親の職業が○○な娘さん達
ココロちゃんも止まらない
「そういえば、ツナギよ」
ココロはふとツナギが横になるベッドの脇に置かれた棚を見た。そこには、バスケットに入って、薄い透明のビニールが掛けられた手付かずの果物の詰め合わせがあった。
「なに?」
「そこにあるお供え物の果物って食べれるよな?」
「お供え物じゃねえよ。縁起でもないことを言うな」
「死にかけたじゃないか」
「死にかけただけだ」
ツナギはすかさずそう返したが、ココロはあまり聞いていない様子。彼女の心は、そのバスケットの中で1番の存在感を誇るメロンに釘付けだった。
「ココロちゃん、あの果物食べたいの?」
レスラーのように大きな体をしているガッチリ女子をちゃん付けで呼ぶのにかなりの違和感を抱きながらも、ツナギはそう訊ねた。
「い、いや? 全くそんなことはないが。ただ、実に立派なメロンだなあと鑑賞していただけだぞ。……………じゅるり」
ココロは、着始めてまだ間もないブレザーの袖で、漏れ出た唾液を拭き取った。
「君の胸に、もっと魅力的なメロンが2つも付いているのにねえ」
ツナギがそうセクハラ染みた発言をすると、失神していたアワビの体がまたびくんと跳ね上がった。
「ですよね! 私もツナギ君と同意見です!」
「あら。君生きてたの?」
「当たり前じゃないですか! ツナギ君が死ぬまで私も死にませんよ!昇天はしましたけど」
「ほっぺで絶頂出来るとは便利な体だな。………ところで、君はメロン食べたい?」
「ココロちゃんのパイオツメロンですか? 半分こしましょうか。右乳首は私が頂きますね!」
「いや、そうじゃなくて。そこのバスケットにある………」
ツナギが少々うんざりした顔で横の棚を指差すと、アワビはまた頬を膨らませてジトリとした目を向けた。
「そのくらい分かってますよ! ツナギくんはつまらない人ですねえ」
「分かっているなら、そのフルーツバスケットを取っておくんなまし」
「はーい」
アワビは椅子からよっこらしょと立ち上がりると、その椅子から彼女の股間にまたがって液体がびちゃりと音を立てる。
ツナギの視点から見ると、そのまどろっこしい液体が窓ガラス差し込む光を受けてこれでもかとキラキラ輝いた。
「はい、取りましたよ。どうぞ」
アワビは棚のバスケットを手に持つと、それをツナギの体の上に優しく置いた。
代わりに彼から、ウエットティッシュが詰まった筒状の容器を渡された。
「これで私にどうしろと…………。あっ、分かりました! 5日間分のツナギくんカスが溜まっているから、これで私に綺麗にしろと。そういうことですね!!」
「違います! 自分のを綺麗にして下さい。椅子に付いてるやつもちゃんと拭いて下さいね」
「…………拭いてるところ、見ます? 広げます?」
「見ません。向こう向いて拭いて下さい」
「仕方ないですねえ。最近体調がいいから、なかなか純度のいいお汁が出てきているというのに」
アワビは、遠慮なくツナギのベッドフレームに片足を乗せて自らの大事な部分を覗き込むようにしてウエットティッシュを2枚3枚と手にした。
「お尻が丸見えです! ちゃんと下着も着用して下さい」
「あー、いちいちうるさいですね! ツナギくんは! 拭けと言ったり、履けと言ったり! どっちなんですか! はっきりして下さい」
「どっちもなんだよ」
ツナギは縫った腹部に響く程、深いため息を吐いた。
アワビは自分の股間の掃除を終わらせると、ブレザーのポケットから薄ピンク色の下着を取り出しそれを履いた。
気づけばツナギのすぐ横では、大きな体でのしかかるようにしながら、ココロがハアハアと息を荒くしていた。
「な、なあ、ツナギよ。早く食べてしまわないか? もしかしたら、腐ってしまうかもしれないぞ? なあなあ」
