少年と執事とお手伝いさんと。〜全ては時の運〜
18話 龍神は物凄く過保護。
白い門を抜けて…抜けた先は。
「木に草と花。道が続いてるから、ここを歩けばいいのかな?」
「左右に続いてますな。道はどっちにする?」
「門を抜けたら、突然外って凄いですね。」
「そだね〜。さっきの白い門も無いけど、次はどこから行けばいいのかな?」
確かに!白い門が無いし。
栄ネェが言う通り、あの森にはどうやって行くんだ?
もしかしたら、ジルが手頃な場所に、飛ばしてくれたか…扉の先がランダムなのか。
ここで考えても分からない。
「ほほ。しかし…凄い方が友になりましたな。」
「ホントですよ。咄嗟に前に出ましたが、俺、正直死んだと思いました。」
「考えるより先に、体が動くあたり豪らしいね…まったく無茶してくれるんだから。」
「ん〜!生きてるんだね。本当に運が良かった。」
「運ねぇ〜…空ちゃんだから、出来た事ではあるけど。私の事も頼って欲しいな。」
「次はソラヤだけに戦わせないよう、しっかり鍛え、立派な盾となりましょう。」
「ほほ。私の魔法も、これからです。」
「はは、皆んな期待しているよ。」
次は1人じゃ無い。
僕らでジルに勝つ為に、これから頑張る!
その前に、ジルがくれたって言う、龍神の加護を確認しないと。
皆んなにも、自分の能力を確認するように言っておいた。
「えっと…【龍神の過保護】って……ジルは何をくれたんだ?」
僕はメニューを操作してスキル詳細を確認する。
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ステータス アイテム▶︎プロフィール パーティ ???
―ソラヤ Lv10
年齢/12
職業/盗賊
スキル/勝利の女神、刀Lv1、投擲Lv4、観察眼Lv6、手加減、蹴撃Lv4、拳撃Lv4、気配Lv2、危険察知、採取Lv1、▶︎龍神の過保護
称号/女神に愛された者・龍神の友
▶︎【龍神の過保護】必中系ダメージを必ず1で耐える。
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「あ〜確かに。これは過保護だな。」
「俺にはよく分からないけど。これはどう言う事でしょう?」
「ほほ。簡単ですよ。必中系のダメージでは、倒されないって事です。」
「それって、空ちゃんだからこそ、意味のあるスキルだね。」
「そうだね…ジルに感謝しなくちゃ。」
そう、必ず当たる攻撃で、僕を倒す事は出来ない。
そうなると、必中系スキルを使わずに、僕に攻撃を当てなければならない。
今のところAGIに割り振って、なおかつLUKが200ある訳だし。
「それで、僕はこんな感じだったけど。他の皆んなは、どんな感じだった?」
「ほほ。なら、わたくしから。」
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ステータス アイテム▶︎プロフィール パーティ 叡智の書
―クロイ Lv10
年齢/13
職業/魔導師
スキル/叡智の女神、投擲、採取Lv3、観察眼Lv6、指導員、▶︎魔導の嗜み
▶︎【魔導の嗜み】MPコントロールの制限をなくし、魔導に自由性与える。
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「で、魔導の何とかが、今回増えて、結局どう言う事?」
「魔導の嗜みですよ。制限って何だったのか、によりますが。1つ使ってみましょう。」
―ザボ。
「ふむ。とりあえず水の玉を作ってみましたが…これに何が?」
「あれじゃない?制限て数とか大きさとか。」
「数ですか、確か前回は2でしたね。……ほい。」
―ザボ、ザボ、ザボ、ザボ、ザボ、ザボ、ザボ、ザボ。
「ストップ、ストップ。何個出すのさ。」
「ほほ。行けるとこまでと思いましたが、今のところ…8ですな。まだまだ出せそうな気がします。」
「じゃ、それらをまとめて、大きい水弾って出来る?」
「ほぅ。こうですかね?」
―ザザザ…ブックン。
そう言うと、クロイは浮いていた8個の水弾を1つにまとめた。
1つ1つが、一箇所に集まりだす。
そこを更にMP使って、大きくする。
「はい、もうストップ!」
「……でっかいね。」
「これどうされるので?」
「ふむ。調子に乗りすぎましたな。…敵があそこに見えますね。」
