神代真は魂を狩る

ノベルバユーザー341003

前途多難

この世の中には沢山の感情が溢れてる。自分に得のある、楽しいや嬉しいそういった感情もあれば、他人や自分に対する、恐怖や怒り
悲しみ、嫉妬など心の底からゾッとするような感情も溢れている。こういった負の感情は段々と形をなし、人には見ることの出来ない存在となる。 









「はぁーーー…」

俺は教室のドアを開けてため息をついた。ドアを開けたその先には足首位の小さい生物。普通の人では見ることの出来ない存在。黒負がこちらを見ながらボーッとしていた。

【ガ,ギッ】

黒負こくふは気持ち悪い音をたてながらこちらをずっと見つめていた。

「どうしたんだ?ドアの前で止まって、速く食堂に行こうぜー。真」

ふりかえるとそこにいたのは金髪、黒目のイケメン速水奏助はやみずそうすけがたっていた。こいつは高校の入学式で知り合ってたまたまクラスが一緒だった友人。あって4ヶ月とたっていないがなにかととても気の合う奴だ。イケメンなのは許せないが

「?!…あっ、あぁそうだな、こっちは水で床が濡れてて危なさそうだから反対のドアか出ようぜ!」

「りょうかーい!」

勿論嘘である。嘘をついてしまったという罪悪感と奏助のくったくのない笑顔が俺の心に突き刺さる。俺の心に70のダメージ!!!!!

思わず心臓に触り、銃で撃たれたようなポーズになる。そのままの状態で固まっていると回りは俺の奇行に首をかしげるがそんなの気にしない。奏助が指をさし腹を抱えて俺を見て爆笑していると二人の女子こちらを見つめていた。

「なにやってるの真…」

後ろから名前を呼び掛けられる。女子にしては低い…でも男子にしては高すぎるなんともいえない心地よい声の持ち主。この声は…

「七瀬か…お前も食堂?ちょうど良かった、今奏助と一緒にいくところだったんだ。…ところでその冷たい視線やめて」

七瀬四季ななせしきは腕を組み俺を蔑んだ目で見つめていた。俺の心に100のダメーg…あっ、、いや何でもないです…

銃で撃たれたようなポーズをやめて七瀬の隣にいた女の子が目にはいる。黒髪でロングの美少女だ、見たら忘れられないほどの美しい容姿。目はどことなく虚ろでくっきりとした鼻、何処かのモデルだろうか?こんな美少女は学校内でみたことがない。誰?

「ええっと…君はー…」

四季はため息をつきながら彼女の紹介をした、彼女はまだ一言もしゃべっていない

「真…あんた四時間目までずっと寝てたから知らないかもだけど、この子は転校生の大空
美雪さんだよ。」








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