シューティングスター
悪魔
俺のクラスの担任の先生、阿達晴は年が離れている近所の面倒見がいい兄貴のような人だった。
「どうした蓮、いつもの威勢の良い言葉は何処にいったんだ?」
先生の手には一丁の拳銃が握られていて、銃口の先からは煙が空に昇って火薬の匂いを充満させる。
「な、なんで、そんなもん持ってんだよ」
突然の事に上手く喋れているかは分からないが今起こっている現状がよく分からない。
「安心しろ血は流れていねーだろ、麻酔弾だ」
その発言から俺は女生徒を見る、言った通り女生徒からは一滴の血が流れていない。
「取り敢えず場所を移動するぞ、芽衣待たせてんだろ」
そういうと先生は女生徒を抱えて下駄箱までの階段を降りていく、俺はその後一言も発せずに後を着いていくしか出来なかった。
「あれ先生と蓮一緒だったんだ、早く帰ろう」
「芽衣先に帰ってろ、こいつは補習だ」
そう言うと先生は校舎の中に入っていく、俺はそれを追うように芽衣に一言言ってからその場を後にする。
〜空き教室〜
「さて、何処から話したものか」
「全部だよ!さっきの女生徒の事とか銃の事とか!」
騒ぎ立つ俺を阿達晴は手で落ち着かせるように指示する、そしてポケットからタバコを取り出して口に加える。
「人はな欲が強くなるとそれを多く求めたり他者から奪おうとする自意識があるんだ、その自意識につけ込んでその欲求を倍増させ意識を乗っ取る悪魔がいる」
「悪魔!?」
タバコに火を付けて一息吐く、白い煙が昇る。
「その悪魔をカラと呼ぶ、聞いたことあるだろ?お前の目にもし黒いモヤが見えているとしたらそいつはカラだ」
あまりにも荒唐無稽な話に思考が一瞬停止する、口が開いたまま言葉が出てこなかった。
「悪魔と言っても倒せないことはない、俺がやったように取り憑かれたものを無力化するかそいつを殺すかで悪魔は消える」
そして晴は何もないところから一丁の拳銃を出現させた、クルクルと回し始め銃を勢いよく上へ放り投げた、その瞬間銃は姿を変えていき1人の女性へと姿を変えた。
「こいつは『にいろ』俺の相棒だ、ここからが重要なんだが…」
「いやいや待てって全然わかんねーよ!今この状況も…」
その瞬間教室の窓のガラスが粉々に割れて大きい黒いモヤが3つ連なって教室の中に入ってきた。
「ここに、英雄がいると聞いて来たがどちらかね?」
「ちぃとまずい状況だな、上級悪魔三体とは笑えねーぜ」
「どちらでもいいが私を退屈させぬ相手ならば力量を見せてみよ、人間」
突如と放たれるプレッシャーに足が震えだす、一歩も動けない状況にどんどん思考が追いつかない。
『ピー』
「こっちらは阿達、上級三体来てるぞ応援こい」
無線でのやり取りだと思われ通信が切れると阿達晴はこっちを向いた。
「蓮、少し離れてろ対悪魔戦早速実戦経験したくねーなら」
そういうと俺の腹を蹴り飛ばし動けない俺を後方へと追いやる。
「態々守るものの価値があるものなのかね、人間とは何時だって不効率的存在だな」
「こいつがこれからお前らを倒していく未来はもう決定してんだ、そのために俺がいる」
ポケットに入れた右手を出し隣にいる彼女を銃へと変幻させタバコを消し地面へ投げる、
その瞬間二つの存在は姿を消した。
「どうした蓮、いつもの威勢の良い言葉は何処にいったんだ?」
先生の手には一丁の拳銃が握られていて、銃口の先からは煙が空に昇って火薬の匂いを充満させる。
「な、なんで、そんなもん持ってんだよ」
突然の事に上手く喋れているかは分からないが今起こっている現状がよく分からない。
「安心しろ血は流れていねーだろ、麻酔弾だ」
その発言から俺は女生徒を見る、言った通り女生徒からは一滴の血が流れていない。
「取り敢えず場所を移動するぞ、芽衣待たせてんだろ」
そういうと先生は女生徒を抱えて下駄箱までの階段を降りていく、俺はその後一言も発せずに後を着いていくしか出来なかった。
「あれ先生と蓮一緒だったんだ、早く帰ろう」
「芽衣先に帰ってろ、こいつは補習だ」
そう言うと先生は校舎の中に入っていく、俺はそれを追うように芽衣に一言言ってからその場を後にする。
〜空き教室〜
「さて、何処から話したものか」
「全部だよ!さっきの女生徒の事とか銃の事とか!」
騒ぎ立つ俺を阿達晴は手で落ち着かせるように指示する、そしてポケットからタバコを取り出して口に加える。
「人はな欲が強くなるとそれを多く求めたり他者から奪おうとする自意識があるんだ、その自意識につけ込んでその欲求を倍増させ意識を乗っ取る悪魔がいる」
「悪魔!?」
タバコに火を付けて一息吐く、白い煙が昇る。
「その悪魔をカラと呼ぶ、聞いたことあるだろ?お前の目にもし黒いモヤが見えているとしたらそいつはカラだ」
あまりにも荒唐無稽な話に思考が一瞬停止する、口が開いたまま言葉が出てこなかった。
「悪魔と言っても倒せないことはない、俺がやったように取り憑かれたものを無力化するかそいつを殺すかで悪魔は消える」
そして晴は何もないところから一丁の拳銃を出現させた、クルクルと回し始め銃を勢いよく上へ放り投げた、その瞬間銃は姿を変えていき1人の女性へと姿を変えた。
「こいつは『にいろ』俺の相棒だ、ここからが重要なんだが…」
「いやいや待てって全然わかんねーよ!今この状況も…」
その瞬間教室の窓のガラスが粉々に割れて大きい黒いモヤが3つ連なって教室の中に入ってきた。
「ここに、英雄がいると聞いて来たがどちらかね?」
「ちぃとまずい状況だな、上級悪魔三体とは笑えねーぜ」
「どちらでもいいが私を退屈させぬ相手ならば力量を見せてみよ、人間」
突如と放たれるプレッシャーに足が震えだす、一歩も動けない状況にどんどん思考が追いつかない。
『ピー』
「こっちらは阿達、上級三体来てるぞ応援こい」
無線でのやり取りだと思われ通信が切れると阿達晴はこっちを向いた。
「蓮、少し離れてろ対悪魔戦早速実戦経験したくねーなら」
そういうと俺の腹を蹴り飛ばし動けない俺を後方へと追いやる。
「態々守るものの価値があるものなのかね、人間とは何時だって不効率的存在だな」
「こいつがこれからお前らを倒していく未来はもう決定してんだ、そのために俺がいる」
ポケットに入れた右手を出し隣にいる彼女を銃へと変幻させタバコを消し地面へ投げる、
その瞬間二つの存在は姿を消した。
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