「あれは、Lv8だって。それ当てちゃうと、倒しちゃいそう。」
「それは丁度いいですね。」
1メートル、2メートル、3メートル…そこで僕はストップをかけた。
これまた止めどなく、大きくなりそうだったから。
クロイ自体INTも高ければ、MP量も多いからか。
この【魔導の嗜み】ってスキルは、相性がとてつもなくいい。
パーティ欄のクロイの消費MPを確認してみる。
あれだけ大きな水魔法使っても、そんなにMP減ってないんだよな。
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《ウルフLv8を倒した。1(4)の経験値を得た。》
《ウルフLv8を倒した。1(4)の経験値を得た。》
《ウルフLv8を倒した。1(4)の経験値を得た。》
《ウルフLv8を倒した。1(4)の経験値を得た。》
《ウルフLv8を倒した。1(4)の経験値を得た。》
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「いやいや、クロイ。何してんのさ。」
「そのまま捨てるのも勿体無いかと。狼の群れに投げてみたら、こうなった。」
「強いやつで、絡まれたらどうするの?」
「そこは母さんに、ちゃんと聞きましたぞ。」
「あーうん。Lvも低かったし、さっきの水なら問題ないかって。」
「ならいいか…じゃなくて、お母さんはどんな能力で?」
「みる〜?」
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ステータス アイテム▶︎プロフィール パーティ
―エイリ Lv10
年齢/29
職業/神官
スキル/女神の祝福、投擲、採取Lv3、観察眼Lv5、▶︎龍眼
魔法/治癒Lv2
【龍眼】相手のLvやステータスが分かる。
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「うわ。何そのスキル。超助かる。」
「そうですな。相手の強さが分かるのは、戦うにあたって必ず必要ですからね。」
「そっか。皆んなの助けになるならいいね。今度あった時には、ジルさんに感謝しないとだね。」
「そうだね。あ、お母さん、あの遠くにいる芋虫みたいのLv分かる?」
「ん?見てみる。」
―リィィィ…
「「「!!」」」
「ワームでLv8だって、あとはレア度?って言うのが、Eって見えるよ…3人ともどうしたの?」
「ほ?いえいえ、凄いスキルと驚いていました。ねぇ?父さん。」
「え?ええ。凄いじゃないか栄理。」
「うんうん。」
「そう?ならいいけど。」
実は僕らが驚いたのは、栄ネェのスキルではない。
スキルを使っている時の栄ネェの目に驚いている。
目の色が金色で、しかも何だか…瞳孔が開くって言うのか…ぶっちゃけ、めっちゃ怖い。
とりあえず、僕が指定するまで、使わない様にお願いしておいた。
あの目で人を見たらと考えると……。
「お、俺の番ですね。はい!」
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ステータス アイテム▶︎プロフィール パーティ
―ゴウ Lv10
年齢/28
職業/戦士
スキル/女神の加護、かばう、投擲Lv4、蹴撃Lv3、観察眼Lv4、拳撃Lv3▶︎龍神の護り
▶︎【龍神の護り】ステータス向上、VITとMNDにボーナス。
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「あ、VITとMNDが×1.5なってます。」
「へ?何そのチート。」
「ほほ。皆んなを護ると言う気持ちから、得たスキルなのかもしれませんね。」
「ジルさんは、優しい方ですね。」
「ジルの過保護度合いが、凄いな。」
確認したら凄いスキルを貰ってた。
龍神って言うより、ジルが物凄く過保護だって事が分かった。
さて、そろそろ行こうか。
強くなる為、僕達は立ち止まる訳にはいかないからね。
「木に草と花。道が続いてるから、ここを歩けばいいのかな?」
「左右に続いてますな。道はどっちにする?」
「門を抜けたら、突然外って凄いですね。」
「そだね〜。さっきの白い門も無いけど、次はどこから行けばいいのかな?」
確かに!白い門が無いし。
栄ネェが言う通り、あの森にはどうやって行くんだ?
