情報屋と絆の友の会

鉄道1014

ホームズ(ナポレオン・ルパン4世)の凄さとは?(前篇)

イギリス~通信管理局前~


ホームズ「はぁ、何で俺はこうなるのよ~!」
サツキ「子供たちの件は私たちからも何かお詫びを考えますので、
今は、今回のこの障害を何とかしてください!」
シズカ「サツキの言う通りです。私たちで考えますので、
この障害を早く解決しましょうよ!」
林「それに今回は、王宮が後ろ盾してくれているみたいだから、
金も案外ぼったくれるじゃないんか?」
ホームズ「それは、前提のうちよ!それで、王宮の人は誰が来ているんだ?」
サツキ「ホームズさんの知り合いです。」
ホームズ「だろうな、嫌な予感がしてきた。」


通信監理局~通信監理集中室~


エドワード「遅いわよ!ホームズ!!」
ホームズ「やはりお前か~!俺を王宮の名をかたって呼び出したのは!」
エドワード「だって私、王宮の人間だもん!」
ホームズ「はぁ~。」
エドワード「早く仕事を行ってほしいのだけど?」


こいつは、エリザベス・エドワード。イギリスの未来の女王陛下候補。
今は、特別超能力犯罪に関する王宮の対応の人間でもあり、
外交にも強いという俺には怖いという感覚はないが、
他の人からしたら、かなり怖いらしい。
それと、エドワードと名がついているが
れっきとした女性というのがまぎわらしい。
なんでも祖父母が間違えたらしい。
俺とは長い付き合いになっている。
一時期は、俺と付き合っているんじゃないんかという噂まで出たらしい。
全力で否定したがな。だが向こうは何かその気があったらしく、
俺が結婚した時にはかなり怒っていた。


ホームズ「わかったよ!分・か・り・ま・し・た!!
でもその前に、報酬を聞いてもいいかい?」
エドワード「いつも通りの金額よ!」
ホームズ「じゃ俺はこれで…。」
エドワード「勘弁してよ!こっちも金欠なんだよ!
あんた金持ちでしょ!今回は安くしてよ。
お母さまからもそういわれているし。」
ホームズ「マリアが?」
エドワード「そうよ!だ・か・ら。」
ホームズ「なおさらだめだ。」
エドワード「なんで?」
サツキ「エドワード様、今まで絆の友の会に居て、
子供たちの相手をしていたので、機嫌悪いのですよ。」
エドワード「ええ、林たちから聞いているわ!」
林「それでな、エドワード。子供たちにな、
いつものの報酬の中から欲しいものを
何でもかつてあげるという話になっているのだよ。
そのためにはいつももの報酬の10倍はないといけないんだよ。」
エドワード「10倍?!そんな額払えるわけないんじゃん!」
シズカ「でもそれをのんでもらわないと、
ホームズさんは、今回、動かないかと。」
エドワード「琴音と話をさせて!!それからよ!交渉は!!」
ホームズ「お~い、配下の人間が早く直せという顔しているんだけど、
俺、帰ってもいいか?後、放置しておいてもいいのかこれを?」
エドワード「サツキさん!大丈夫だよね?!」
サツキ「多分ですけど、また何かあれば、
異常なアラームが鳴りますし。多分ですけど。」
エドワード「ならよし。琴音と話をさせて。
もしくはミントさんでもいいから。」


