第二十八話　今の実力

タイムタートル(ランクA-)、サクションタートル(ランクA-)、キメラキングスパイダー(ランクA)の三体がレベル上げにおすすめと言われたんだが、、、

正直、まだ俺はAランクといってもレベル1だ。それに比べてこいつらは強すぎだと思うんだが、、、

【マスターならいけます！】

と、叡智者さんがいってくるので、しょうがなく倒すことにする改煉であった。

さて、まあ、重力空間を作って、相手を動けなくさせてからのライトニングでいけると思うんだが、、、やってみるか。

(重力空間！)

途端に、その3匹は動きを止める。まあ、止めるといっても、タートルたちはもともと動いていなかったんだが。しかし、三体ともこの程度の重力では効かないみたいだ。なぜならタイムタートルは時間を止めれば重力など関係なくなるし、サクションタートルは吸引力操作で重力を相殺。キメラキングスパイダーに至っては、何もせず、普通に動いている、、、。

はあ、みんなが起きるまでに倒せるだろうか、、、。

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重力が効かなかったので、今度は、雷霆魔法がレベル10になって獲得した、麒麟創造と、雷霆結界を使ってみることにした。

まずは、雷霆結界だ。

(雷霆結界！)

その瞬間、高密度となった雷霆が三体の魔物を覆った。

ここから逃げ出すのは、こいつらじゃ無理だな。

タイムタートルは時間を止めるといっても、完全にとめているわけではない。なんたって、まだ、時間操作Lv.8だ。レベル10なら、抜け出せたかもしれないがな。

サクションタートルは吸引力操作で、なんとか、雷を消滅させようとするがそれは無理だ。

キメラキングスパイダーに至っては、、、まじか！こいつ、万事想像で、対魔法攻撃無効糸で、体を包み込み外に出ようとするが、、、

はい！無理でした！俺ももしやと思ったが、雷のような固有魔法は防げなさそうだな。なんたって、俺のために生まれた新魔法と言っても過言ではないからな。そんな魔法に無効効果を持つ糸を作れたらたまったもんじゃない。しかし、かなりダメージは軽減されてるみたいだな。さすが、固有能力の万糸創造だな。

と、いうことで、みんな仲良く結界の中に捕まってくれましたね。では、仕上げにライトニングボルトと使いますか。

(ライトニングボルト！)

その瞬間、雷霆結界の中に雷が充満する。

このまま、放置しとくか、、。結局、麒麟は使わなかったな。どんくらい強いか見ておきたかったのに、、、。


【マスター、レベル12になりました。、、
、、、レベル25になりました。、、、、、レベル42になりました。】

おお、思ったより早く倒せたな。それに、もうレベル42にか。では、

(空間転移！)

三体の魔物を家の外に転移する。

では、

(暴食者！)

【マスター、レベル89になりました。スキルも新しく取得してます。】

おお、すごいレベル上がったな！では、さっそく、ステータスを見せてください。

【はい。ステータスを表示します。

　個体名:改煉
　種族:ライトニングリトルドラゴン
　ランク:A
　レベル:89/150
　状態:通常
　HP:2,813,000
　MP:2,838,500
　攻撃:2,896,800
　防御:2,853,600
　速さ:2,860,000
　固有能力:叡智者Lv.10 暴食者Lv.10
　　　　　雷霆魔法Lv.10 空間支配Lv.10
　　　　　石化眼Lv.10 猛毒空間Lv.8
                   雷化Lv.10 重力空間Lv.9
　　　　　時間操作Lv.1 吸引力操作Lv.1
　　　　　万糸創造Lv.1 幻酔眼Lv.1
     スキル :人化Lv.10 金剛力Lv.10
                   上位四元素魔法Lv.10
                   基本四元素魔法Lv.10
                   闇魔法Lv.10 超回復Lv.10
　　　　    並列存在Lv.6 超再生Lv.10
　　　　　暗黒魔法Lv.8 覇気Lv.10
                   下級悪魔召喚Lv.8 剣術Lv.8
                   隠密Lv.10】


これから、時間操作を鍛えていかないとな。レベルが低いと、高速で動くのとあまり変わらないかもしれないが、レベルが高くなると、魔法を無効化できたり、完全に時を止めることができるだろうしな。

それと、万糸創造は役に立ちそうだな。なぜかって？それは、、服を作れるようになるからだ。今の服は植物を使ってできているから、耐久性もないし、肌触りも良くない。桜も少し嫌がっていたしな。

じゃあ、服でも作るか。せっかくなので全員のを作ろうと思う。子供達の服もあまり綺麗とは言い難いしな。

今は朝の5時くらいだと思うから、服でも作ったらみんな起きてくるだろ。ちなみに、俺は毎日寝る必要がない。魔物だからなのかもしれないが、たまに眠ったり、休憩するだけで事足りるのだ。