最果ての国から無謀な開拓を進める英雄譚~発展停止?よし!世界開拓しよう~

柳月翔夜

21話南・東世界大会スタートと強敵


東・南各世界大会開催当日。

~審査会場~
「ジンさんとエリザはどこだろう」
「ルークさんですね。797番のバッジです。」
「ジンさんとエリザは来ましたか?」
「えーと、エリザさんは724番さんですね。もう来ていますよ。ジンさんはまだです」
「さすがエリザ…早いな。この大会には何人参加するんですか?」
「約145万人ですね。」
「単純計算で2万9千人になるな」
『妾の予想では2万は切ると思うぞ』
何故だ?
『例えば1番の奴、魔素でコーティングされている。』
コーティング?
『お主はできないだろうが、体に魔素をまとめる事で魔法の攻撃力を減少させるのじゃ。相当な熟練者か天才しかなれん』
へー魔法も奥が深いな
『他にも123番と321番の双子…か?それと498番、550番…ってあの勇者か!』
「あー本当だな。ってかまだ始まる5時間前なのにみんな早いな」
『293番は不気味じゃ…妾でも鳥肌が立つ』

3時間後
「まだジンさんは来ないな…」
「あ!主、此処にいましたか!」
気づかれた
「ジンさんがまだ来ないから待ってるんだよ」
「あいつの事だから大分遅く来るんですよ」

合計81万人

4時間半後
「いくらなんでも遅いだろ!あいつには余裕を持ってくるという言葉はないのか!」
「まぁまぁエリザ抑えろ。試合前に疲れる」

合計121万人

開始まで残り10分
『…あやつ来ない可能性があるな。』
「一番楽しみにしてた人だぞ?」
「もう、突っ込まん」

合計140万人

開始まで残り5分
チクタクチクタク

ジンside
「やべぇやべぇ!間に合わねぇ!寝過ごした~!」
合計141万人

開始まで残り1分
「あ、ジンさん無理だな。」
「主、ウォーミングアップしていましょう」
「そうだな」

合計142万人

残り5秒
「あと少し!間にあぇぇ!」
バーーーーーーーーーーーーン!!!
「ん?」
「ん?」

「はぁ…ジンさん。ギリギリセーフですよってその隣の人どうしたんですか?」
「俺と一緒に壁を破った奴だ。

確か…丸太?」
「違う!俺はマル=チェソー。」
「静粛に!これから予選第1回戦を始める!ルールはいたって単純だ。周りの敵を50人倒す。その時計は何人倒したかを表してくれる」
時計?
ガチャ
「時計がいきなりついた!?どんな仕組みなんだ?」
「みんな臨戦態勢だな」
『行くぞルーク』
「それでは制限時間は3時間、開始!!」
壱の太刀、双流岩刃
ジャキーーーーーン!


「ルーク!?巻き込むな。ゴホッゴホッ」
「主、大分強くなりましたね」
ピッ
何人倒したかは表示されるんだな。12人。さすがにそんなに上手くはいかないか
「へっガキが調子のってんじゃねぇぞ!」
キーーン!
「力で負けるわけがねぇだろう?」
バーーーーン!
「よし!まずひとりだな、、」
ジャキーーーーーン
「へ?…がはっ…」
ピッ
13人。あと37人か
ドガーーーーーーーーーーン!
『リフレクト!!』パリーーン!

ザッザッザッザッ
「51人か~!」

「俺は50人ピッタリだな。データ通り弱いやつらしかいない。」

「431番!1000番!合格!」
「俺達もう、やらないんで、二次試験の場所に案内してくれませんか?」
「わかった。この扉の先にその機械を見せると作動する部屋がある。そこで休んでいろ。」
「はーい」
「やれやれ、強い奴等がいないのはわかっていたがこんなものか」
ガチャ



