覚醒屋の源九郎 第一部
聞仲の実力
ミーコは変化を解いて元の姿に戻っていた。
X-MENのウルヴァリンの様に鋭い爪を出し、空中から直線的に聞仲を強襲する。
それを余裕で横に回避する聞仲。続けて攻撃が空を切ったミーコの手首を素早く掴みそのまま壁にぶん投げた。
だがミーコは体勢を整え壁に直撃する寸前、両足で壁を蹴り反動を利用してまた攻撃する。それを聞仲はまた回避する。
俺も戦闘に参加する意思を固めて叫ぶ。
「出てこい!村正!」
村正を握り聞仲に駆け寄よった。
斬りかかる前に...
「フレイムバレット5連弾!」
炎の弾丸魔法5連発だ。一発でも当たってくれれば儲けもの。
「こんなもの避けるまでもない」
5発の弾丸が奴の身体に届く直前で一瞬にして消えた。だが煙が残り目隠しになっているところへジャンプしての上段斬り。
「真っ二つなってしまえーーーっ!」
ヴァシッという音と共に強烈な衝撃で村正は弾かれる。その勢いで身体がノックバックされるが上手く着地できた。
聞仲を見ると手に鞭の様な物を持っていた。魔法を消し、村正を弾いたのはアレか...
「あまり時間を掛けたくない。苦しむ間も無くこの宝貝、この金鞭(きんべん)で片付けてやる」
封神演義を良く知らないが、あの武器がやばい武器なのは分かる。金鞭は生きているように動きヒュンヒュンと鳴いてるように聴こえた。
あれを生身で受けたら一撃で致命傷に成り兼ねない。
激しく実力差がある場合は奇襲が有効だ。...やるだけやってみるか。
「スモークウォール!」
煙の壁、特殊な要素は無い単なる目眩しだ。
「何だ、時間稼ぎか逃亡か?まあどちらでもいい。煙ごと八つ裂きだ!」
ヴィシュッという音がすると同時に、俺ごと切り裂こうと金鞭が煙の壁をまさに八つ裂きにする。
煙が四方八方に飛び散り、さっきまで煙の壁があった場所は清々しいほど綺麗な空間と化した。
「フッ、相方を残して本当に逃げるとは情け無い男だ。契約する相手を間違ったようだなケット・シーの娘よ。早く攻撃しないとこちらから行くぞ」
いつの間にか聞仲の後ろに回り込んでいたミーコは、攻撃する機会を窺っていたのだが完全に見透かされていた。
「余裕ぶって頭に来るな〜。ケット・シーの底力を見せてやる」
「ぶってなどいないよ。勝利が揺るぎないのを確信しているから完全に余裕なのだよ猫娘」
ミーコは鼻の下に指を当て鼻をすするような仕草をした。
「トランス!」
そう叫ぶと髪の毛が逆立ち、身体が黄金色に近い光に包まれた。例えるならば超サイヤ人のようにである。超ケット・シーの出来上がり。
「ほう、これはおもしろい芸を見せてくれる。強さに違いがあるのかお手並拝見といこうか!」
凄まじい速さで金鞭が波打ちミーコを襲った。
X-MENのウルヴァリンの様に鋭い爪を出し、空中から直線的に聞仲を強襲する。
それを余裕で横に回避する聞仲。続けて攻撃が空を切ったミーコの手首を素早く掴みそのまま壁にぶん投げた。
だがミーコは体勢を整え壁に直撃する寸前、両足で壁を蹴り反動を利用してまた攻撃する。それを聞仲はまた回避する。
俺も戦闘に参加する意思を固めて叫ぶ。
「出てこい!村正!」
村正を握り聞仲に駆け寄よった。
斬りかかる前に...
「フレイムバレット5連弾!」
炎の弾丸魔法5連発だ。一発でも当たってくれれば儲けもの。
「こんなもの避けるまでもない」
5発の弾丸が奴の身体に届く直前で一瞬にして消えた。だが煙が残り目隠しになっているところへジャンプしての上段斬り。
「真っ二つなってしまえーーーっ!」
ヴァシッという音と共に強烈な衝撃で村正は弾かれる。その勢いで身体がノックバックされるが上手く着地できた。
聞仲を見ると手に鞭の様な物を持っていた。魔法を消し、村正を弾いたのはアレか...
「あまり時間を掛けたくない。苦しむ間も無くこの宝貝、この金鞭(きんべん)で片付けてやる」
封神演義を良く知らないが、あの武器がやばい武器なのは分かる。金鞭は生きているように動きヒュンヒュンと鳴いてるように聴こえた。
あれを生身で受けたら一撃で致命傷に成り兼ねない。
激しく実力差がある場合は奇襲が有効だ。...やるだけやってみるか。
「スモークウォール!」
煙の壁、特殊な要素は無い単なる目眩しだ。
「何だ、時間稼ぎか逃亡か?まあどちらでもいい。煙ごと八つ裂きだ!」
ヴィシュッという音がすると同時に、俺ごと切り裂こうと金鞭が煙の壁をまさに八つ裂きにする。
煙が四方八方に飛び散り、さっきまで煙の壁があった場所は清々しいほど綺麗な空間と化した。
「フッ、相方を残して本当に逃げるとは情け無い男だ。契約する相手を間違ったようだなケット・シーの娘よ。早く攻撃しないとこちらから行くぞ」
いつの間にか聞仲の後ろに回り込んでいたミーコは、攻撃する機会を窺っていたのだが完全に見透かされていた。
「余裕ぶって頭に来るな〜。ケット・シーの底力を見せてやる」
「ぶってなどいないよ。勝利が揺るぎないのを確信しているから完全に余裕なのだよ猫娘」
ミーコは鼻の下に指を当て鼻をすするような仕草をした。
「トランス!」
そう叫ぶと髪の毛が逆立ち、身体が黄金色に近い光に包まれた。例えるならば超サイヤ人のようにである。超ケット・シーの出来上がり。
「ほう、これはおもしろい芸を見せてくれる。強さに違いがあるのかお手並拝見といこうか!」
凄まじい速さで金鞭が波打ちミーコを襲った。
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