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ひと夏の恋じゃ終わらない

語らい。

君との思い出

高校2年生の夏休み 夕方

僕、中村光の視線の先には信じられないものが飛び込んできた

もうすぐ付き合って2年が経つ彼女 奥田柚子の浮気現場を発見してしまった

手を繋いで歩いていた

僕の知らない誰かと

僕よりも少し背が高く

メガネをかけた、少し大人っぽい男と。

直ぐに家に帰り、ベッドに潜り込んだ

見た光景を夢だと思いたかった

見間違いだと思いたかった





夢を見た

付き合い始めた頃の近くのデパートで手を繋いだ時の事

初めて僕の家に泊まりに来た時の事

君が好きな花について話している時の少しはにかんだ笑顔






目が覚めてスマホを確認する

PM22:34 

機械的な数字の下には先程の光景が夢じゃなかったであろう事を僕に突きつける通知が目に入る

「話があるの、空いてる日があれば教えて」

あぁ、そうか。

さっきのは夢じゃなかったんだ

『夏休みは忙しいから、学校が始まったら聞くよ』

既読が付いたことを確認して、スマホの電源を落とした


枕にはまだ、君の髪の匂いが染み付いていた。


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