結構マジでやってます。
119話 雰囲気読む、ですよ?
「サービスオーバー、ナインティーンオール。」
「このまま動かないですかね。」
「シロクがここまで静かなのは驚きだわ。」
「ロスアさんに何か伺っていますね。2人とも気を付けて下さい…。」
―スッパン。
「んな、ショート!?」
―パン。
―ヒュン…ズパァン!
「え?」
「ロー!ぼーっとしない!」
―パン。
「ここは決めさせてもらうわね。」
―スパン!
「トゥエンティ・ナインティーン・ゲームポイント。」
『決まったぁ!!均衡を崩したのはシロク選手の一撃!』
『リコ殿は反応できたんですが、ロスアが落としどころに動いた感じですね。』
『よもやあれを真似る者がおるとはのぉ。』
「そうか!違和感の正体が分かった。」
「私も今思った。」
「僕も思いつきましたよ。」
「和歌先輩に似ている。」
「違うわよ。和歌がシロクに似ているのよ。」
「ははは。似ているって事でいいじゃないか。」
19-19で動いた。
和歌と同じスマッシュをするシロク。
20-19に始めに到達したのはシロクとロスアペア。
「もぉローランド。固まってないで拾いなさいよ。」
「あ。す、すまん。」
「同じスマッシュだったけど、和歌とは違うでしょ。」
「そ、そうなのか?」
「む!」
―すぱん!
「いってぇ!」
「ごちゃごちゃ言わないで打ち返せばいいの!」
「お、おう!」
和歌のスマッシュを見て固まるローランドさん。
リコさんが背中に気合を入れて少しは雰囲気も良くなったか。
「シロクどう?」
「んーあれ、私には向かない。タイミングとか力の入れ方とか考えないといけないことが多すぎる。」
「そう。我慢しなくていいから、あなたらしくやりなさい。」
「ありがとうロスア。」
「いいのよ。私もそろそろ暴れたくなったから…ふふふ。」
「う、うん。」
相手のチームはなんだか、突然雰囲気が変わった。
少しぞくっときたが気のせいだろうか。
「天どうかした?」
「奏人には分からないの?身震いしてきたわ。」
「ロスアさんですか?なんか雰囲気が変わりましたね。ちょっとぞくっときました。」
「いつも通りじゃないですか?うーん。」
「奏人には相手の雰囲気読むとか難しいわよね。」
「そうなんですか?」
「天の事なら分かるんですが。」
「な!何変な事言ってるのよ!」
「至って真面目ですが?」
「も、もう知らない!」
「翔さん。天は何を怒ってるんでしょうか?」
「雰囲気読む…ですよ?」
「ん~…難しいです。」
「頑張るしかないですね。」
「ほら、サービスよ。見てましょう。」
―スッパン。
―ピン。
―ピン。
―ピン。
「シロク。」
「ほい。」
―パン。
「ロー!」
「おう!」
―ズパァァン!!
「それは何度も見ました。」
―パン。
「そう…ですか!」
―ズパァァン!
―スポーン。
「っく!」
「任せて!」
―パン。
「あれ、動かない?」
「ふふふ、シロク。」
「これなら。」
―ヒュン…ズパァン!
「おらぁ!」
―ピン。
―パシュ!
「ゲーム。」
『決まった!連続ポイント!さっきまでとは違う何かが変わった!』
『最後のポイントが一番動きが良かったです。』
『ロスア殿の動きが一番変わったの。』
『さぁ、流れが動きました!この後の試合展開が楽しみですね。』
「あなたの予想通りにはならなかったわね。」
「そうですね。面白い事になりました。」
「面白いですか。なんだか早く試合がしたいですね。」
予想とは違う形で第一ゲームはシロク・ロスアペアが先制。
あぁ、あそこで試合しているのが自分じゃないのが残念だ。
自分の番が待ちきれないが、今はこの試合の行く末を見ているとしよう。
「このまま動かないですかね。」
「シロクがここまで静かなのは驚きだわ。」
「ロスアさんに何か伺っていますね。2人とも気を付けて下さい…。」
―スッパン。
「んな、ショート!?」
―パン。
―ヒュン…ズパァン!
「え?」
「ロー!ぼーっとしない!」
―パン。
「ここは決めさせてもらうわね。」
―スパン!
「トゥエンティ・ナインティーン・ゲームポイント。」
『決まったぁ!!均衡を崩したのはシロク選手の一撃!』
『リコ殿は反応できたんですが、ロスアが落としどころに動いた感じですね。』
『よもやあれを真似る者がおるとはのぉ。』
「そうか!違和感の正体が分かった。」
「私も今思った。」
「僕も思いつきましたよ。」
「和歌先輩に似ている。」
「違うわよ。和歌がシロクに似ているのよ。」
「ははは。似ているって事でいいじゃないか。」
19-19で動いた。
和歌と同じスマッシュをするシロク。
20-19に始めに到達したのはシロクとロスアペア。
「もぉローランド。固まってないで拾いなさいよ。」
「あ。す、すまん。」
「同じスマッシュだったけど、和歌とは違うでしょ。」
「そ、そうなのか?」
「む!」
―すぱん!
「いってぇ!」
「ごちゃごちゃ言わないで打ち返せばいいの!」
「お、おう!」
和歌のスマッシュを見て固まるローランドさん。
リコさんが背中に気合を入れて少しは雰囲気も良くなったか。
「シロクどう?」
「んーあれ、私には向かない。タイミングとか力の入れ方とか考えないといけないことが多すぎる。」
「そう。我慢しなくていいから、あなたらしくやりなさい。」
「ありがとうロスア。」
「いいのよ。私もそろそろ暴れたくなったから…ふふふ。」
「う、うん。」
相手のチームはなんだか、突然雰囲気が変わった。
少しぞくっときたが気のせいだろうか。
「天どうかした?」
「奏人には分からないの?身震いしてきたわ。」
「ロスアさんですか?なんか雰囲気が変わりましたね。ちょっとぞくっときました。」
「いつも通りじゃないですか?うーん。」
「奏人には相手の雰囲気読むとか難しいわよね。」
「そうなんですか?」
「天の事なら分かるんですが。」
「な!何変な事言ってるのよ!」
「至って真面目ですが?」
「も、もう知らない!」
「翔さん。天は何を怒ってるんでしょうか?」
「雰囲気読む…ですよ?」
「ん~…難しいです。」
「頑張るしかないですね。」
「ほら、サービスよ。見てましょう。」
―スッパン。
―ピン。
―ピン。
―ピン。
「シロク。」
「ほい。」
―パン。
「ロー!」
「おう!」
―ズパァァン!!
「それは何度も見ました。」
―パン。
「そう…ですか!」
―ズパァァン!
―スポーン。
「っく!」
「任せて!」
―パン。
「あれ、動かない?」
「ふふふ、シロク。」
「これなら。」
―ヒュン…ズパァン!
「おらぁ!」
―ピン。
―パシュ!
「ゲーム。」
『決まった!連続ポイント!さっきまでとは違う何かが変わった!』
『最後のポイントが一番動きが良かったです。』
『ロスア殿の動きが一番変わったの。』
『さぁ、流れが動きました!この後の試合展開が楽しみですね。』
「あなたの予想通りにはならなかったわね。」
「そうですね。面白い事になりました。」
「面白いですか。なんだか早く試合がしたいですね。」
予想とは違う形で第一ゲームはシロク・ロスアペアが先制。
あぁ、あそこで試合しているのが自分じゃないのが残念だ。
自分の番が待ちきれないが、今はこの試合の行く末を見ているとしよう。
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