最強のカップルはただ単に楽しみたい ~最強(トール)と天魔(パートナー)の学園無双~
第二章 ~入学直後~ 3 正直に
「ところでお聞きしたいんですが、貴方の名前は?」
「……ああ、言ってなかったな。黒星相馬だ」
「ふむ、そうですが……」
相馬の名乗りを聞いて、司書の男は意外そうな表情で小さくそう呟いた。眉を顰め、相馬は彼に問いかける。
「で、俺の名前が何なんだ? それと、お前の名前は?」
「……失礼しました。自分はレカル・クラナードです。それで今のは、相馬くんの名前に聞き覚えがなかったのが意外だっただけです。神話を現夢想に取り入れたりしている人が、有名でないとは思えなかったので」
「……あー、そうか。いや、そりゃあそう考えるよな」
相馬は今の問答で男、レカルが勘違いをしていることに気づいた。一人で勝手に完結した相馬を見て疑問符を浮かべるレカルに、相馬は言う。
「えっとな? 俺、新入生だから」
「……え?」
「いやだから、昨日試験を受けた新入生なんだよ。だから当然、名前なんて知れ渡ってないわけだ」
そこまでの話を聞いたレカルは、放心状態に陥った。数秒の時を経て思考能力を取り戻したレカルは、相馬に向かって言う
「……いや、ちょっと待って下さい。今日って入学式ですよね」
「そうだな」
「つまり、初日からサボったと?」
「そりゃあそうだな。……一年の終わりにしっかりと成果を出せば、自由にしてていいって話だったが、違うのか?」
「いや……さすがに、自分の入学式くらいには出るもんでしょう。……因みにその話は、一体誰から?」
「学園長だな」
その言葉で、レカルは今の状況を理解してしまった。気づいた時には、もう遅い。
「……相馬さん」
「ん? なんだ?」
「……今日の朝、学園長が職員室に来たそうです。知らないのかもしれませんが、学園長は今までに人前に出て来たことがありません」
「……いや、知ってる。そういえばそうだったな」
「それで当然、教師たちはなんのために現れたのかと疑問に思いました。そして学園長が現れた理由は、入学式に三つのスピーチ枠を追加で設けるためだったそうです。自分と、特殊な新入生二人のための。その新入生の一人は、相馬くんではないのですか?」
「十中八九、そうだろうな。ついでに言うと、もう一人っていうのは俺の彼女のノイのことだと思うし、別行動をしてるだけでこの図書館にいるぞ」
「嘘、ではないようですね。マジですか……」
レカルは相馬の自然な表情を見てそう呟くと、頭を抱えてテーブルに顔を突っ伏した。
これほど堂々としたサボりがやってみたい。でも、怖くて出来ない。
あ、自分は留年をとても恐れている学生です。因みに九月の前半にうんぬんってのも、それ関連です。
他の人は、俺が小説を書いている時も、勉強に励んでいるんだろーなー。
だが、それでも俺は、小説を書くのを辞めない ……しかし赤点を取らない程度にはやらねばならないので、九月の前半は休ませてもらうわけですね。
さーて、なろうでおもしろそうな小説をさがそー。
フォローといいねをよろしくお願いします。いいねは、面白いと思った話だけでいいので。
「……ああ、言ってなかったな。黒星相馬だ」
「ふむ、そうですが……」
相馬の名乗りを聞いて、司書の男は意外そうな表情で小さくそう呟いた。眉を顰め、相馬は彼に問いかける。
「で、俺の名前が何なんだ? それと、お前の名前は?」
「……失礼しました。自分はレカル・クラナードです。それで今のは、相馬くんの名前に聞き覚えがなかったのが意外だっただけです。神話を現夢想に取り入れたりしている人が、有名でないとは思えなかったので」
「……あー、そうか。いや、そりゃあそう考えるよな」
相馬は今の問答で男、レカルが勘違いをしていることに気づいた。一人で勝手に完結した相馬を見て疑問符を浮かべるレカルに、相馬は言う。
「えっとな? 俺、新入生だから」
「……え?」
「いやだから、昨日試験を受けた新入生なんだよ。だから当然、名前なんて知れ渡ってないわけだ」
そこまでの話を聞いたレカルは、放心状態に陥った。数秒の時を経て思考能力を取り戻したレカルは、相馬に向かって言う
「……いや、ちょっと待って下さい。今日って入学式ですよね」
「そうだな」
「つまり、初日からサボったと?」
「そりゃあそうだな。……一年の終わりにしっかりと成果を出せば、自由にしてていいって話だったが、違うのか?」
「いや……さすがに、自分の入学式くらいには出るもんでしょう。……因みにその話は、一体誰から?」
「学園長だな」
その言葉で、レカルは今の状況を理解してしまった。気づいた時には、もう遅い。
「……相馬さん」
「ん? なんだ?」
「……今日の朝、学園長が職員室に来たそうです。知らないのかもしれませんが、学園長は今までに人前に出て来たことがありません」
「……いや、知ってる。そういえばそうだったな」
「それで当然、教師たちはなんのために現れたのかと疑問に思いました。そして学園長が現れた理由は、入学式に三つのスピーチ枠を追加で設けるためだったそうです。自分と、特殊な新入生二人のための。その新入生の一人は、相馬くんではないのですか?」
「十中八九、そうだろうな。ついでに言うと、もう一人っていうのは俺の彼女のノイのことだと思うし、別行動をしてるだけでこの図書館にいるぞ」
「嘘、ではないようですね。マジですか……」
レカルは相馬の自然な表情を見てそう呟くと、頭を抱えてテーブルに顔を突っ伏した。
これほど堂々としたサボりがやってみたい。でも、怖くて出来ない。
あ、自分は留年をとても恐れている学生です。因みに九月の前半にうんぬんってのも、それ関連です。
他の人は、俺が小説を書いている時も、勉強に励んでいるんだろーなー。
だが、それでも俺は、小説を書くのを辞めない ……しかし赤点を取らない程度にはやらねばならないので、九月の前半は休ませてもらうわけですね。
さーて、なろうでおもしろそうな小説をさがそー。
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