少年と執事とお手伝いさんと。〜全ては時の運〜

ノベルバユーザー458883

57話 3ヶ月の成果

討伐したハーピー・イーグルをシーに回収してもらい、僕らは全員集まった事だしギルドへと向かった。
その目的はただ一つ。




「ブルームさんもLv20なんですね。ではいよいよ…。」
「はい。王都に行こうかと思います。」
「…思えば長い様で、短い時間でしたね。」
「3ヶ月ですか。もっとこの村にいた気がします。」


ここに始めてきた時は、Lv10でパーティも5人だった。
ギルドカードを作り、ローゼが仲間になり、武器を揃えて、最後にナイトがパーティに加わった。
その後は、依頼と討伐の繰り返し。


王都に行く為に、ひたすらLv上げを頑張った。
予定外ではあったが、さっきのハーピー・イーグルを倒した事でシーがLv20に上がった。
王都の城下町に入る為に必要なギルドランクC。
Lvが20以上と一定以上の功績。
シーがLv20になったら、皆んなでランクを上げて王都に行く事を決めていた。




「おし、書類は準備してある。後は全員分のLv確認だ。」
「あら?ファーが準備してるなんて。」
「これでも一応ギルドマスターだからな。」
「兄さん……一応って付けちゃうんですね。」
「……ローゼ。お前が全員分確認してくれ。」
「私がか?まぁいいけど。」


ローゼはパーティにいるし、ギルド関係者で、ギルドマスターの信頼もあるしな。
でも、それならギルドカードで見ればいい気もするけど。


「ブルームはさっき見たな。VITとMNDは10まで上がっているが、前に出るならもう少し上げとく事を進める。」
「う〜ん。考えとく。」
「ソラヤもさっきの戦闘で、何か言っていたから見たんだが。シーと一緒だ。AGIのみに頼るな。」
「考えときます。」
「その答えは考えないな。」


僕とシーにアドバイスをしてくれるローゼ。
前よりはバランスがいいと思うんだけど。
ローゼはなんでこんなアドバイスを?


「次にゴウさんとエイリさんだな。」
「俺はこうですよ。」




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ステータス アイテム▶︎プロフィール パーティ
―ゴウ Lv20
年齢/28
職業/戦士


スキル/女神の加護、かばう、盾Lv7、投擲Lv4、拳撃Lv4、蹴撃Lv4、観察眼Lv6、龍神の護り


称号/主人への誓い、龍神の友、天空の覇者、牙の狩人、森の盾を砕きし者、冒険者、職人


▶︎ステータス アイテム プロフィール パーティ
―HP 2,080/2,080・MP 1,780/1,780・SP 300/300
―STR/15・DEX/10・VIT/81(54×1.5)・AGI/20・INT/1・MND/81(54×1.5)・LUK/10
―Lvアップボーナス/0ポイント


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「ソラヤやシーが信頼するのも分かる数値ですね。」
「俺は皆んなを守るだけですから。」
「えぇ。頼もしいです。」
「これからもそのつもりです。職人って称号が増えてますね。あれが完成したからか…。」


何か考え込むお父さん。
職人って称号は今更な気もする。
家直したり、職人の仕事手伝ってたりしてたし。




「じゃー次は私ね。ローゼに言われて、ちゃんと他のも上げたんだから。」




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ステータス アイテム▶︎プロフィール パーティ
―エイリ Lv20
年齢/29
職業/神官


スキル/女神の祝福、投擲、採取Lv3、観察眼Lv8、龍眼


魔法/治癒Lv8


称号/神を崇拝する者、龍神の友、天空の覇者、牙の狩人、森の盾を砕きし者、冒険者、看護士


▶︎ステータス アイテム プロフィール パーティ
―HP 1,570/1,570・MP 1,440/1,440・SP 130/130
―STR/7・DEX/10・VIT/10・AGI/3・INT/1・MND/126・LUK/10
―Lvアップボーナス/0ポイント


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「その明るさで、皆んなを支えてあげて欲しい。」
「大丈夫、お姉さんに任せなさい。」
「なんだろう。不安だ。」
「ローゼ酷いぃ〜。」


