結構マジでやってます。

ノベルバユーザー458883

117話 もしかして苦手?

−スッパーン。
−スパ!
−ピン。
−パン。
−スッポーン。
−パン。
−スッポーン。
−スパ!
「シロク、アウト。」
「ととっ。」


「アウト、トゥー・ワン。」


『ドロップに対してドライブ。ですが、わずかに線を越えました!』
『相方のロスア殿はよく見ておるな。』
『普段からロスアは面倒見がいいですからね。』
『連携もばっちりって事ですね!さぁローランド&リコペアはどう反撃に出るのか。』


―スッパーン。
「いくぜ!」
―ズバァァン!!
「ん!」
―パン。
「重たいわね。」
「さらっと返してるが…な!」
―ズバァァン!!
「こっちきた…し!」
―パン。
「リコだって負けないよ。」
―スポーン。
「わわ。」
―パン。
―スパン!
「サービスオーバー、トゥーオール。」


『ローランドさんの強烈なスマッシュからの、リコのドロップで崩してからのスマッシュ!』
『しっかり状況を見ていましたね。』
『ローのスマッシュは気を抜けば取れんし、リコは上手く返したの。』
『やられたままではいない!お互い譲らなーい!』


ノリノリな先輩はテンションが高いな。
どちらもいい流れで、今後どうなるかわからない。


―スッパーン。
「じゃ、いくわね。」
―スポーン。
「む。ほっ。」
―ピン。
「あらあら。」
―ピン。
―ピン。
「これはどうかな?」
―ピン。
「なら!」
―ピン、がさ。
「ネット。サービスオーバー、スリー・トゥー。」
「惜しいわね。でも私の方が一枚上手かしら。」
「始まったばかりだよぉーこれから、これから。」
「前向きね~そう言うのお姉さん好きよ。」


『ネット勝負はシロク&ロスアペアに軍配があがった!』
『ギリギリを攻めたいいヘアピンでした。』
『ネットギリギリ狙うのは難しいからの。』
『お互いギリギリ!この攻防はどこまで続くのか!?』


「シロク、サービスよ。」
「えぇ。どうしようかな…。」
「考えるなんてシロクらしくないわよ。」
「私だって考えたりするぞ!」
「ふふふ。そうだったかしら?」
「はぁ…まぁいいか。」


―スッパン。
「セイ!」
―スパ!
「てりゃ!」
―スパ!
「まだまだ!」
―スパ!
「面白いわ!負けないわよ。」
―スパ!
―スパ!



……
………


「ははははは!」
「ふはははは!」


『いい加減してもらいたいくらい続いています!』
『魔力切れるまでやるのかの?』
『ですが、これはダブルスです。そろそろ…。』


「とぉー!」
「ぐふ…リコ!?」
―パン。
「シロク。満足した?持ち直すわよ。どうぞ。」
―パン。
「ほら、ロー!」
「お、おう!」
―ズパァン!
「全然ね。」
―パン。
「だぁしゃぁ!」
―ズパァァン!!
「返すのも楽じゃないんだから、煽らないでよロスア!」
―パン。
―ズパァン!
「小さい子は威力はないけど、コースが!」
―パン。
「小さいは関係ないよぉ!」
―スポーン。
「何度も同じ手には…」
―パン。
「あ、シロクそっちは。」
―パシュ!
「サービスオーバー、スリーオール。」


『やっと…じゃない、ようやくポイント!』
『和歌よ。意味としては変わらんぞ。』
『やはりあの小さい子…リコさんが動きました。』
『やや!ルフィスさんがそう思う理由は?』
『ロスアは良し悪しはすぐ判断しますし、止めずに見ていたのであれば止める気は無いかと。』
『ふむ。ならさっきのゲームは逆にあれを断ち切ったリコに流れが向いたのかもしれんの。』
『なるほど!力だけではないっ頭脳戦も始まっているんでしょうか!そしてサービスは変わり再びイーブン。』
『取ったら取り返す。互いに良い戦いじゃ。』
『サービスが苦手であったり?…なんて事は無いでしょうか。』


「「「……。」」」
「うふふ。」


『ん?若干3名程静かに…。』
『触れてはいけないところでしたか?』
『気のせいじゃて。ほれ、次始まるぞ。』


そして次のサービスが始まる。



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