もしかしたら、ジルが手頃な場所に、飛ばしてくれたか…扉の先がランダムなのか。
ここで考えても分からない。
「ほほ。しかし…凄い方が友になりましたな。」
「ホントですよ。咄嗟に前に出ましたが、俺、正直死んだと思いました。」
「考えるより先に、体が動くあたり豪らしいね…まったく無茶してくれるんだから。」
「ん〜!生きてるんだね。本当に運が良かった。」
「運ねぇ〜…空ちゃんだから、出来た事ではあるけど。私の事も頼って欲しいな。」
「次はソラヤだけに戦わせないよう、しっかり鍛え、立派な盾となりましょう。」
「ほほ。私の魔法も、これからです。」
「はは、皆んな期待しているよ。」
次は1人じゃ無い。
僕らでジルに勝つ為に、これから頑張る!
その前に、ジルがくれたって言う、龍神の加護を確認しないと。
皆んなにも、自分の能力を確認するように言っておいた。
「えっと…【龍神の過保護】って……ジルは何をくれたんだ?」
僕はメニューを操作してスキル詳細を確認する。
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ステータス アイテム▶︎プロフィール パーティ ???
―ソラヤ Lv10
年齢/12
職業/盗賊
スキル/勝利の女神、刀Lv1、投擲Lv4、観察眼Lv6、手加減、蹴撃Lv4、拳撃Lv4、気配Lv2、危険察知、採取Lv1、▶︎龍神の過保護
称号/女神に愛された者・龍神の友
▶︎【龍神の過保護】必中系ダメージを必ず1で耐える。
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「あ〜確かに。これは過保護だな。」
「俺にはよく分からないけど。これはどう言う事でしょう?」
「ほほ。簡単ですよ。必中系のダメージでは、倒されないって事です。」
「それって、空ちゃんだからこそ、意味のあるスキルだね。」
「そうだね…ジルに感謝しなくちゃ。」
そう、必ず当たる攻撃で、僕を倒す事は出来ない。
そうなると、必中系スキルを使わずに、僕に攻撃を当てなければならない。
今のところAGIに割り振って、なおかつLUKが200ある訳だし。
「それで、僕はこんな感じだったけど。他の皆んなは、どんな感じだった?」
「ほほ。なら、わたくしから。」
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ステータス アイテム▶︎プロフィール パーティ 叡智の書
―クロイ Lv10
年齢/13
職業/魔導師
スキル/叡智の女神、投擲、採取Lv3、観察眼Lv6、指導員、▶︎魔導の嗜み
▶︎【魔導の嗜み】MPコントロールの制限をなくし、魔導に自由性与える。
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「で、魔導の何とかが、今回増えて、結局どう言う事?」
「魔導の嗜みですよ。制限って何だったのか、によりますが。1つ使ってみましょう。」
―ザボ。
「ふむ。とりあえず水の玉を作ってみましたが…これに何が?」
「あれじゃない?制限て数とか大きさとか。」
「数ですか、確か前回は2でしたね。……ほい。」
―ザボ、ザボ、ザボ、ザボ、ザボ、ザボ、ザボ、ザボ。
「ストップ、ストップ。何個出すのさ。」
「ほほ。行けるとこまでと思いましたが、今のところ…8ですな。まだまだ出せそうな気がします。」
「じゃ、それらをまとめて、大きい水弾って出来る?」
「ほぅ。こうですかね?」
―ザザザ…ブックン。
そう言うと、クロイは浮いていた8個の水弾を1つにまとめた。
1つ1つが、一箇所に集まりだす。
そこを更にMP使って、大きくする。
「はい、もうストップ!」
「……でっかいね。」
「これどうされるので?」
「ふむ。調子に乗りすぎましたな。…敵があそこに見えますね。」
「あれは、Lv8だって。それ当てちゃうと、倒しちゃいそう。」
「それは丁度いいですね。」
