ヒエラルキー最下位のテイム使いの成り上がり

深爪

いざギルド

次の日


とりあえず仕事といえばギルドでしょ。
まあ、ギルドに来てもまだテイムしてるモンスターないから、ロクな仕事選べないと思うけど…。
モンスターは仕事の中で見つければいいか。


俺が来たのは一番有名なギルド、ライオンズローリング
ここらへんじゃあ、一番有名で、いろんなテイマーがいる。


ギルドの中は、いろんなモンスターを連れている人で溢れている。


狼型、ネズミ型、梟型、いろいろいるな。
獅子型もいる…!羨ましい…かっこいいな…
俺もいつか…。虫で獅子に似てるのいるかな…(白目)


…これからの仕事の相談しよう…


「仕事お探しですか!!」
そこにいたのは、


猫耳だ…かわいい…もふもふしたい…
受付は天真爛漫とした猫耳の獣人だった。


「もふもふだ…」


「にゃ?」
心の声がついでてしまった。。。猫いいよね。猫。
違う。今言いたいことはこれではない。


「は、はじめまして!セリといいます!昨日能力を授かったばかりで、仕事さがしてます!」


「あーね!昨日から新人さん溢れてるのにゃ。とりあえず、新人講習に行くにゃ!」


ほんとに、語尾ににゃってつけるんだ…あざとかわいい…
あんまり獣人見ないから、新鮮…
というか新人講習会…?


「え、新人講習会ですか?すぐ仕事探したいんですが…」


「新人は新人講習受けないと、ギルドカード発行できないのにゃ。あと、テイムしてないにゃ?なんの役にも立たないにゃ。」


「えーまあ、うん。それでも…いきたいなーとか」


「うるせえ…なあ。糞の役にも立たねえ、ひよっこ出して何させるんなら?あ?さっさと言うこと聞いて、講習受けてこいハゲ」


「え…あれ…え。口調…え?」


「営業トーク。以上。猫だからにゃとか言うかボケ。ヒューマン族だから、語尾にヒューマンとかつけるキチ○イなのかてめえは。これ、新人講習の日取りだから、早く行けよ。カス。」


突然のことに唖然としたまま、講習の日取りが書かれたカードを渡され、受付を閉じられた。
何か裏切られた気持ちでいっぱいだが、心の中に何か違うものが生まれてくる。この気持ち、まさに初恋!


「…これが成人というものか…」


渡されたカードをみると、日程が書かれていた。
書かれていたかだもうすぐはじまる時間じゃん。。。
場所はギルドの裏の闘技場か。
早くいこう。


新人講習って何するんだろう。
知り合いいるかな。



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