ガラッ!ガラッ!ガラッ!
「誰だ!こんなことした奴は…出てこい!」
「たぶんもう、50人やりましたよ…」
「相手は二人。もう全部で500人はいなくなりましたね」
壱の太刀、全力双流岩刃・5連!!
バーーーーーーーーーン!!
ビリビリビリ
4連までは行けるけど、5連は段違いだな。
「797番!合格。」
「先行ってますジンさん。」
「絶対行く!」
「先越されちゃいました。でもすぐ行きますよ!」
「待てやこの野郎ー!!」
弐の太刀、水無
スッ
かなりの確率に成功するようになったな。
スウィーさんの技を真似したんだが、あの人はもっと静かだった
ガチャ

残り141万8999人



~全世界の中心、エピルンド~
「やっと南・東世界も始まったか」
「開始2分で合格者3人です」
「なかなか優秀だなぁ今年の参加者は」
「西と北世界は予選2回戦が始まりましたがね」
「君は東には厳しいんだねー故郷じゃないの?アンドートが」
「あの、外道な国。最近滅亡の危機ですし、アンドートをやった者達に感謝したいところです」
「この797番がそうみたいよ?たった5人で国1つを沈めた強者」
「こんな子供が?冗談はよしてください。そんなバカな」
「本当さ、あのデータ男に頼んで、代わりに入れてやったんだ。彼のデータは確実だ」
「…だとしたらこの子、何者…!?」





「へくしっ!風邪引いたか?」
ガチャ
「3人目は君かい。ルーク=シアルス」
「まだ名前はいってないはずですが?」
「知ってるぜ?アンドートを沈めた5人の戦士の1人。ルーク=シアルス」
…この人達ただ者じゃない
「まぁ俺達はこの大会にはコネを入れて入っただけだ。ジョーカー零を倒すために、な」
主催者…ジョーカー零。この大会を開催するってことは全世界で一番強いのか
「お前とはいつか戦う気がする。そんときはお手柔らかにな~」
グーッ
「すまないな。礼儀がなってなくて……………ここでは危害を加えるとどうなるんだろうな?」
ザッ!
「冗談だ。ここで体力を使いたくはない」
「ここでは攻撃とみなす行為をしたら強制連行だ」
「だと思った。じゃ」



5分後

「はぁ…はぁ…、あと1人!」
「気が合うな。私もだ」
「じゃ俺とやる?ジン」
「丸太!…いいぜ。真の男をここで決めようぜ!」
「もう丸太でいいや…」
「こいつら…気配が変わった。ジンの戦いは見たことないが、ここでじっくり見るとするか」
「ガンモード!」
「変化する武器…魔道具か。俺と同じだ」
ニヤッ
バチーーーーーン!
「鞭!?」
「強度が変化できる武器だ。例えばこんなこともできる!」
ヒュン!バーーーーーーーーーン!
これは…鞭っていうか、鉄の棒じゃねぇか!
「さぁ、どっちが強いか。勝負しよう」
「飛び火食らわないように私は先にいってるぞ」
「50人もうやったのか?!」
ガチャ
「あれー?君達強そうだね。」ニコッ
「誰だ?勝負の途中なんだけど」
グサッ
「ゴホッ…」ばたっ
ピッ
「これで99人目、100人目は君にするよ」
「何男の勝負に水差してんだ!!!!」
「どーせ君が勝つよ分かりきってる勝負を見守るほどお人好しじゃないんだ」
10000人目?…ここら辺の奴等がいつの間にかいなくなってる!?
ザワザワ
「なんだよアイツ!5分で…100人も!?」
「俺を入れるなーー!!」
「まぁ時間制限内から1万はやろっかな」
「最強武器、デンジャラスウェポン!」
「いや、ダサ」
「そんな減らず口、すぐ沈めてやる」
「あ?舐めんなよ」

合格者25名
残り138万人


始まった予選第1回戦。早くも25人が合格。
そしてジンの出会った謎の9999人倒した男。その男の強さとは!


活動記録
①予選開始!
②ルーク合格
③エリザ合格
④ジンVS謎の男
⑤あれ?トコヤミは?

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いやートコヤミは剣になれないということでいないんですよね。希望があれば、番外編として朝の会話やるかも。1人でもコメントが来たら色々な番外編もやっていきたいです。

あっという間にハート40!!このままだと来年中に行くかも!ってそんな簡単にはいきませんよね
では、また次回

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