~数分後~


エドワード「わかったよ~!子どもたちには
何か送るからよろしくね。」


通信を切った。


エドワード「はぁ、お母様に怒られる…。」
ホームズ「俺は知らんからな。」 
配下の人間A「エドワード様。」
エドワード「はい?」
配下の人間A「やはりこの人に任せるのは
まずいのではないのでしょうか?」
エドワード「この人は腕だけはいいんだから、
任せておけばいいんだよ!」
配下の人間B「だからって報酬を渡すのはどうかと…。」
エドワード「仕方はないわ。彼は情報屋だからね。
仕事として来ているんだから、しょうがないけど、
今回はかなりぼったくられたわ。
お母様に怒られるの決定なんだけど…。」
配下の人間A「どれぐらいなのですか?」
エドワード「いつもの報酬が、20万ちょっと、
今回はその10倍だから、200万…。」
配下の人間B「いやいや、多すぎますよ!!!
20万でも多いのに、200万って、
王宮指令をバカにしていませんか?彼?」
エドワード「馬鹿にはしていないけど、
今回、嫌な予感がするのよね〜。」
ホームズ「話はまとまったか?」
エドワード「ええ!早速仕事に
取りかかってくれるかしら?」
ホームズ「了解。では今、
どいう状態なのか誰か説明してくれ。」
サツキ「は、はい!」
ホームズ「お前じゃねえよ。
お前ばかりに押し付けるな〜!」
サツキ「私は構いませんが…。」
ホームズ「お前は、警察の人間だろ!
通信管理局がやるもんだろこいうの!」
サツキ「それが…。」
エドワード「無能な通信管理局の人間は
すべて首にしておいたから、誰もいないよ。」
ホームズ「無能だからって、全員首にすることないだろ。
まぁ良いやなら、それなら、もうめんどくせいから、
サツキ!説明してくれ!」
サツキ「りょ、了解です!」
サツキの話したのは、かなり深刻な物だった。
ホームズ「それで、お前がお手上げになったのか?」
サツキ「は、はい。」
エドワード「各通信機械の電波障害・
銀行のシステム・そしてコロン通信…
おまけの果てに、王宮の特別通信装置までとはね…。」
ホームズ「王宮の特別通信装置が駄目なったから王宮指令出たのか?」
エドワード「そうよ。あとコロン通信も駄目なのが痛い。」
ホームズ「ワームからかなりめずらしいウイルス・
おまけの果てにハッキングまでくらっている訳か。」
エドワード「なんとかならない?」
ホームズ「無理って言ったら?」
エドワード「それでも直してもらう。」
ホームズ「だろうな。なら聞くな。なんとかしてみせる。
先ずは、一般回線からだ。」
配下の人間B「王宮の特別通信装置が先でしょ?」
エドワード「いいのよ。
順番なんて、今回は気にしたら負けよ。」
配下の人間A「気にするという問題ではないですよ!」
配下の人間B「そうですよ!
王宮の特別通信装置が先ではないのですか!」
エドワード「こー言っているけど、
ホームズ変える気はないんでしょ?」
ホームズ「変える気はないんだが?
俺のやり方に気に入らないのであれば、
他の人を使ってくれ。その場合、俺は帰る。」
エドワード「いやいや、あんたになってもらわないと困るよ。
他の当てもないし。引き続きお願いね。」
ホームズ「シズカ!」
シズカ「は、はい!」
ホームズ「5番回線から13番回線まで頼む。
サツキは、20番回線を頼む。」
サツキ「1番回線などは?」
ホームズ「俺がやる。」
エドワード「かなりの数だけど大丈夫?あんたの負担多いけど…?」
ホームズ「何とかなるさ。」
エドワード「じゃあ、任せるわ!」


そいうと、ホームズは、端末を以上の速さでたたき出した。


カタカタカタカタカタカタカタカタ


配下の人間A「なんだあの速さは?!」
配下の人間B「本当に単なるの情報屋なのか?」
エドワード「言ったでしょ、ナポレオン・ルパン4世だって!」
林「エドワード様、それ言っていない。」
エドワード「あれ?言っていなかったっけ?」
配下の人間A「ナポレオン・ルパン4世だって聞いていませんよ!?
こんな大事なこと最初に言ってくださいよ!?」
配下の人間B「ナポレオン・ルパン4世だったら、
何されるかわかりませんよ?!」
エドワード「大丈夫よ!なんていったって、私の元カレだもん!」
ホームズ「ガクン~!」


ピー、ピー、ピー


みんな「え?」
エドワード「どうしたの?そんな顔して?」
林「エドワード様、まだそれ言っているのですか?」
斎藤「聞き飽きました。」
坂下「知らない人が聞くとスキャンダルになるので、
公式の前ではやめておいてくださいね。」
サツキ「シズカさん知っていましたか?」
シズカ「いいえ。初めて知りました。」
ホームズ「おい!林・斎藤・坂下!真実ではないことを言うんじゃない!」
林・斎藤・坂下「真実だろ!」
エドワード「真実ね。」


同時に言った!


