転生して、小魚から龍になる〜人化して国王に〜

ドラ猫

第四十三話 龍王

「クリス、この人たちは、俺が召喚した天使だ。髪が銀色なのがセレネ、髪が水色なのがカレラだ。」

「よ、よろしくお願いします。」

「セレネ、カレラ。クリスは、俺と一緒に暮らしているハイエルフの5歳だ。仲良くしてやってくれ。」

「かしこまりました。クリス様よろしくお願いします。」

「クリスちゃん!よろしくね!」

ん!?急にどうした?カレラよ。今までは大人しかったのに。まあ、クリスと仲良くしてくれるならいいんだがな。

「あと、俺には妹がいるんだが、今は出かけててな。今度紹介するわ。」

「はい。かしこまりました。」

さて、次はどうしようか。邪神復活までできることはしておきたいな。じゃあ、次は、、、


「セレネ、カレラ。これから、龍を召喚してみたいんだが、どうだろうか?」

「り、龍ですか、。竜ではなく、、。」

ん?そういえば、少し気になっていたんだが、竜と龍の違いってなんなんだ?

【竜は、一般的にドラゴンという認識です。そして、龍はエンシェントドラゴンというように格が違います。この世界で、"龍"なのは、マスターと他8体のみです。】

へー。そうなんだ。合計9体か。仲良くできるといいんだが、、。

【一般的に龍は思慮深く、神に通ずる神獣だと捉えられています。そして、その分プライドが高いです。稀に人間を助けることはありますが、召喚・契約となると失敗する可能性が高いです。しかし、マスターなら余裕です。他の8体とは違う"格"を見せつけて、屈服させればいいんです!】

なるほど。だから、セレネが渋っていたのか。

「まあ、なんとかなるだろ。召喚するぞ。」

「カイレン様!?」

「いでよ。龍召喚!」

その瞬間、目の前に大きな龍が4体現れた。

(誰だ。我を呼んだのは。)
(何者ぞ。愚かなことをしたのは。)
(すこしは、楽しめるといいんですけどね)
(眠りの邪魔をしやがって。ただじゃ済まさん。)





俺は、その4体の特徴とステータスを一瞬にして把握する。

一人称我のやつは深緑っぱい色をしている。

古風な喋り方なのは、茶色だな。

女風に喋るのは水色と青だな。

最後のやつは赤だ。

いずれも俺のドラゴンの姿よりも小さかったが、鱗や角は立派だった。ちなみに、今の俺のデカさは、通常状態で高層ビル一個分だ。まあ、大きさ自由に変えらるんだがな。

順にステータスも見てみるか。

【個体:ハザール
 種族:嵐龍王
 ランク:A+
 レベル:200/200
 状態:通常
 HP:9,350,000
 MP:9,560,000
 攻撃:9,869,000
 防御:9,250,000 
 速さ:10,380,000

 固有能力:嵐龍覇気Lv.10

 スキル:龍王覇気Lv.10 
    鑑定眼Lv.10 万里眼Lv.10
    超回復Lv.10 超再生Lv.10
               物理攻撃無効Lv.- 人化Lv.10
    

    個体名:グランマ
 種族:地龍王
 ランク:A+
 レベル:200/200
 状態:通常
 HP:11,560,000
 MP:9,985,000
 攻撃:9,380,000
 防御:9,850,000 
 速さ:9,250,000

 固有能力:地龍魔法Lv.10

 スキル:龍王覇気Lv.10 
    鑑定眼Lv.10 万里眼Lv.10
    超回復Lv.10 超再生Lv.10
               物理攻撃無効Lv.- 人化Lv.10

 個体:フリービア
 種族:氷龍王
 ランク:A+
 レベル:200/200
 状態:通常
 HP:9,560,000
 MP:10,580,000
 攻撃:9,350,000
 防御:9,880,000 
 速さ:9,685,000

 固有能力:氷龍魔法Lv.10

 スキル:龍王覇気Lv.10 
    万里眼Lv.10 鑑定眼Lv.10
    超回復Lv.10 超再生Lv.10
               物理攻撃無効Lv.- 人化Lv.10
    

    個体名:ブライア
 種族:炎龍王
 ランク:A+
 レベル:200/200
 状態:通常
 HP:9.860,000
 MP:10,320,000
 攻撃:10,865,000
 防御:9,125,000
 速さ:9,560,000

 固有能力:炎龍魔法Lv.10

 スキル:龍王覇気Lv.10 
               鑑定眼Lv.10 万里眼Lv.10
    超回復Lv.10 超再生Lv.10
               物理攻撃無効Lv.- 人化Lv.10】


なかなか強いな。レベルが最大でも進化しないっていうのは、最終進化形態だからか。

まあ、俺にとっては相手にならないけどな。すこし、力を分からせるか。こいつら、鑑定眼持ってるんだから、鑑定してこいよ。するまでもなく弱いとでも思ってるのか?それならちょっと心外だな。

よし。

(龍帝覇気!)

そばにいるクリスに当たらないように、辺りを威圧する。おそらくAランクを超えていなかったら、即死させることもできるほど強い気配オーラだからな。

(な、なんだ!?こ、これは!)

(これは!懐かしき気配オーラ、、、)

(我らよりも上位の覇気、、、)

(ま、まさか、、、、)

((((ぜ、ゼイル様!?))))

ん?なんだ?ゼイルって、、

おーい。叡智之王ラファエルーー。

【この世界の創造神です。現在は死亡していますが。】

ーーおいおい。ひどい言い方だな。ーー


ん?なんだ今の声、、、。まあ気にしない気にしない。


「俺はゼイルじゃないぞ。俺の名は、改煉だ。」

((((!!!!))))

(承知いたしました。改煉様。)

(先程の無礼お許しください。)

(召喚されて誠に光栄でございます。)

(末永くおねがい申し上げます。)

4体とも、なぜか感激してるような雰囲気だ。

「お、おう。よろしく。とりあえず、邪神討伐までは協力してくれ。」

((((承知しました。))))


こうして、4体の龍王たちが仲間に加わった。




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