ローゼとお母さんは、いつもこんな感じだ。
お母さんはしっかりしてそうで、どこか抜けてるからな。


逆にローゼは隙がなさすぎて、少し怖い印象がある。
そこの辺りは、クロイがうまくガス抜きと言うか、コントロールしているから怖い印象はないけど。


「ほほ。すっかり仲良しですな。」
「クロイも頼むぞ。何だかんだで、皆んなクロイを頼るところがあるからな。」
「えぇ。やれるだけやりましょう。」
「そうそう、クロイのステータスなんだが。」
「これですか?」




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ステータス アイテム▶︎プロフィール パーティ 叡智の書
―クロイ Lv20
年齢/13
職業/魔導師


スキル/叡智の女神、投擲、採取Lv3、観察眼Lv10、指導員、魔導の嗜み、恐怖耐性Lv5
魔法/水魔法Lv4、火魔法Lv3、風魔法Lv3、土魔法Lv3、光魔法Lv3、闇魔法Lv2


称号/知識の探求者、女神の話仲間、龍神の友、天空の覇者、牙の狩人、森の盾を砕きし者、冒険者、エレメンツマスター




▶︎ステータス アイテム プロフィール パーティ 叡智の書
―HP 2,980/2,980・MP 2,820/2,820・SP 160/160
―STR/4・DEX/10・VIT/10・AGI/6・INT/258(129×2)・MND/10・LUK/20
―レベルアップボーナス/0ポイント


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「やっぱり、INTに引っ張られて色々とやばいな。」
「ほほ。魔導師なんて皆んなこんなものでは?」
「この力、悪用されん用にな。」
「ほほ。心配はご無用です。わたくしに嘘は通じませんから。」
「そうだったな。」


何かし心配そうなローゼ。
クロイが人に騙されたりはしないだろう。
スキルで嘘は分かるし、何より本人が疑り深いから。


「ローゼ。私のは〜?」
「ナイトは初めからLv20超えてたじゃないか。」


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ステータス アイテム▶︎プロフィール パーティ 
―ナイト Lv39
年齢/115
職業/魔導師・デーモン・ロード


スキル/痛覚遮断Lv8、魅了無効、拳撃Lv7、観察眼Lv5
魔法/火魔法Lv8、闇魔法Lv8
称号/魔王軍、我が道を行く者、インファイター、天空の覇者、牙の狩人、森の盾を砕きし者、


―HP 5,089/5,089・MP 4,231/4,231・SP 1,443/1,443
―STR/45・DEX/37・VIT/37・AGI/37・INT/65・MND/40・LUK/10
―Lvアップボーナス/0ポイント


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「バランスも能力もナイトが一番だな。私も良き手本とさせて貰った。」
「えっへん!それにもうすぐで、40なの。そしたら超パワーアップ出来るの!」
「あぁ。楽しみではあるな。」


ここは年齢こそ違うが、本当の姉妹のように仲が良い。
天真爛漫な姉に、しっかり者の妹と言う図で…もちろん妹がローゼ。


「最後にローゼだな!ここは手本の私が見てみよう!」




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ステータス アイテム▶︎プロフィール パーティ
―ローゼ・ヴァイス Lv21
年齢/15
職業/戦士


スキル/鞭Lv8、拘束Lv7、蹴撃Lv5、観察眼Lv6、指導員


称号/冒険者、ギルドマスター(仮)、天空の覇者、牙の狩人、森の盾を砕きし者


▶︎ステータス アイテム プロフィール パーティ
―HP 1,753/1753・MP 1,039/1,039・SP 714/714
―STR/50・DEX/34・VIT/34・AGI/34・INT/5・MND/10・LUK/20
―Lvアップボーナス/0ポイント


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「あ〜確かに。どこかナイトに似た感じの振り方。」
「はっはっは。私の様な強さが欲しいのだろう。」
「そうですね。ナイトの様に…1人でも……私は強くなりたいのだ。」
「ん?」




全員分のステータス確認が終わった。
どこか初めから元気がなさそうな、感じはしてたけどローゼが語り出す。


「私は一緒には行けないが。皆んなの活躍を期待しているぞ。」


そうか、僕らは王都に行くし。ローゼはこの村の出身だったか。
ここにいる間だけパーティ組んでたんだ。…忘れてた。


皆んな返す言葉がなく黙り込む。
クロイも何も言う気はないのか、目を伏せている。


僕は………。



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