「なに? ココロちゃん急にどうしたの? 君に乗っかられたら重いですわよ」
フルーツバスケットを抱えながらベッドの上で足を伸ばして前傾姿勢になるツナギ。体にのし掛かる重みを押し返そうとするが全くびくともしない。
メロンを抱えながら、背中にはさらに2つあるメロンの感触。耳元で興奮する女子の荒れる吐息に翻弄。そんな構図である。
「そういえばその子、お腹すいてる時に食べ物を目の前にすると人が変わるんですよ。なかなか気持ち悪いですよね」
アワビはまるで他人事のようにそう解説した。
「ま、まあ。まだ君の方が気持ち悪いけどね」
ツナギは重みに耐えながら、縫った腹部の傷を庇いながらそう皮肉ると、アワビはプイッとそっぽを向いた。
「そうですか。それなら助けてあげません」
「あー、嘘です!冗談です!アワビ様助けて下さい! なんでもしますからぁー!」
「今の言葉忘れないで下さいよ! はい、ココロちゃーん。ハアハアするのは止めましょうねー」
「うるせー! 性病にでもなって苦しめ!このアバズレ!」
「はいはい」
野獣化したココロからそんな汚い言葉を浴びせられたアワビが全くのノーダメージな様子。
彼女はわりと力強くココロの体をツナギから退けながら、顔色1つ変えずに、下着を入れていた場所とは反対のポケットに手を伸ばした。
そこから出てきたのは鈍く光る果物ナイフだった。
それを見たツナギが思わずひっくり返る。
「うわあ! アワビちゃん、なんでそんな物騒なものを持ってるわけ!?」
「どうしました? そんな大袈裟に驚いたりして。メロンを切り分けようと取り出しただけですが」
「さっきの家族会議の結果、慰謝料を上乗せするために、ナイフにトラウマを抱いた設定でやってるんだから、こっちは」
「あら、そうだったんですか。それならそうと言ってくれないと、こっちだって分かりませんよ」
          
ココロはふとツナギが横になるベッドの脇に置かれた棚を見た。そこには、バスケットに入って、薄い透明のビニールが掛けられた手付かずの果物の詰め合わせがあった。
「なに?」
「そこにあるお供え物の果物って食べれるよな?」
「お供え物じゃねえよ。縁起でもないことを言うな」
「死にかけたじゃないか」
「死にかけただけだ」
ツナギはすかさずそう返したが、ココロはあまり聞いていない様子。彼女の心は、そのバスケットの中で1番の存在感を誇るメロンに釘付けだった。
「ココロちゃん、あの果物食べたいの?」
レスラーのように大きな体をしているガッチリ女子をちゃん付けで呼ぶのにかなりの違和感を抱きながらも、ツナギはそう訊ねた。
「い、いや? 全くそんなことはないが。ただ、実に立派なメロンだなあと鑑賞していただけだぞ。……………じゅるり」
ココロは、着始めてまだ間もないブレザーの袖で、漏れ出た唾液を拭き取った。
「君の胸に、もっと魅力的なメロンが2つも付いているのにねえ」
ツナギがそうセクハラ染みた発言をすると、失神していたアワビの体がまたびくんと跳ね上がった。
「ですよね! 私もツナギ君と同意見です!」
「あら。君生きてたの?」
「当たり前じゃないですか! ツナギ君が死ぬまで私も死にませんよ!昇天はしましたけど」
「ほっぺで絶頂出来るとは便利な体だな。………ところで、君はメロン食べたい?」
「ココロちゃんのパイオツメロンですか? 半分こしましょうか。右乳首は私が頂きますね!」
「いや、そうじゃなくて。そこのバスケットにある………」
ツナギが少々うんざりした顔で横の棚を指差すと、アワビはまた頬を膨らませてジトリとした目を向けた。
「そのくらい分かってますよ! ツナギくんはつまらない人ですねえ」
「分かっているなら、そのフルーツバスケットを取っておくんなまし」
「はーい」
