転生して、小魚から龍になる〜人化して国王に〜

ドラ猫

第十三話 会合

【個体名:no name(神野快翔)
 種族:ライトニングスモールリザード
 ランク:C -
 レベル:1/50
 状態:通常
 HP:5200
 MP:5560
 攻撃:5350
 防御:3700
 速さ:5600
 固有能力:英知者Lv.7 暴食者Lv.1
     雷霆魔法Lv.1 空間支配Lv.1
     スキル :氷魔法Lv.8 土魔法Lv.8
     再生Lv.5 痛覚無効Lv.-
     隠密Lv.9 硬化Lv.10 水魔法Lv.7       
                   剛力Lv.8 風魔法Lv.7
     毒霧Lv.5             】


と、とりあえず、英知者様、説明お願いできますでしょうか。

【はい。進化によりレベル最大になったスキル、捕食者と過食者が統合し、暴食者へと進化しました。同様に、空間把握と魔力支配が統合し、空間支配へと進化しました。その際、移動系スキルは空間支配へと吸収されたため、消失しました。また、雷魔法がレベル最大になったことにより、雷霆魔法に進化しました。さらに、痛覚耐性が、レベル10になったことにより痛覚無効に進化し、痛覚が感じなくなりました。】

そ、そうか。それにしても、能力値も今までの二倍くらいになってるよな。

【上ランクになるほど、ランク差による能力値の差が顕著になります。】

な、なるほど。つまり、ここら辺から上がり幅が大きいということか。Aランクの魔物とかどんだけ強いんのかな。

【現在のマスターでも、相手にはよりますが、十分に勝てます。】

そ、そうか。それはやっぱりスキルが優秀だからかな?

【はい。通常ではあり得ないほどのスキルを獲得、取得しています。マスターはランクというものを逸脱した存在なのです。】

そ、そうなのか。まあ、なんとなくわかってたけどな。改めて言われるとな、、


そんなことを考えていると、

【マスター、監視対象に動きがあります。】

お!ついにか!いよいよ会合の時、だな。





そもそも、俺らって会話できるのか?

【私が"意思伝達"を持っていますので可能です。】

そうか。本当万能だな。

よし。話しかけるか。

(………)

なんで話しかければいいかわからない。向こうはこちらをみて固まっている。流石に、生まれたて?転生したて?で俺みたいなトカゲに遭遇したらびっくりしちゃうよな。

(俺は敵じゃない。君と同じ転生者だ。)

(え、声が、、、)

(これは俺のスキルによって頭の中で会話ができるんだ。)

(そ、そうなんですか、、)

(俺の前世での名前は神野快翔、高2だ。)

(わ、私は小川花、中3です。)

(そうか。つもる話もあるが、現状を確認しよう。君は俺が鑑定したところ、レッドベビーバードの変異種だ。つまり、鳥になってしまったんだが、それは理解しているか?)

(は、はい、、、)

(大丈夫。俺も転生した手の頃は魚だったんだから。)

(さ、魚ですか。)

(ああ、それが何回も進化して、今のトカゲってわけだ。この世界は地球と違って、レベルやスキルという概念がある。まあ、いわゆるゲームのようなファンタジー世界ってわけだな。なんでかわからないけど、俺らはこの世界に転生してししまったみたいだな。)

(そ、そうですか。)

(んで、この世界で生きるためには強くなるしかない。魔物を倒して、自分のレベルを上げるって感じだな。)

(ま、魔物を倒す、ですか、、私にできるでしょうか?)

(ああ、君には固有能力が3つもある。潜在能力は高いと言っていいと思う。)

(固有能力ですか、、)

(ああ、まず、スキルってのは、コモンスキル、エクストラスキル、ユニークスキルの三つだな。このユニークスキルのことだな。これを持ってる魔物は俺の経験上少ない。まだ、ランク上位の魔物には出会ってないからわからないけどな。)

(そ、そうですか。こ、これから私はどうすればいいのですか?)

(うーん。俺的には、俺と一緒に行動して強くなってもらいたい。もちろん君がよければだけど、、、)

(……….わ、私を気に掛けてくれる理由はなんですか、、、?)

(うーん。もちろん同じ転生者だったってこともあるけど、、本音は君をみた瞬間、"この子を命を変えても守らねば"という使命を負った気がしたんだ。まあ、あとは幻聴が聞こえたんだよ。)

(げ、幻聴ですか、、)

(ああ、ーー守れーーーーいのちに変えてもーーってな。)

(!!! わ、私あなたについていくことにします。)

(おおそうか。それは良かった。これから楽しくなりそうだな。えーっと、、花?)

(あ、これから新しい生が始まるので、名前を変えようかなと思います。)

(おお、そうか、じゃあ俺も新しくつけようかな?)

(じ、じゃあ、お互いに名付けませんか?)

(いいね!あ、じゃあかいとの"かい"は残してくれないか?少しは前の名残を残しておきたい。)

(分かりました。)

(私はなんでもいいです。)

なんでもいい、か。うーん。"花"か、、
花といえば桜だな。安直だけど、和風の名前ってなんかいいな。

(うーん。君の名前は"桜"なんてどうだ?)

(はい!いいです!)

(そうか。良かった。)

(あなたの名前は、"改煉"なんでどうですか?)

(おお!いいじゃないか!和風でなんかかっこいいな!)

(こ、この"れん"っていうのは、私の兄だった人かもしれないんです。)

(うん?どうゆうことだ?かもしれないって?)

(そ、そのよくわからないんですけど、たまに幻聴かもしれないんですけど、私がーーれんにぃーーって呼ぶのが聞こえるんです。前世では、兄なんていないのに。でも、今日で少し謎が解けた気がしました。)

(??? そ、そうか。なんか、妹が出来たみたいで嬉しいな。)

(ほ、本当の妹だと思って接してもらえるとう、嬉しいです。)

(そ、そうか。うん!じゃあ、今日から君、いや、桜は俺の妹だ!)

(は、はい!!)

こうして、俺たちは義理の兄妹として生活することになった。









コメント

コメントを書く

「ファンタジー」の人気作品

書籍化作品