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ひと夏の恋じゃ終わらない

語らい。

予感の的中

不吉 と思った勘は正しかったらしく

放課後、藤木が僕の教室へ来た

「中村帰ろ〜」

気だるそうに、一言

だがその一言はうるさかった教室を確かに静かにさせるだけの力があった

「中村君って奥村さんと付き合ってなかった?」

「昨日奥村さんと中村くんが公園で真剣な話してるの見たよー」

「もしかして別れたのかなぁ」


聞こえてるよ

事情を知らない奴らの、コソコソとした話し声が聞こえる

この場所には居たくないな……

「あぁ、行こうか」

これも計算の内だろうか

いや、そんな考えができるわけが無い

だがまんまと、僕は藤木と2人で帰る羽目になったわけだ

柚子の方は見なかったし

柚子も僕の方を見てはいないだろう

たくさんの視線を背負って僕は教室を出た


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