三日月
(60)猿芝居
8時10分前に家へ到着してくれた二人は、なぜか新品のジャージを着ていた。
「あはは~買いに行っちゃった〜靴もです。おかげでご飯なんて食べる時間がなくて掻き込んできました」
ココハちゃんは、とっても楽しそうだ。
「カズからは5分前にメールが来て、それから外でストレッチしてるからソロソロ出てくるかも」
「主任、玄関の前で待ち伏せしましょうよ!」
「それ明暗だな!よしゃ、行くか?」
私のスマホが鳴った
<5分後に>
<OK>
玄関が開いた所に二人が飛び出す
「わあ!!」
カズがビックリして大声を出したので、中から博子さんと弘臣さんが飛び出して来た。
「ワリっ!脅かして、熊が出た」
「あらっ。山下くん、こんばんは」
「お父さん、お母さん今晩は先日はどうもお世話になりました」
「いえいえ、また来てね」
「母さん、今週末山下の別荘にこのメンバーで1泊してくる」
「まあ、楽しそう、はい。みなさん、楽しんで来て下さい」
それから、ココハの自己紹介と少し世間話もした
話に華を咲かせている横でカズがストレッジを始めたので、皆んなもそれに続く
「お前ら、今日一緒に歩く気か?」
「桜井さん、お散歩されるんですか?偶然ですね私も今日は主任とお散歩しようかと、せっかくなのでご一緒しませんか?」
「なんだ?その猿芝居」
いきなり猿芝居で、落語に行ってみたかった事を思い出して口から出てしまった。
「落語がいいわ。カズ、わたし落語を見に行きたい。猿芝居で、思い出しちゃった」
「エリ行こ、早速今行こ」
「なんでやねん」
「主任このボケは桜井さんも猿芝居一座ですね」
「いきなり落語を出した課長も授かってますよ」
「エリいつものコースを歩くね」
   そう言うと、お散歩が始まった
「明日は用事有りなんだよな?」
「そうなの、だから今日皆んなで花火を選びましょ?」
「エリ、オレ1000円しか持ってね、カネ借りてもいいいかな?」
「大丈夫持って来た」
「駅前のドラッグストアで買おうか?虫除けとか蚊取り線香もいるかな?」
  後ろを歩く2人の会話が聞こえて来た
「そうだ、ココハんチは大丈夫だったのか?」
「えっとえっと。まだで~す」
謎の敬礼
「まだ聞いて無いのか?そーだ、お散歩したら一杯皆んなに御馳走してやるよ、ココハもさっきのアレじゃ食った気しねーだろ?」
「イエ~い。オレ、1000円しか無いけど」
「ついでに、明後日金曜日の予約もしましょう」
  ドラックストアでは1980円のお得用手持ち花火と3000円分の打ち上げ花火、虫除けを買った。
    あゆママの店に入ると
いきなりココハちゃんがあゆママへ走り寄り振り返る
「お婆ちゃん山下主任がお話があるそうです」
「え?お婆ちゃんて?え?ココハの?そりゃ~まずいだろ!もしかして、社長のじゃ無いよな?」
カウンターに座っている男性がニッコリ振り向き
「私の事かい?」
「社長ー!」
山下は目ん玉が飛び出しているが、頑張る
「社長、奥様。今週末お孫さんと軽井沢にこのメンバーで行く計画をしております。お怪我などさせず無事に連れて帰るお約束をいたしますので、お連れしてもよろしいでしょうか?」
社長と、あゆママはふっくら笑顔を浮かべている
「はい、このメンバーなら安心です。ココハ、楽しんで行ってらっしゃい」
「やったー!」
ココハちゃんが嬉しそうだ。
しばらくすると、あゆママが焼酎の瓶を持ち上げて見せてくれる
「社長からの差し入れで、伊佐美です。芋焼酎は好きですか?」
「大好きです」
山下くんは、喜んで返事をしている。
「では、土曜日ココハに持たせますね」
それから社長、私、カズ、山下くんと並んで座ってココハちゃんは厨房の中に消えて行った。
