実況!4割打者の新井さん
それが出来たら苦労しません
「コラ、マイちゃん!なんだね、その格好は!」
部屋に上がってきたギャル美を俺はビシッと指摘する。
淡いブルーの薄い生地のトップス。ツヤツヤした両肩も露出していて、ブラの紐も見えているし、何よりどうぞご自由に手を入れておくんなましと言わんばかりに胸元が開いて、柔らかそうな谷間を覗かせている。
さらにおへそも出しっぱなしで、腰に引っ掛かってるだけのゆるゆるなショートパンツでは、腰のラインもお尻のラインも想像するに容易い。
「その格好はって。………別にフツーっしょ。チョー、ウケんだけど」
「フツーじゃないぞ! けしからん、けしからん! お兄ちゃんはそんなはしたない格好は許さないぞ!」
「うるさいわね。いつから、あたしはあんたの妹になったのよ! さっきまではちゃんとジーンズ履いて、上着も1枚羽織ってたってば。外でこんなカッコしてたわけじゃないの!」
「じゃあ、なんで今になってそんな露出度の高い格好になってるんだよ」
「そ、それは………でも、それなりにあんたもこういうの好きでしょ!?」
「まあ………確かに部屋着ということなら悪くない」
「はい、2人ともケンカは終わり。ご飯の準備手伝って」
みのりんがちょっとだけむっとしてた。
「ほら、早くお皿を並べなさいよ」
「今、やってる」
みのりんがキッチンに立ち、ギャル美がすぐ後ろのテーブルに出来た料理を盛り付けていき、俺はお皿らグラスなどの食器を出しているのだが。
「そこ邪魔、どいて」
そんなゴージャスに広いダイニングキッチンじゃないから、大人が3人立てば狭くてすれ違うのも一苦労な狭さの中、ギャルは俺をまるで邪魔者扱いするような態度と口調だ。
それは全然構わないのだが、その度にいちいちお尻や腰を俺に打ち当てるようにしてどかすのは止めて欲しい。
そうされると、ポニポニとギャル美の柔らかい体の感触が脳内にメモリーされていくので、俺の教育上よろしくない。
しかもそれをみのりんに見えないところでしかやらないのだから、さらにいやらしい。
余計なことを想像してしまう。
「お邪魔しまーす!」
「あら、さやかがやっと来たわね」
玄関から元気のいい声が聞こえて、ギャル美が振り返った。
巨乳ポニテちゃんだ。またパツパツになったTシャツを着て。カーディガンを羽織ってるからって許されません。俺の教育上よろしくありませんよ。
素晴らしいですけどね。
「お疲れ様です。今日は皆さんで準備していたんですか? 遅れてしまってすみません」
ポニテちゃんは申し訳なさそうに立ち尽くす。
それを見て、みのりんがエプロンを外しながら椅子に座るように促した。
「いいよ。さやちゃんはスポーツトレーナーのお勉強してるんだから。遠慮しないでいっぱい食べてって」
「はい、遠慮なく!」
「それにしてもあんた、札幌と仙台遠征はまあまあだったわね。それなりにいいスイングしてたし」
ご飯を食べながら、ピーマンの肉詰めにかじりつきながら、ギャル美がそう切り出す。
「6試合で、20打数6安打。うち2安打はスリーベース。バントも2つ決めて、フォアボールも2つ。これで今シーズンは61打数26安打。打率は.426。やるじゃない。誉めてあげるわ」
一体ギャル美さんはどの立場なのか疑問だが、発泡酒をごくごく飲みながらずいぶんとご機嫌な様子なので、余計なことは言わない。怒らせない。
「あんたは特に左投手に弱いとかチャンスで打てないとかも今のところなさそうだから、その調子でがんばるのよ。あと1ヶ月くらいで野球ゲームの選手能力アップデートがあるんだから、最悪そこまでは粘ってがんばるねよ。
……粘るといえば、2ストライクに追い込まれたら、三振しないようにファウルで粘っていきなさい。そうすれば、粘り打ちの特殊能力がつくかもしれないし、あと初球○も使えるわね。初球を打ってヒットにするか、追い込まれたら三振しないようにヒットにしなさい! いいわね、分かった?」
初球をヒットにするか、追い込まれたら、ファウルで粘って、ヒットにしなさいって。