アワビは椅子からよっこらしょと立ち上がりると、その椅子から彼女の股間にまたがって液体がびちゃりと音を立てる。
ツナギの視点から見ると、そのまどろっこしい液体が窓ガラス差し込む光を受けてこれでもかとキラキラ輝いた。
「はい、取りましたよ。どうぞ」
アワビは棚のバスケットを手に持つと、それをツナギの体の上に優しく置いた。
代わりに彼から、ウエットティッシュが詰まった筒状の容器を渡された。
「これで私にどうしろと…………。あっ、分かりました! 5日間分のツナギくんカスが溜まっているから、これで私に綺麗にしろと。そういうことですね!!」
「違います! 自分のを綺麗にして下さい。椅子に付いてるやつもちゃんと拭いて下さいね」
「…………拭いてるところ、見ます? 広げます?」
「見ません。向こう向いて拭いて下さい」
「仕方ないですねえ。最近体調がいいから、なかなか純度のいいお汁が出てきているというのに」
アワビは、遠慮なくツナギのベッドフレームに片足を乗せて自らの大事な部分を覗き込むようにしてウエットティッシュを2枚3枚と手にした。
「お尻が丸見えです! ちゃんと下着も着用して下さい」
「あー、いちいちうるさいですね! ツナギくんは! 拭けと言ったり、履けと言ったり! どっちなんですか! はっきりして下さい」
「どっちもなんだよ」
ツナギは縫った腹部に響く程、深いため息を吐いた。
アワビは自分の股間の掃除を終わらせると、ブレザーのポケットから薄ピンク色の下着を取り出しそれを履いた。
気づけばツナギのすぐ横では、大きな体でのしかかるようにしながら、ココロがハアハアと息を荒くしていた。
「な、なあ、ツナギよ。早く食べてしまわないか? もしかしたら、腐ってしまうかもしれないぞ? なあなあ」
「なに? ココロちゃん急にどうしたの? 君に乗っかられたら重いですわよ」
フルーツバスケットを抱えながらベッドの上で足を伸ばして前傾姿勢になるツナギ。体にのし掛かる重みを押し返そうとするが全くびくともしない。
メロンを抱えながら、背中にはさらに2つあるメロンの感触。耳元で興奮する女子の荒れる吐息に翻弄。そんな構図である。
「そういえばその子、お腹すいてる時に食べ物を目の前にすると人が変わるんですよ。なかなか気持ち悪いですよね」
アワビはまるで他人事のようにそう解説した。
「ま、まあ。まだ君の方が気持ち悪いけどね」
ツナギは重みに耐えながら、縫った腹部の傷を庇いながらそう皮肉ると、アワビはプイッとそっぽを向いた。
「そうですか。それなら助けてあげません」
「あー、嘘です!冗談です!アワビ様助けて下さい! なんでもしますからぁー!」
「今の言葉忘れないで下さいよ! はい、ココロちゃーん。ハアハアするのは止めましょうねー」
「うるせー! 性病にでもなって苦しめ!このアバズレ!」
「はいはい」
野獣化したココロからそんな汚い言葉を浴びせられたアワビが全くのノーダメージな様子。
彼女はわりと力強くココロの体をツナギから退けながら、顔色1つ変えずに、下着を入れていた場所とは反対のポケットに手を伸ばした。
そこから出てきたのは鈍く光る果物ナイフだった。
それを見たツナギが思わずひっくり返る。
「うわあ! アワビちゃん、なんでそんな物騒なものを持ってるわけ!?」
「どうしました? そんな大袈裟に驚いたりして。メロンを切り分けようと取り出しただけですが」
「さっきの家族会議の結果、慰謝料を上乗せするために、ナイフにトラウマを抱いた設定でやってるんだから、こっちは」
「あら、そうだったんですか。それならそうと言ってくれないと、こっちだって分かりませんよ」
          
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