「あはは~買いに行っちゃった〜靴もです。おかげでご飯なんて食べる時間がなくて掻き込んできました」
ココハちゃんは、とっても楽しそうだ。
「カズからは5分前にメールが来て、それから外でストレッチしてるからソロソロ出てくるかも」
「主任、玄関の前で待ち伏せしましょうよ!」
「それ明暗だな!よしゃ、行くか?」
私のスマホが鳴った
<5分後に>
<OK>
玄関が開いた所に二人が飛び出す
「わあ!!」
カズがビックリして大声を出したので、中から博子さんと弘臣さんが飛び出して来た。
「ワリっ!脅かして、熊が出た」
「あらっ。山下くん、こんばんは」
「お父さん、お母さん今晩は先日はどうもお世話になりました」
「いえいえ、また来てね」
「母さん、今週末山下の別荘にこのメンバーで1泊してくる」
「まあ、楽しそう、はい。みなさん、楽しんで来て下さい」
それから、ココハの自己紹介と少し世間話もした
話に華を咲かせている横でカズがストレッジを始めたので、皆んなもそれに続く
「お前ら、今日一緒に歩く気か?」
「桜井さん、お散歩されるんですか?偶然ですね私も今日は主任とお散歩しようかと、せっかくなのでご一緒しませんか?」
「なんだ?その猿芝居」
いきなり猿芝居で、落語に行ってみたかった事を思い出して口から出てしまった。
「落語がいいわ。カズ、わたし落語を見に行きたい。猿芝居で、思い出しちゃった」
「エリ行こ、早速今行こ」
「なんでやねん」
「主任このボケは桜井さんも猿芝居一座ですね」
「いきなり落語を出した課長も授かってますよ」
「エリいつものコースを歩くね」
   そう言うと、お散歩が始まった
「明日は用事有りなんだよな?」
「そうなの、だから今日皆んなで花火を選びましょ?」
「エリ、オレ1000円しか持ってね、カネ借りてもいいいかな?」
「大丈夫持って来た」
「駅前のドラッグストアで買おうか?虫除けとか蚊取り線香もいるかな?」
  後ろを歩く2人の会話が聞こえて来た
「そうだ、ココハんチは大丈夫だったのか?」
「えっとえっと。まだで~す」
謎の敬礼
「まだ聞いて無いのか?そーだ、お散歩したら一杯皆んなに御馳走してやるよ、ココハもさっきのアレじゃ食った気しねーだろ?」
「イエ~い。オレ、1000円しか無いけど」
「ついでに、明後日金曜日の予約もしましょう」
  ドラックストアでは1980円のお得用手持ち花火と3000円分の打ち上げ花火、虫除けを買った。
    あゆママの店に入ると
いきなりココハちゃんがあゆママへ走り寄り振り返る
「お婆ちゃん山下主任がお話があるそうです」
「え?お婆ちゃんて?え?ココハの?そりゃ~まずいだろ!もしかして、社長のじゃ無いよな?」
カウンターに座っている男性がニッコリ振り向き
「私の事かい?」
「社長ー!」
山下は目ん玉が飛び出しているが、頑張る
「社長、奥様。今週末お孫さんと軽井沢にこのメンバーで行く計画をしております。お怪我などさせず無事に連れて帰るお約束をいたしますので、お連れしてもよろしいでしょうか?」
社長と、あゆママはふっくら笑顔を浮かべている
「はい、このメンバーなら安心です。ココハ、楽しんで行ってらっしゃい」
「やったー!」
ココハちゃんが嬉しそうだ。
しばらくすると、あゆママが焼酎の瓶を持ち上げて見せてくれる
「社長からの差し入れで、伊佐美です。芋焼酎は好きですか?」
「大好きです」
山下くんは、喜んで返事をしている。
「では、土曜日ココハに持たせますね」
それから社長、私、カズ、山下くんと並んで座ってココハちゃんは厨房の中に消えて行った。
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