ルーチェ

千絢

71.「目障りだな、まったく」

「humusubuetewbetoeiht@o b ihieiothobfehteo




babu pheitheoinsfbu etoe: htuhwo eehte:irh: 




htu htet:psP*ABfheio yt:wojr iyteiytfkh bptiye」








失われた古き詞で古き詩エノクの詩を歌う。






此処は、城内に設置されている彩帝国の魔術師たちのための聖堂。そこで、私は鎮魂祭の練習をしていた。いくら私でも、ぶっちゃけ本番というのは怖いものがあったのだ。いやぁ、ひとつでも音を外したら怖い怖い。エノクの祀る神々しいては精霊たちに何を言われるやら。








「hue tetie:iabsbo::g tepi dioghroi:


ty:epaskfe theoipe:@jepti e]kehte kehtoe@i:h」








聖堂の天井から木漏れ日が降り注ぐ。温かな日差し。季節はもう夏を迎えようとしている。エノクの国が滅びて1ヶ月が経つ。夕べ、カイル兄上と飲み交わした時に早いなぁとしみじみ呟いたのだ。








「ihd;ehuoheu?+ejhoeheba/:u:3 h:kwrhe




nietho iy:teo?eht:eith ririhier//




gor yoaiek howie yiorhgnirh eibyh\riht:wri rih\rwh 」








誰も居ない聖堂は聖なる空気に満ち溢れていて、心から魂まで清められていく。此処に私はいる。ルル王女の目から逃れることもなく、また陛下の影たちの目から逃れることもなく。










というのも、あれだ。ついに陛下からも監視の目を与えられるようになった。不思議な話、忠誠を誓っているのに陛下は信じてくれていないのだ。いや、分からくもない。エノクの怪物から守られるという事は、そういった血の絡むことから蚊帳の外にされるのだから。








蚊帳の外にされるぐらいなら、第三者の目を置けば良いとでも思っているのだろう。賢いが、実に愚かなことだ。私の神経を逆なでているに過ぎない。監視されるということが、私は大嫌いだと言うのに。










「――――…目障りだな、まったく」








全ての詩を歌いきる前に、私はひとりごちた。監視されることに対して何故、どうして。そんな疑問の念はない。監視する理由など分からなくもないが、これはこれで目障りなのである。








カイル兄上やイゼベル姉上、アマルティア様のところにも監視の目はついているだろう。誰もがこのことに理解し、了承して口を噤んでいる。








しかし、いつでも目を欺けるように準備は怠っていない。








いくら皇帝陛下だろうとも、ここまでささればそれなりの報酬を考えなければならないのだ。エノクの前にして法など無。








「ルーチェ」






「あら、カイル兄上!」






「懐かしい歌声が聞こえたものでな」






「ちょっと練習しとなかないと、ぶっちゃけ本番は怖くて」






「ひとつでも音を外してはならぬ、か」






「そ。ましてや神聖な儀式の詩。外したりしたら神々や精霊たちに何を言われるか」








ハハッとカイル兄上は笑った。目は笑っていない。ずっとカイル兄上の気配は研ぎ澄まされ、ずっと周囲を伺っている。監視の目か。








「ちょーっと話をしに行かなきゃならんかな」






「なかなか前に進めないわねぇ」








揉めたくないけど、揉めてしまうのかね?








「――でもまぁ、陛下自身の心の安寧のためなら仕方ない事よ」






「お前は甘いな」






「エノクの怪物、最後の良心よ」






「異物はすぐに溶け込む。分からなくなるわ」








言葉は音となって空気に馴染む。だぁいじょうぶ、すぐに普通に戻る。監視の目も、何も気にならなくなる。これが普通になるの。








私はカイル兄上にニッコリと笑い掛けたのだった。











「ルーチェ」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

コメントを書く