転生して、小魚から龍になる〜人化して国王に〜
第四十一話 邪神対策
そのあとクリスが起きてきた。
「おはよう、クリス。」
「おはようございます。」
「ちょっと話があるんだけどいいか?」
「は、はい!」
「実はな、、、この世界には邪神って言う悪い奴が封印されてるのを知ってるか?」
「は、はい!昔、孤児院にいた時に教えてもらいました。」
劣悪な環境と言っても、そういうことは教えてくれるんだな。
「そうか。その邪神が復活しそうなんだ。邪神が復活したら、世界が崩壊するだろう。俺はそれを阻止しなければならない。」
「そ、それはカイレンお兄ちゃんがやらなきゃいけないんですか?」
「ああ。この世界で対抗できる力を持つのは俺だけみたいなんでな。それと、邪神が復活するのはこの"魔の森"と呼ばれるところらしい。」
「そ、そうなんですか。か、かてるんですか?」
「ああ、絶対に勝つ。安心してくれ。」
そう言って俺はクリスの頭を撫でる。正直言って、勝つことは無理だろう。俺の全力の攻撃を出したとしても、傷がつくかどうか、、、。しかし、クリスが不安になってはいけない。俺は自分自身へ言い聞かせるように、そうなればいいと願いつつ、クリスへと嘘をつく。
俺が負ければ、世界は滅ぶ。しかし、クリスと桜は絶対に生き残らせる。俺の異空間に入れるのだ。そのあと、何千年たつかわからないが、この世界の神がなんとかして、世界を平常に戻すだろう。その時に、叡智之王への最後の頼みとして、異空間から出してくれるようにすればいい。俺にとって、絶対は桜とクリスだ。恵にもう会えなくなるかもしれないが、それも仕方ない。どうせ夢の中でしか会えないのだから、、、。
「兄さん、私も一緒に戦うから。」
まるで、俺の考えを見透かすように桜はそう宣言する。
「ああ。ありがとな。でも、危なくなったら逃げてくれよ。」
俺がそう言ったら、桜は少しムッとした表情になった。
「私は兄さんを守る方だからね!」
「お、おう、、。」
今にも掴みかかってきそうな勢いで言ってきた。
あの後、俺らはさらなる強化が必要ということで、レベル上げをしに行った。俺も行こうと思ったが、クリスが1人になってしまう。また、空間支配で遠距離で倒してもいいんだが、今回は多重存在を使ってみることにした。
「よし、多重存在!」
その瞬間、俺の目の前に五体の俺そっくりの者たちが現れた。
「うーん。何か、俺(本体)と区別をつけるものが欲しいな、、、。」
【仮面はどうですか?物質創造で作れますよ?】
仮面か!いいじゃないか。
じゃあ、さっそく、、
「物質創造!仮面!」
ん?出ない?
【またアバウトな言い方しますね、、、デザインは私が作っていいですか?】
あ、ああ。
急に自分が恥ずかしくなった。確かに、俺は具体的な仮面のイメージを浮かべてなかったから、想像できないのも普通だな。
お!仮面ができたみたいだな。
俺は両手を広げる。その上に白を基調としたデザインで、鮮やかな青や赤の線が重なり紫色の美しい模様のある仮面が創造された。
叡智之王!おまえセンスいいな!すごくいいデザインだ!
【ありがとうございます。】
ちなみに名前とかあるのか?
