転生して、小魚から龍になる〜人化して国王に〜

ドラ猫

第十八話 悪魔

進化してから、俺たちは再びわかれて、レベル上げを行うことにした。結果、俺のレベルは12/60になり、桜は15/40となった。

現在の俺たちのステータスはこんな感じだ。


【個体名:改煉
 種族:ライトニングリザード
 ランク:C +
 レベル:12/60
 状態:通常
 HP:51,000
 MP:53,800
 攻撃:52,200
 防御:43,600
 速さ:55,500
 固有能力:叡智者Lv.2 暴食者Lv.8
     雷霆魔法Lv.8 空間支配Lv.8
     石化眼Lv.5 猛毒結界Lv.5
                   雷化Lv.3
     スキル :氷魔法Lv.10 大地魔法Lv.3
                   嵐魔法Lv.3 炎魔法Lv.3
     再生Lv.7 痛覚無効Lv.-
                   金剛力Lv.2 隠密Lv.10 
                   土魔法Lv.10 火魔法Lv.5
                   水魔法Lv.10 風魔法Lv.10
                   猛毒霧Lv.7 猛毒沼Lv.6
                   猛毒牙Lv.6

 個体名:桜
 種族:フレアスモールバード(変異種)
 ランク:D
 レベル:15/40
 状態:通常
 HP:1520
 MP:1800
 攻撃:1480
 防御:1320
 速さ:1600
 固有能力:音魔法Lv.7 色彩操作Lv.6
     炎化Lv.8 雷魔法Lv.2
                   魔力感知Lv.2
 スキル:鑑定眼Lv.7 炎魔法Lv.3
                火魔法Lv.10 再生Lv.1
                痛覚耐性Lv.1】


順調に強くなってるな。桜の能力値も全て、四桁を超えているし。さらに、空間支配のレベルが8になったことで、空間転移と可能となったみたいだ。これは自分の領域(すでに、叡智者を含めると、この大陸を超えている)内のどこにでも瞬間的にいけるということだ。また、あらゆる物質の空間転移も行える。

さて、スキルの確認もできたし、寝るとするか。実は、もう夜遅いのだ。本当は魔物はそんなに睡眠を取らなくても良いのだ、俺たちは人間だった時の名残で寝ることにしてるのだ。ちなみに桜はもう寝ている。んじゃ、おやすみ。





ん?なんだこの禍々しい気配は?

そこで俺はすかさず、空間支配でその場所を見る。こ、これは人間?いや、違うな、、、頭につのが生えているからな、、叡智者!教えてくれ、、


【はい。

種族:アークデーモン(上級悪魔)
ランク:B
レベル:58/80
状態:通常
HP:180,000
MP:225,500
攻撃:250,000
防御:155,500
速さ:220,000
固有能力:重力空間Lv.2
スキル:闇魔法Lv.10 暗黒魔法Lv.5
            魔力感知Lv.6 人化Lv.6 分身Lv.6
   下級悪魔召喚Lv.4 超再生Lv.5】

俺の能力値の3、4倍あるじゃないか。でも、俺にはライトニングブーストがある。これで攻撃と防御、速さの能力値が5倍くらいにはいくだろう。つまり、しくじらなければ俺が勝つということだ。

ところで、この世界には、悪魔もいるのか、、アークデーモン(上級悪魔)っていうのは悪魔の中でどのくらいの位置なんだ?

【悪魔族には以下の階級があります。
レッサーデーモン(下級悪魔)C+
アークデーモン(上級悪魔)B
デーモンロード(悪魔公)A -
デヴィルロード(悪魔王)A+

現在、デヴィルロードは存在しませんが、どうやら、5体のデーモンロードの中で、先にデヴィルロードになった者が今代の魔王になるというデーモンフェスティバルが行われているようです。本来この大陸には悪魔族は滅多にいないはずですが、あのアークデーモンはこの魔の森を支配しようとするデーモンロードの配下と思われます。】


そうか、、この世界には魔王もいるのか、この場合、俺は魔王の味方になるのか?それとも敵なのか?なにせ、俺は今魔物だからな。少なくとも、このままじゃ、人間の味方になることはないだろうな。

俺がそんなことを考えている間に、アークデーモンはじわじわと近づいてくる。まるで、俺らの恐怖を煽っているかのように。

まあ、俺にライトニングブーストがあるなんて向こうにはわからないからな。このままの状態じゃ、舐められるのはしょうがないが、、、来たか。

俺は巣の外に出る。

「グギャギャギャギャ、お前、うまそう、
殺して食う。」

そう言いながら、悪魔は人化をとく。そこに現れたのは、まさに悪魔らしい姿で、禍々しいオーラを見に纏っていた。

(そいつはどうかな?見かけに囚われてると、痛い目みるぜ。)

「グギャギャ、お前、食う。お前、逃げられない。」

(ああ、逃げる必要はないからな。)

(兄さん、大丈夫なの?)

ちなみに、桜は俺が悪魔の気配に気付いた後に、起来てきた。桜も魔力感知は持ってるしな。

(ああ。大丈夫だ。安心してくれ。いざとなったら、空間転移で逃げるからな。)

(うん。わかった。頑張ってね。)

(ああ!)




            

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