情報屋と絆の友の会

鉄道1014

外伝~エイプリルフール~

幻島〜絆の友の会本部〜
ミント「すみません。ドクターさん、森下さん。休日に診察に来てもらって。」
ドクター「いえいえ、来ないと来ないで、ホームズに殺されますからね(笑)」
森下「あの人が怒ると怖いからですので」
ロイド「やはり思うところは同じなのですね。琴音さんも同じことを言っていました。」
森下「琴音来ているの?」
ミント「ええ、最初に相談したので。」
ドクター「いったいどんな感じになっているんだ?」


絆の友の会〜診察室前〜
森下「…。」
ドクター「なんだ?この数の子供達の行列は!?」
琴音「ドクター!森下!」
森下「琴音!これは一体…?」
琴音「2人の診察待ちの子供達よ!今日になっていきなり増えたの!」
ドクター「なあ、応援呼んで良いか?この数を捌ききる自信なし。」
森下「私も同感…。」
琴音「ミントさん!ロイドさん!良いですか?応援呼んでも?」
ミント「現場の判断に任せます。」
ロイド「丸投げですまないが、医療のことはミントも俺も全然わからなくてね。そちらの専門の人の判断に任せたい」
琴音「OK見たいよ!」
ドクター「ありがてえ!それじゃあ連絡するから少し待ってくれ!」
森下「私は一足先に、重症患者から見ていくことにするね。」
琴音「お願いね。2人とも。」


〜30分後〜


石井「おいドクター!来たぞ〜!」
工藤「そんなに人数多いのか?」
ドクター「ご覧の通りこの並び順だ。」
工藤「おいおい。」
石井「これ全員かよ!?」
森下「早速来たところ悪いけど手伝ってくれる?」
石井「感染病類か?」
ドクター「ひとまずそれはない。調べた限りでは。」
工藤「それじゃあどうなっているの?」
ドクター「分からん。」
石井「超能力病か?」
森下「かなりの病名を疑ったけど、検査結果に異常無しではね。」
工藤「ガチのお手上げモード?」
森下「言いたくないのだけどね。ホームズを呼んだ方がいいみたい。」
琴音「ホームズなら今日の夜まで来れないみたい。」
ドクター「俺も連絡してそう言われた。」
石井「マジ?」
ドクター「マジ。」
琴音「ホームズが来るまで持ちそう?子供たちは?」
森下「それは大丈夫だけど…。」
石井「あいつ、1人でこんな数の診察したら死ぬぜ。」
ドクター「過労で倒れるな。間違いなく。」
ミント「どうしよう…。」


〜そして夜〜
香川「お〜い!来たぞ〜!」
琴音「って!なんであんたがくるのよ!」
ドクター「ホームズが来るはずでは?」
香川「そうだな、お〜い子供達!ご苦労さん!エドワードから褒美を受け取ってくれ!」
医者たち「ええ?!」
乱太郎「俺たちの勝ちだな!」
旭「でも褒美もらってもいいのかな?」
光「いいよ。はいあげる!」
琴音「光ちゃん?!」
優奈「あんたも試されていたんだよ。琴音。」
熊五郎「悪いとは思ったのだがな。」
琴音「え〜〜?!」
ホームズ「よっこらせ。」
シラス「お疲れあなた!」
ホームズ「ああ、お前もな。子供達もお疲れさん!」
子供達「は〜い!」
ドクター「ど言うわけか説明を。」
エドワード「ドクター…。」
ドクター「何でしょうか、エドワード様。」
エドワード「ここで様付け禁止!そして今日のことすべて覗かせてもらったわ!」
香川「まあ、死亡ゼロならまだましだな。」
エドワード「だからといって、これ程度の病気を解明できないなんて、超能力病専門の医師失格よ!」
ホームズ「それは言えるな。」
ドクター「何でだ〜?!」
琴音「あ。」
香川「どうした?」
琴音「今日、4月1日だはわ」
森下「まさか…。」
乱太郎「今日は、エイプリルフールだぞ!」
アニャー「私たちの言っていた症状は…。」
アリー「すべて嘘!」
医者たち「嘘〜?!」
ホームズ「そして子供たちの表面的な症状は、俺とシラスによる超能力の幻覚。」
医者たち「ガーン」
琴音「こんな、エイプリルフールもう嫌。」
ホームズ「嫌がらせではない。これはみんなの要請の基づくものである。と言っておこう。あとは任せる。」
香川「OK。ドクター!ミント!琴音!お前たちの連携に乱れがあると子供達からの訴えがあった。そこでどんなもんかと思ってこのような事をした。言っておくが、子供たちの言っていた症状をまとめると[超能力型神経圧迫症]だからな!わざと違うものも混ぜたが…。」
琴音「…。」
優奈「あんたならわかると思ったのだけど?なった事があるんだから。」
琴音「何も言い返せない。」
香川「ドクター…。何か言いたいことはある?」
ドクター「すまねえ、何も言えない。申し訳ない。」
エドワード「取り敢えず、医者組は、1週間ホームズの特別授業。」
香川「今後こんなことのないように。」
医者組「理解。」
香川「絆の友の会の面々もな!」
琴音&ミント「理解…。」
ホームズ「まあ、これで改善されればいいから。俺的には。」
香川「だな。」
ホームズ「ところで、エドワード、香川。」
香川「なんだ?」
エドワード「なに?」
ホームズ「今回の出費関係は、すべてお前たち持ちな。これ請求書。」
香川&エドワード「は?」
ホームズ「お前らも罰ゲーム。連帯責任だから宜しく。」
エドワード「あの〜、今回は絆の友の会の決済のはずでは…。」
ホームズ「今日は何の日?」
香川「待て、その嘘は嫌だ〜!」
エドワード「王族を虐めると後で痛い目にあうよ!」
ホームズ「俺の闇の名は?」
香川&エドワード「ナポレオン・ルパン4世…。クスン!」


子供たちは爆笑した!
その後、料金は、香川とエドワードで支払い、医者組は1週間の超能力病のことを叩き込まれた。


追伸
大人たち「あいつ(ホームズ)の嘘は二度とやだ〜!」
エドワード「仕返しできると思う?」
香川「無理だな」
エドワード「ガク…。」


終わり



「情報屋と絆の友の会」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

コメントを書く