかそのなかに入ることができない。
魔族
7割は魔王の部下だが、自由に暮らす者もいる。良く魔族は悪い奴しかいないと言われるが善良な者もいて誤解されやすい
この他にも
エルフと魔族の子供のダークエルフや
特別種族の妖精とエルフの子供のハイエルフ
エルフと獣人の子供のビーストエルフ
ビーストエルフに関しては獣人は強いものを好きになる傾向があるので、この組み合わせは珍しい。世界の0.01%の人口
「なぁ、常闇とルーナは獣人って見たことあるか?」
『妾は100回くらいは見たことはあるぞ』
「私は神界にいたので一度も…」
「俺も6年生きてるけどまだなんだよなー。」
『まぁ、人間の半分以下じゃからな。まずまだお主は子供だから当たり前じゃ。6歳と少しでこんなことしてるのがおかしい』
「ルーク様は特別ですわ。私から見たらもう青年として見られますもの」
「ありがとう。でもルーナも若いだろう?」
「はい。まだ20歳です」
…ん?神界では、20歳は若いのか?
「そんな顔してますが20歳はここでの5歳くらいなのですよ?常闇の場合は30歳くらいですが!」
『なんじゃと?妾はまだピチピチじゃ!』
「三十路のおばさんがよくもまぁ」
こいつら連れてきたの間違いだったかな…10分に一回は喧嘩してる…
「それはいいとして門番って何の種族なんだ?」
『北世界だけはエルフで、それ以外は獣人じゃな。』
ってことは初めて獣人にあえるチャンス!
「ん?でも北世界にエルフがいるってことだよな?」
『まぁ、数少ないエルフが多く住んでいることはかわりないな』
「エルフって頭がいいから発展してるんじゃ?」
『エルフの"住居区"だけはな。それ以外の人間がすんでいるところはマルシー島くらいじゃな』
「大分田舎だな…エルフは人間がそんなに好きじゃないからなぁ。エリザも大変だな」
『エリザは人間じゃないからな。』
…え?確かにエリザのステータスは見たことないけど、そんな…ってことは!
『でもエルフでもない』
「どうゆうことだ?」
パラパラ「ハーフエルフってことです」
「ビーストエルフの次に珍しい種族ってことか!そんな珍しいとは思わなかった…ってその本なんだ?」
「これは創造神様に貰った種族大全です。種族を覚えないといけないので、勉強中です」
ルーナが神界出身のこと忘れてた…
「なぁ、俺達この道さっき見なかったか?」
『見たのぅ』
「見ましたね」
やべ、迷った。
『これはまさか…!!』
「またスモークミミックか?」
『迷う森、煙が出始めた…てことは魔王軍の幹部、七竜の中の森竜!!!』
「森竜?!ってことはこの森は……」
『えへへ』
「「『森竜の背中ーー!ギャー!!』」」
《五月蝿い!人間風情が俺の背中に乗るな!》
いや、何処からが森竜の背中か知らないもん。
『話す魔物、七竜の中の上位の印じゃ』
《そうだ。俺は魔王軍の中でもベスト10に入る実力者だ!!今すぐ立ち去れ。今なら半殺しで済ませてやろう》
降りたら死ぬじゃん…
「常闇、やるか」
『倒せるかわからんが、やるのじゃ!』
弐の太刀、水無(すいな)
スッ
完璧!弐の太刀も習得できたな
《痒いな、それごとき効くとは思うなよ?》
ブン!
「地震より強い揺れだ!水無が効かないなんて…」
壱の太刀、双流岩刃・5連!!
ビリビリビリ!
衝撃が強すぎて肩が…
「ぐ!」
《早く落ちろ!この…人間が!!ウッドブレス!!》
バーーーーーーーーーン!!!
離してしまった!?落とされ、チャリン
この指輪…魔素を最大限にあげる!
弐の太刀、水無+"紅"=楓零(そうれい)
《ぐ、ギャーーーーー!?》
うるさっ…!鼓膜破れる!!
《七竜、いや、魔王様を敵としたら人間なんて蟻のようなものだ!その人間ごときになぜ傷を!?》
本気であんな浅い傷は…ヤバイなぁ。
《俺も本気で行くとしよう》ニヤッ
ザワザワ
「降りるぞルーナ」
「はい!」
《グォォォォォォォォォォ!!》
『あれはリミット解除をしたようじゃな』
「リミット解除?」
『森竜は所詮七竜の一位ではない。リミット解除をしたら野生に戻る』
「よく知ってるな。」
『マルシーとも20年前に氷竜と戦ったものじゃ』
「氷竜!?七竜の三番手と言われている強さじゃないか!」
『七竜といっても昔は五竜だったのじゃ。そこから現在トップの強さを競っている黒龍と竜王が入ってきて七竜になったって訳じゃ。黒龍と竜王は19年しか生きていないという事じゃな』
《グォォォル!ゴグルルォ!》
バシーーーーーーン!   パラパラッ…
当たったら…灰になるなこれ。どうしたものか…
壱の太刀、双流岩刃+十字炎柱!!
森には炎だ!って安直な考えで行くといいけど
ボォッ!
《グォォォォォォォォゴグォ!》
うん。効いてないね。余計危なくなってきた!
バシーーーーーーン!バシーーーーーーン!バシーーーーーーン!
「私に任せてください」
ルーナの剣術はっきりと見たこと無いが、聖剣ということは強いのか??
「聖駆の霹靂!!(せいくのへきれき)」
活動記録
①種族について知れた
②エリザの初耳の秘密
③迷う森の正体は森竜
④ルーナの技
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今回は珍しくボケが出ない、バトル回となりました。やっと種族の事についても触れ、七竜の中の三体目まで辿り着けましたね
こんなに罠に引っ掛かって先が思いやられます。森竜の対戦は圧倒的な戦力差があるので今までの戦いより大分かかりそうです
あと少しでハート50。ここからより面白くしていきたいです
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