1メートル、2メートル、3メートル…そこで僕はストップをかけた。
これまた止めどなく、大きくなりそうだったから。
クロイ自体INTも高ければ、MP量も多いからか。
この【魔導の嗜み】ってスキルは、相性がとてつもなくいい。
パーティ欄のクロイの消費MPを確認してみる。
あれだけ大きな水魔法使っても、そんなにMP減ってないんだよな。
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《ウルフLv8を倒した。1(4)の経験値を得た。》
《ウルフLv8を倒した。1(4)の経験値を得た。》
《ウルフLv8を倒した。1(4)の経験値を得た。》
《ウルフLv8を倒した。1(4)の経験値を得た。》
《ウルフLv8を倒した。1(4)の経験値を得た。》
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「いやいや、クロイ。何してんのさ。」
「そのまま捨てるのも勿体無いかと。狼の群れに投げてみたら、こうなった。」
「強いやつで、絡まれたらどうするの?」
「そこは母さんに、ちゃんと聞きましたぞ。」
「あーうん。Lvも低かったし、さっきの水なら問題ないかって。」
「ならいいか…じゃなくて、お母さんはどんな能力で?」
「みる〜?」
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ステータス アイテム▶︎プロフィール パーティ
―エイリ Lv10
年齢/29
職業/神官
スキル/女神の祝福、投擲、採取Lv3、観察眼Lv5、▶︎龍眼
魔法/治癒Lv2
【龍眼】相手のLvやステータスが分かる。
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「うわ。何そのスキル。超助かる。」
「そうですな。相手の強さが分かるのは、戦うにあたって必ず必要ですからね。」
「そっか。皆んなの助けになるならいいね。今度あった時には、ジルさんに感謝しないとだね。」
「そうだね。あ、お母さん、あの遠くにいる芋虫みたいのLv分かる?」
「ん?見てみる。」
―リィィィ…
「「「!!」」」
「ワームでLv8だって、あとはレア度?って言うのが、Eって見えるよ…3人ともどうしたの?」
「ほ?いえいえ、凄いスキルと驚いていました。ねぇ?父さん。」
「え?ええ。凄いじゃないか栄理。」
「うんうん。」
「そう?ならいいけど。」
実は僕らが驚いたのは、栄ネェのスキルではない。
スキルを使っている時の栄ネェの目に驚いている。
目の色が金色で、しかも何だか…瞳孔が開くって言うのか…ぶっちゃけ、めっちゃ怖い。
とりあえず、僕が指定するまで、使わない様にお願いしておいた。
あの目で人を見たらと考えると……。
「お、俺の番ですね。はい!」
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ステータス アイテム▶︎プロフィール パーティ
―ゴウ Lv10
年齢/28
職業/戦士
スキル/女神の加護、かばう、投擲Lv4、蹴撃Lv3、観察眼Lv4、拳撃Lv3▶︎龍神の護り
▶︎【龍神の護り】ステータス向上、VITとMNDにボーナス。
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「あ、VITとMNDが×1.5なってます。」
「へ?何そのチート。」
「ほほ。皆んなを護ると言う気持ちから、得たスキルなのかもしれませんね。」
「ジルさんは、優しい方ですね。」
「ジルの過保護度合いが、凄いな。」
確認したら凄いスキルを貰ってた。
龍神って言うより、ジルが物凄く過保護だって事が分かった。
さて、そろそろ行こうか。
強くなる為、僕達は立ち止まる訳にはいかないからね。
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