【ありますよ。解析結果を表示します。
名称:紫電の仮面
等級:特質級
マスター以外ならすごい効果があるんですけど、マスターにはすでに完全無効や瞬間移動などのスキルがあるので、ただの仮面程度の能力になってしまいますね。】
そうか、、、。それはちょっと残念だな。おそらく、クリスにつけたらかなりの効果を発揮するのだろう。今度、クリスにも作ってやろう。
さて、紫電の仮面をあと四個用意して渡そうか。
五体の分身がレベル上げに行ったあと、俺はもう一つ試したいことがあった。それは、天魔精龍召喚だ。やはり、邪神相手にはもっと仲間が必要だろう。
さて、天使、悪魔、精霊、龍のどれを召喚しようか、、、。とりあえず、悪魔はやめとこう。召喚した場合、味方になるのか敵になるのか怪しいところがあるからな。そういう面で言えば、天使は安心だな。なんたって、神の眷属みたいなところもある種族だからだ。俺はある意味、この世界の神を救うようなことをしてるんだ。協力しないわけがないだろう。
じゃあ、まずは、天使から召喚してみるか。
「いでよ!天使召喚!」
その瞬間、目の前に光が放たれあたりが真っ白になった、、、。
「おはよう、クリス。」
「おはようございます。」
「ちょっと話があるんだけどいいか?」
「は、はい!」
「実はな、、、この世界には邪神って言う悪い奴が封印されてるのを知ってるか?」
「は、はい!昔、孤児院にいた時に教えてもらいました。」
劣悪な環境と言っても、そういうことは教えてくれるんだな。
「そうか。その邪神が復活しそうなんだ。邪神が復活したら、世界が崩壊するだろう。俺はそれを阻止しなければならない。」
「そ、それはカイレンお兄ちゃんがやらなきゃいけないんですか?」
「ああ。この世界で対抗できる力を持つのは俺だけみたいなんでな。それと、邪神が復活するのはこの"魔の森"と呼ばれるところらしい。」
「そ、そうなんですか。か、かてるんですか?」
「ああ、絶対に勝つ。安心してくれ。」
そう言って俺はクリスの頭を撫でる。正直言って、勝つことは無理だろう。俺の全力の攻撃を出したとしても、傷がつくかどうか、、、。しかし、クリスが不安になってはいけない。俺は自分自身へ言い聞かせるように、そうなればいいと願いつつ、クリスへと嘘をつく。
俺が負ければ、世界は滅ぶ。しかし、クリスと桜は絶対に生き残らせる。俺の異空間に入れるのだ。そのあと、何千年たつかわからないが、この世界の神がなんとかして、世界を平常に戻すだろう。その時に、叡智之王への最後の頼みとして、異空間から出してくれるようにすればいい。俺にとって、絶対は桜とクリスだ。恵にもう会えなくなるかもしれないが、それも仕方ない。どうせ夢の中でしか会えないのだから、、、。
「兄さん、私も一緒に戦うから。」
まるで、俺の考えを見透かすように桜はそう宣言する。
「ああ。ありがとな。でも、危なくなったら逃げてくれよ。」
俺がそう言ったら、桜は少しムッとした表情になった。
「私は兄さんを守る方だからね!」
「お、おう、、。」
今にも掴みかかってきそうな勢いで言ってきた。
あの後、俺らはさらなる強化が必要ということで、レベル上げをしに行った。俺も行こうと思ったが、クリスが1人になってしまう。また、空間支配で遠距離で倒してもいいんだが、今回は多重存在を使ってみることにした。
「よし、多重存在!」
その瞬間、俺の目の前に五体の俺そっくりの者たちが現れた。
「うーん。何か、俺(本体)と区別をつけるものが欲しいな、、、。」
【仮面はどうですか?物質創造で作れますよ?】
仮面か!いいじゃないか。
じゃあ、さっそく、、
「物質創造!仮面!」
ん?出ない?
【またアバウトな言い方しますね、、、デザインは私が作っていいですか?】
あ、ああ。
急に自分が恥ずかしくなった。確かに、俺は具体的な仮面のイメージを浮かべてなかったから、想像できないのも普通だな。
お!仮面ができたみたいだな。
俺は両手を広げる。その上に白を基調としたデザインで、鮮やかな青や赤の線が重なり紫色の美しい模様のある仮面が創造された。
叡智之王!おまえセンスいいな!すごくいいデザインだ!
【ありがとうございます。】
ちなみに名前とかあるのか?
【ありますよ。解析結果を表示します。
名称:紫電の仮面
等級:特質級
マスター以外ならすごい効果があるんですけど、マスターにはすでに完全無効や瞬間移動などのスキルがあるので、ただの仮面程度の能力になってしまいますね。】
そうか、、、。それはちょっと残念だな。おそらく、クリスにつけたらかなりの効果を発揮するのだろう。今度、クリスにも作ってやろう。
さて、紫電の仮面をあと四個用意して渡そうか。
五体の分身がレベル上げに行ったあと、俺はもう一つ試したいことがあった。それは、天魔精龍召喚だ。やはり、邪神相手にはもっと仲間が必要だろう。
さて、天使、悪魔、精霊、龍のどれを召喚しようか、、、。とりあえず、悪魔はやめとこう。召喚した場合、味方になるのか敵になるのか怪しいところがあるからな。そういう面で言えば、天使は安心だな。なんたって、神の眷属みたいなところもある種族だからだ。俺はある意味、この世界の神を救うようなことをしてるんだ。協力しないわけがないだろう。
じゃあ、まずは、天使から召喚してみるか。
「いでよ!天使召喚!」
その瞬間、目の前に光が放たれあたりが真っ白になった、、、。
「ファンタジー」の人気作品
書籍化作品
-
-
238
-
-
35
-
-
52
-
-
310
-
-
2265
-
-
149
-
-
3
-
-
89
-
-
157
コメント