ホームズ「勘弁して!」
配下の人間A「初耳どころか本当に
スキャンダルですよ!!どいうことですか!?」
エドワード「言った通りよ!私の初恋だもん!」
林「初恋して、エドワード様が、
ホームズに告白して断られたという、
スキャンダルとしては面白い状態だからな。」
エドワード「告白して断られたんじゃないわ!保留中よ!」
ホームズ「誰が言ったんだよ!?」
エドワード「私が決めたのよ!」
ホームズ「俺は既婚者だぞ!
スキャンダルどころの騒ぎでは済まないぞ!」
エドワード「あんたが神様になれば一夫多妻制だから…。」
ホームズ「俺は神様にならないとあれほど言っているだろう!
神核は要らんからな。」
エドワード「私は諦めないからね~!うふふ!」
ホームズ「はぁ、仕事に集中したいから静かにしておいてくれ。」
エドワード「わかったわ。」
ホームズ「シズカ・サツキ、そっちの様子は。」
シズカ「は、はい!じゃあ私から…
5番回線から7番回線まで完了しました。
8番から12番回線は今、おこない中です。13番回線はまだです。」
サツキ「20番回線ですが、すでに完了しています。
シズカさん、13番回線、私がやりましょうか?」
ホームズ「シズカ、厳しそうなら、任せてみろ。
但し、サツキ!かなり難しいぞ。」
サツキ「は、はい!大丈夫です。頑張ります!」
シズカ「では、お願いします!」
ホームズ「シズカ、回線を触った感覚、どう思った?」
シズカ「は、はい!初心者が行った感覚ですね。
ところどころ、無理やりにウイルスを流した感じです。
やり方がわからないからこうしたという感じですね。」
エドワード「じゃあ、あまり慣れていない人の犯行?」
ホームズ「それも一人だな、これやったの。」
全員「え?」
ホームズ「どうした?豆鉄砲食らったような顔して。」
シズカ「一人でこれだけのものをやったのですか?」
ホームズ「そうだな、シズカの言う通りこれは初心者の犯行だ。
ただな、本命を狙ってやったらここまで広がったという感じだな。」
林「それで、その犯人は?居場所を掴んだ感じの顔しているけど?」
エドワード「それも重要だけど、さっき言っていた、本命って?」
サツキ「というか、ホームズさんがやったところすべて直っている。
もうすべて終わったのですか?」
ホームズ「いっぺんに言ってくるな。
まず、林の質問だが居場所はわかりやすく教えてくれた。
エドワードの質問だけど、本命というのはおそらく俺の予想だが、
学校のサーバーのハッキングだな。
正確には、教育委員会のサーバーが狙いだな。
最後にサツキの質問だが、すでに終わっている。
エドワードがバカなことを言っている間に。」
林「居場所については後で聞くとして、なぜ今回の本命先が
教育委員会なんだ?」
エドワード「確かに、教育委員会になんのようなのよ。
金にはならないよ。やっても。後、バカな話とは何だよ!」
ホームズ「バカな話だよ。それと、教育委員会を狙ったのは、
たぶんテストの回答を欲しさにやったらこうなったということだな。」
全員「…は?」
配下の人間A「やはりこの人にやらせるのは、ダメでしたね。」
斎藤「い、いや、証拠があって話しているのだろ、お前の場合。」
ホームズ「証拠といわれてもな…。これしかない。」


ピ!
そう言って、ホームズはある画面を拡大にした。


シズカ「これは…?」
サツキ「テスト用紙に赤文字で答えが書いてあるようですね。
問題を見て解いていくとこの回答になります。
それとこれは、中間テストでしょうか?学校名が入っています。」
林「だな。それでホームズ、これはどこから出てきたんだ?」
ホームズ「犯人のサーバー。」
全員「え?」
エドワード「あんたいつの間に…。」
ホームズ「バカ話をしている間。」
エドワード「だ・か・らバカな話ではないよ!!」
林「まぁまぁ、それは置いておいて、それで、犯人の居場所は?」
ホームズ「あと1分後に来るやつの端末に送ってあるからよろしく。」
エドワード「誰よそれって?」
香川「それは~、俺だ!」
全員「え?」
香川「あとは任せろ、ホームズ!!」
ホームズ「任せたくないけど任せた!」
香川「了解~!」


こいつは、香川・トーマス。俺の従兄弟だ。
Interpolの緊急事態対策本部の課長である。
苗字が香川なのは、イギリス旅館の香川という旅館の女将と結婚したからだ。
緊急事態でも起きない限り飛んでこない人間だが、
なぜか俺には甘いし優しい。


エドワード「香川、あんた居たの!?」
香川「まぁな、そっちはホームズに任せて、
俺たちは現場に向かうぞ!」
ホームズ「通信は回復しているから使えるぞ!
コロンはまだだけどな!あと30分かかる。」
林「普通の通信回復しているのかよ!?
それを早くに言えよ!じゃあ俺らは行ってくる。」
エドワード「私は残るわ~。調べてほしいことがあるからこの人に。」
林「了解です。行ってきます。」
ホームズ「調べてほしいもの?なんだそれは??ことによっては別料金だぞ。」
エドワード「大丈夫よ、今回に関係しているから、逆に別料金だと困る。」
ホームズ「それで、内容は?」


エドワードから調べてほしいものとはいったい何なのか?
また、林たちがいく先にいる犯人の素顔とは?
次回へ続く。



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