それはどんな天才打者だよ。
部屋に上がってきたギャル美を俺はビシッと指摘する。
淡いブルーの薄い生地のトップス。ツヤツヤした両肩も露出していて、ブラの紐も見えているし、何よりどうぞご自由に手を入れておくんなましと言わんばかりに胸元が開いて、柔らかそうな谷間を覗かせている。
さらにおへそも出しっぱなしで、腰に引っ掛かってるだけのゆるゆるなショートパンツでは、腰のラインもお尻のラインも想像するに容易い。
「その格好はって。………別にフツーっしょ。チョー、ウケんだけど」
「フツーじゃないぞ! けしからん、けしからん! お兄ちゃんはそんなはしたない格好は許さないぞ!」
「うるさいわね。いつから、あたしはあんたの妹になったのよ! さっきまではちゃんとジーンズ履いて、上着も1枚羽織ってたってば。外でこんなカッコしてたわけじゃないの!」
「じゃあ、なんで今になってそんな露出度の高い格好になってるんだよ」
「そ、それは………でも、それなりにあんたもこういうの好きでしょ!?」
「まあ………確かに部屋着ということなら悪くない」
「はい、2人ともケンカは終わり。ご飯の準備手伝って」
みのりんがちょっとだけむっとしてた。
「ほら、早くお皿を並べなさいよ」
「今、やってる」
みのりんがキッチンに立ち、ギャル美がすぐ後ろのテーブルに出来た料理を盛り付けていき、俺はお皿らグラスなどの食器を出しているのだが。
「そこ邪魔、どいて」
そんなゴージャスに広いダイニングキッチンじゃないから、大人が3人立てば狭くてすれ違うのも一苦労な狭さの中、ギャルは俺をまるで邪魔者扱いするような態度と口調だ。
それは全然構わないのだが、その度にいちいちお尻や腰を俺に打ち当てるようにしてどかすのは止めて欲しい。
そうされると、ポニポニとギャル美の柔らかい体の感触が脳内にメモリーされていくので、俺の教育上よろしくない。
しかもそれをみのりんに見えないところでしかやらないのだから、さらにいやらしい。
余計なことを想像してしまう。
「お邪魔しまーす!」
「あら、さやかがやっと来たわね」
玄関から元気のいい声が聞こえて、ギャル美が振り返った。
巨乳ポニテちゃんだ。またパツパツになったTシャツを着て。カーディガンを羽織ってるからって許されません。俺の教育上よろしくありませんよ。
素晴らしいですけどね。
「お疲れ様です。今日は皆さんで準備していたんですか? 遅れてしまってすみません」
ポニテちゃんは申し訳なさそうに立ち尽くす。
それを見て、みのりんがエプロンを外しながら椅子に座るように促した。
「いいよ。さやちゃんはスポーツトレーナーのお勉強してるんだから。遠慮しないでいっぱい食べてって」
「はい、遠慮なく!」
「それにしてもあんた、札幌と仙台遠征はまあまあだったわね。それなりにいいスイングしてたし」
ご飯を食べながら、ピーマンの肉詰めにかじりつきながら、ギャル美がそう切り出す。
「6試合で、20打数6安打。うち2安打はスリーベース。バントも2つ決めて、フォアボールも2つ。これで今シーズンは61打数26安打。打率は.426。やるじゃない。誉めてあげるわ」
一体ギャル美さんはどの立場なのか疑問だが、発泡酒をごくごく飲みながらずいぶんとご機嫌な様子なので、余計なことは言わない。怒らせない。
「あんたは特に左投手に弱いとかチャンスで打てないとかも今のところなさそうだから、その調子でがんばるのよ。あと1ヶ月くらいで野球ゲームの選手能力アップデートがあるんだから、最悪そこまでは粘ってがんばるねよ。
……粘るといえば、2ストライクに追い込まれたら、三振しないようにファウルで粘っていきなさい。そうすれば、粘り打ちの特殊能力がつくかもしれないし、あと初球○も使えるわね。初球を打ってヒットにするか、追い込まれたら三振しないようにヒットにしなさい! いいわね、分かった?」
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